何を今さら・・・なんて言われそうですが、ふと気がついたので、書いてみることにする。
RSS Readerの普及率ってどのくらいかご存じですか?
数年前は1%にも満たない数字だったそうです。統計情報は集計の仕方で大きく変わってくるので、なかなか信頼できないものですが、それでも少ない数字ですよね。
今はどうでしょうか?これだけ普及してきたと言っても、まだインターネット人口の10%にすら届いていないのではないでしょうか。ただ、あくまでこの数字はRSS Readerに限定した数字であり、世の中のCMSはほぼ確実にFeedを提供しています。昨今のWeb2.0系サービスはこのFeedをImport/Exportできるようになっており、様々なユーザの様々なサービスのFeedを集約できるようになっています。
ふと感じたこととして、わずかこの3年の間に爆発的な勢いでRSSが広がってきています。新しいサービスは必ずFeedを提供していると申し上げましたが、昔からすると考えられないほど標準化されています。
TwitterやTumblrをはじめとするMicroblog、Google Picasa Photo Album、Flickrといった写真を共有するサービス、それらの情報を集約するFriendFeed等、数え上げれば枚挙に暇がありません。
2008年は必ずこのFeedがキーになってくる気がしています。何を今さらと言われるかも?と申し上げたのは、まさに皆さんが実感しているであろうことを、改めてここで書いているからです。ただ、当たり前なことだけれど、この技術の広がり方は、さながらムーアの法則を超越したものであると考えています。ムーアの法則と同じフィールドで比較できるわけではありませんが、まさに革新と呼ぶにふさわしい程の普及速度です。
Feedを提供することで、他のサービスとつながり、互いのアクセスが増える。Feedを自由に加工できるインターフェイスを備えたサービスもFeedを提供し、また何かと繋がる。まだ概念的な理解でしかありませんが、さながらWebの上にWebが存在しているような、そんなものでしょうか。
Web on Webと言ってしまうと安直ですが、今のインターネットの上に新しい世界が確立されつつある気がしています。例えば、自分の書いたBlogのエントリーが、全く自分が意識しないところに存在することが既に起きています。この私が今書いているBlogも、実はとある外国のWebサービスの中になぜか存在しています。(Feedを集約しているサービスですね)明示的に登録したわけではなく、勝手に誰かが私のエントリーを自動的に収集するように働いている様です。
自分のBlogのアドレスをGoogleなどで検索すると、それが実感できると思います。 ある意味では、同じようなエントリーが沢山検索結果に反映されて、検索者からすると迷惑な話ですが、それはそのうちフィルタリングされるのではないでしょうか。
ただ、面白いのは、コンテンツが一人歩きする可能性を秘めているということです。著作権が云々といった問題は種々あるのでしょうが、自分のコンテンツが第三者によって広められる、改変される、そしてそれがまた誰かに広められるでしょう。
日本では、海外ほどまだFeedを提供している企業が少なく、またFeedを自由に扱えるサービスも普及していません。ただ、確実に日本でも普及していくのではないでしょうか。Webの上位層にあると私が勝手に想像しているFeedが、Social Networkを中核に、新しいNetworkを形成されることで、何かまた新しい技術革新が起きそうな気がしています。
そういう意味で、2008年はFeedがキーになると考えています。何気なく世の中に浸透しているFeedですが、明らかに浸透しきった時、どんな世界が待っているんでしょうね。