月曜日 8 20, 2007
月曜日 8 20, 2007
TerminatorといえばT2ですよね。 後からT1をみると渋いできでそれなりなのですが、やっぱりT2が圧倒的です。 ということで、遅ればせながらUltraSPARC T2もといNiagara2の事です。
T1もかなり衝撃的なデビューでかなりの注目を集めましたが、 T2はどうなるでしょうか? Nigagara2の詳細は多くがすでに語られているので詳細は割愛しますが、 私が注目している点を中心に少し書きます。 あまりほかでは書かれていない内容に思うのですが、 Niagara2というのはT1がまだ世に出る前に一部の顧客からの意見を聞いて設計されたという点です。 これは数年前にサン社内でVOC(Voice Of Customer)をちゃんとやろう (それまでもいろいろな形でやっていましたが、 統一された方法論に乗っ取ってはいませんでした)、 という話が本格的になった時に、 最初の頃の試みとしてNiagara2の設計チームがVOCをまじめにやって良い結果を出しそうだという 話が聞こえてきました。 T1/Niagaraは当時買収した会社がすでに設計を進めておりどういうVOCをしたのか、 私にはわからないのですが、 どちらかというとサンお得意の技術ありきではなかったかと思います。 今考えても貧弱なCPUコアの設計を8個も集めても大して性能がでそうにないのですが、 あれほど見事にスケール下のは私にとっても驚きでした。 このNiagaraが出荷されるだいぶ前に予想させる性能と機能を基本に、 VOCを行い、その結果をNiagara2の設計に反映させる。 下手をするととんちんかんなことになりそうですが、 私が見ている限りにおいて大成功のように思えます。 浮動小数点演算の性能はNiagaraは甘く見つもりすぎの所があり、 意外なアプリケーションでボトルネックになりました。 ネットワークはますます大容量/高速になってきており、 10Gbpsを2つもワイヤ速度で扱えるのはすばらしいと思います。 また同時に暗号化も強化してきている点が今時のネットワークでは重宝されるはずです 基本性能もシングルスレッドの向上は若干のようですが、 SPECint_rate2006/SPECfp_rate2006(estimate)の両方が現時点で世界最高峰と着実にのばしています。 とくに4.7GHzのスピードデーモン化したPower6に勝てているところがすばらしいです。 しかも性能/電力消費量の性能で上回るだけでなく、絶対値の性能でも上回ったのは快挙です。
スピードデーモンという言葉はDigitalのAlphaが出てきた頃に使われた言葉ですね。 最初のAlphaに対してOoOE(Out of Order Execution)だったHP-PAx000はブレイニヤック (カタカナにすると変?)と呼ばれ、 クロックだけで勝負するのか、賢い処理で勝負するのが良いのか話題になりましたね。 UltraSPARCは中道路線だったと言えますかね (UltraSPARCIIIはOoOEではないが、Out of Order Retirementを実装しています)。