日曜日 7 20, 2008
日曜日 7 20, 2008
しばらくぶりの更新で申し訳ないです。 直前の英語の記事と同様の内容を日本で書いています。 自転車も引き続き乗っていますが、これもそのうち書きます(プラハとか館山とか)以前に Solaris 10をCD/DVDもnetworkないマシンにインストール というのを書いていますが、 今回は似たことをもう少し新しいマシンを使ってOpenSolaris 2008.05を導入してみたいと思います。 マシンは Thinkpad X21 で、Windows 2000が入っていた頃のものですから、あまり新しいとは言えません。 しかし、前回のSony PCG-505Vよりはかなり新しいですし、 CPU (Pentium III@700MHz vs Pentium MMX@300MHz)も、 メモリ(384MB vs 128MB)もかなり刷新されています。 残念ながらそれでも OpenSolaris 2008.05 installation requirement で要求されている最低限の512MBに及びません。 そうはいってもとりあえず試してみたいものです。 まずはOpenSolaris 2008.05のLiveCDを使ってブートしてみます (導入するにしてもまずはこれでブートが必要)。 ThinkPad X21は内蔵のCD/DVDドライブがないのでUSB DVDドライブを使います。 問題なくブートし、firefoxなどのアプリケーションがちゃんと動作します。 さて、ハードディスクへの導入はどうなるでしょうか? およそ1時間くらいたってから(実際にはじっと見ていたわけではないので、2時間かもしれません)、 マシンは凍り付いてしまったようで、何も反応しなくなりました。 懲りずに何度がやってみたのですが、同じ結果です。 2回目の時に、導入をはじめる前に、 導入自身には関係なさそうなプロセスやサービスを止めてみました。 そうすると1回目よりは先に進んだところで凍ります。 これはおそらく(というか当たり前?)メモリが途中で足りなくなっているのでしょう。
ここまでは予定通りですので、引き続きまっとうでない方法でやってみましょう。 前回のSolaris 10の時と同じように、ThinkPad X21のディスクをはずします (X21のディスクはねじ一本だけで簡単にはずせるので助かります)。 今回は自宅でやっている話なので、自宅のメインマシンを使います。 例によってはずした2.5インチのディスクを2.5インチと3.5インチのIDEコネクタの変換器を 使って、メインマシンにつなげます。 そしてメインマシン上でOpenSolaris 2008.05を2.5インチドライブに導入。 全く問題なく、導入が完了します。 ところで、OpenSolaris 2008.05の導入では導入完了時にZFSのsnapshotをとってあるので、 なにか問題が発生してもすぐにもとに戻せます。 そこで、早速なにも変更を加えていない、メインマシンで導入しただけの状態のディスクを、 ThinkPad X21に戻してブートをしてみます。 とうぜんGRUBからしてだめなんだろうと思っていると、 あれ?あれあれあれ? 何事もなかったようにちゃんとブートします (もちろん、導入後の最初のブートとしてです)。 前回苦労した/devとか/etc/path_to_instとか全くいじっていないのに! なんとなく釈然としませんが、自分自身でログインしてみます。 gnome-terminalを立ち上げてコマンドをいくつか使ってみますが、 問題ありません。 こうやって実際に使ってみるとこのThinkPad X21は決して遅いマシンではありません (ただし、ディスクだけは20GBだったのを60GBのものに入れ替えています)。 さらにfirefoxを起動すると...あれ、だめです。 メモリが足りないと出ます。 もしやと思ってswapデバイスを調べると、ああ、やっぱり、 導入時に使ったデスクトップのマシンにつながれていたときのデバイスパスで指定されており、 ThinkPad X21では存在しなかったので、ここまでswapなしで動いていました (デスクトップではc5であり、ThinkPadではc0)。 手動でswapを加え、リブート後に備えて/etc/vfstabも書き換えておきます。 これで、firefoxも無事起動できました。
この思いがけない簡便さは、ZFSとZFS root/bootプロジェクトのおかげのようです。 もともとZFSは自動的に自身のデバイスパスを発見/構成することができるのですが、 OpenSolaris 2008.05はルートファイルシステムからすべてZFSで構成するようになっており、 /devなどをいじらなくても勝手に正しいデバイスパスで動いてくれます。 また、ZFS root/bootではGRUBのメニューも自動生成するようになっているようで、 このためにGRUBもなにも主導で変更する必要なしに動作するようです。 ここまでなにもしないで、別のマシンで導入したディスクでブートし、動作するとは驚きでした。 しかし、なぜpath_to_instなども変更せずにここまで動くのかはまだ私にはなぞです。 とくに、今回導入に使ったマシンはAMD Athlon X2とnVIDIAのチップセットで、 ThinkPad X21とはかなり構成が違います。
ThinkPad X21の上でOpenSolaris 2008.05は思ったより快適に動作しますが、 ひとつだけ問題があります。 無線LAN(Wifi)なのですが、ThinkPad X21は内蔵がありませんので、 PCCardをさして使っています。 しかし、現在のnwamの実装ではPCCardのplug&playとうまく動作しません。 そこで、PCCardをさした後にnwamを再起動させてやる必要があります。 まあ、それを除けば今回はあまりにも簡単にことが済みました。 今回のことで別の方法で導入できそうな気もするので、それもそのうち試してみようと思います (成功したらここに書きますね :-p)。