Japan Akihito Fujii's Weblog 日々是新 Akihito Fujii's Weblog

木曜日 11 24, 2005

English Translation: (Google) / (Yahoo!)

JavaOne Tokyoとその後のリカバリでなかなかきちん整理したものを書いていないのですが・・・何度も書きますが、ITビジネスの現在と将来を考えるためのネタとして、ITビジネスに身を置くのであれば、これらの記事は必読です。現在のWeb 2.0の話は今後のビジネスを考える上での示唆に富み、興味深いものがあります。(特にInternetの成長とともにビジネスを拡大してきたSun社内の人間には特に読んで欲しい。Web 2.0という言葉は嫌いなのですが、これだけ市民権を得てしまっていては流れ上しかたがないですかね。)

Web 2.0:次世代ソフトウェアのデザインパターンとビジネスモデル(前編)
Web 2.0:次世代ソフトウェアのデザインパターンとビジネスモデル(後編)

Web 2.0の示唆する内容を「サービスプロバイダーのためのネタでしょ?」とか「それは本来の意味から言うとITの技術ではないよね」とか「Sunはインフラベンダーなんだから関係ないんでしょ」「俺はものとライセンスを売る営業だから」という、いわゆる固い頭の人がいたら、もう一度読んでみてください。これは単なるテクノロジーの話ではありません。ITビジネス全体の今後の方向性の話です。

ビル・ゲイツは確実にこの動きを認識しています。インフォテリアの江島さんのBlogと自身の話も面白い。しかし、Sun でもJonathan SchwartzやGreg Papadpoulosにも、このぐらいのえげつないメールを送って欲しいものです。

「サービス化の波に備えよ」--ビル・ゲイツによる話題のメモを全文公開
[江島健太郎 / Kenn's Clairvoyance]ビルゲイツの怒号

オープンソースソフトウェアの利益を享受するプレーヤー、ITパーツのコモディティ化とITビジネスの拡大についてそれらを絡めて以前書きましたが、これらの流れはビジネスとしてのWeb 2.0に繋がっていきます。現在の開発ツールやミドルウェアのオープンソース化、ネットワーク上に展開される開発プラットフォームは、同様な展開でApp 2.0(勝手に造語)に結びつくのでしょう。
Sunには何かアドバンテージがあるのでしょうか。私としてはもっとも「ある」部類に入る会社だと思います。オープン、オープンソース、ソフトウェア・ライセンス体系の革新、Developer Grid等など、Web 2.0/App 2.0の土台になりうるネタがゴロゴロしているではありませんか。Java, OpenSolaris, OpenOffice, Project Looking Glass, Project GrassFish, Liberty, NetBeans/Sun Java tools, Developer Grid, Java.Net, Open Community・・・これだけあって出来ないはずはありません。既存のインターネット上のサービスベンダにもシステムが展開されているではありませんか。ソフトウェアのライセンスのみの会社と違って、ハードのグリッドサービスへの展開も含めてビジネスを計画できるではありませんか。なんという幸運。特定のモノを直接売ってお金を頂く形は維持しながらも、サービスプロバイダとデータセンターとオープンコミュニティ3者を繋いだをビジネスをSunがトライする時期にきいているのではないかと個人的には真剣に考えています。SIer/ISVと組んでシステムを売ることも無論大事ですが、ITビジネスの新たな潮流にのるためにもISP/OpenCommunity/DataCenterと組んでサービスビジネスで確固たる地位を築くことも大切です。Data Centerにはユーティリティモデルでハードを提供しつつサービスプロバイダを繋げ、サービスプロバイダにはData Centerを繋いでスタートアップのリスクを軽減しつつ、Open Communityベースのソフトウェアを提供し、かつサービスRemixをCommunityに繋げつつ、Open CommunityにはCommunituyの支援とエンジニアへのビジネス(お金), Developer Grid への結びつけを提供する・・・ハードルは無論高いのでしょうが、もし実現したらと考えると、想像しただけでもワクワクしてきます。

ソフトウェアもサービスもすでに参加型で成長しつつあります。この流れを捉えるには、固い頭の参加型の柔軟体操(飲み会?)がもっと必要です・・・。
投稿されたコメント:

遅いよ、藤井さん、update が。 サンは社内の社員限定へメールなんてチンケな方法じゃなくって、Jonathan 自らオープンにブログで再三この流れについて書いてますからね。それだけでなく、公のいろんなところで message out してるし、何よりも、おっしゃる通りサン自身が口先ではなく Web 2.0 的な Innovate. Act. Share を実践してますから。大人な会社なんで、おまえらわかってるよな、空気嫁!という感じなんじゃないでしょうか。いずれにせよ、この潮流に乗れない (気づかない、当事者意識のない) やつは、恐竜のように絶滅していくんじゃないかと。キーワードは "個 (Identity) の力" です(って自分の無理やり自分の領域に持ってきてみる)。

Posted by shingoy on 11月月 24日, 2005年 at 09:48 午後 JST #

(あおりには真剣に反応するしかないか・・・)更新遅いか・・・すまん。しかし、山中さん、Jonathanからのblog でのMessage outとその空気を読んで、Web 2.0時代での(特にSunのIdentity managementのspecialistとして、)IT業界またはSunの将来に対する提案とはどのようなものになるのでしょう。FOSSをベースとし、Communityと連携するためのITビジネスとはどのようなものか一度Blogにでもポンチ絵を書いてみてください。Web 2.0的なInnovationはどこから?Key となるCommunityとその動機付けは?Shareするビジネスは?個々の当事者意識(IT業界に身を置く人間なら当然)だけでなく、このビジネスに関心を持つ人のTeamingが必要なのだろうと思います。
ここら辺を見透かされたのかもしれませんが、正直、江島さんのBlogの影響を受けて、このエントリ、社内をすこし意識したBlogの内容になったのは事実です。幅広い社内の反応をちょっと期待していたりします。Syndicationですから。

Posted by akihito on 11月月 25日, 2005年 at 10:28 午前 JST #

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