木曜日 6 26, 2008

カカクコムさんのエンジニアで、とても写真好きな方が作られた写真共有サービス「PHOTOHITO」をご存知ですか?私の知人にとても写真を撮ることが好き(カメラそのものも大好きですが)な方がおりまして、かなり使い込まれているようでした。

http://photohito.com/

さすが写真好きの方が作られたサービスだけあって、かなりマニアック。お気に入りの写真をアップロードするとEXIF情報を自動的に取得し、ISO感度や焦点距離、カメラの種類などまで表示してくれます。GPSと連動することで、どこで撮影した写真なのかもわかったり、Photographer魂をくすぐるようです。さらに、レンズのメーカーや種類まで記入することができるのです。

公開している写真に対してコメントや評価を与えることもできますから、第三者のフィードバックがあるのは写真を中心としたコミュニケーションやコミュニティの創造を促しています。また、お気に入りのユーザが公開している写真がどの様に撮影されたのかもわかるため、議論はきっと白熱するんでしょうね。

当然カカクコムさんが提供されているサービスですので、オンラインストア(最安値)へのリンクもばっちり。こんな写真、私にも撮れるかも?と思わせるところがとてもうまい!そして、ついついカメラ好きは購入してしまうんだろうなぁ・・・。

私も最近デジカメを新規に購入し、写真を少しずつ撮っているので、アカウント作ってみました。

http://photohito.com/user/2888

良かったら皆さんもアカウントの登録してみてください!

月曜日 4 21, 2008

何を今さら・・・なんて言われそうですが、ふと気がついたので、書いてみることにする。

RSS Readerの普及率ってどのくらいかご存じですか?

数年前は1%にも満たない数字だったそうです。統計情報は集計の仕方で大きく変わってくるので、なかなか信頼できないものですが、それでも少ない数字ですよね。

今はどうでしょうか?これだけ普及してきたと言っても、まだインターネット人口の10%にすら届いていないのではないでしょうか。ただ、あくまでこの数字はRSS Readerに限定した数字であり、世の中のCMSはほぼ確実にFeedを提供しています。昨今のWeb2.0系サービスはこのFeedをImport/Exportできるようになっており、様々なユーザの様々なサービスのFeedを集約できるようになっています。

ふと感じたこととして、わずかこの3年の間に爆発的な勢いでRSSが広がってきています。新しいサービスは必ずFeedを提供していると申し上げましたが、昔からすると考えられないほど標準化されています。

TwitterやTumblrをはじめとするMicroblog、Google Picasa Photo Album、Flickrといった写真を共有するサービス、それらの情報を集約するFriendFeed等、数え上げれば枚挙に暇がありません。

2008年は必ずこのFeedがキーになってくる気がしています。何を今さらと言われるかも?と申し上げたのは、まさに皆さんが実感しているであろうことを、改めてここで書いているからです。ただ、当たり前なことだけれど、この技術の広がり方は、さながらムーアの法則を超越したものであると考えています。ムーアの法則と同じフィールドで比較できるわけではありませんが、まさに革新と呼ぶにふさわしい程の普及速度です。

Feedを提供することで、他のサービスとつながり、互いのアクセスが増える。Feedを自由に加工できるインターフェイスを備えたサービスもFeedを提供し、また何かと繋がる。まだ概念的な理解でしかありませんが、さながらWebの上にWebが存在しているような、そんなものでしょうか。

Web on Webと言ってしまうと安直ですが、今のインターネットの上に新しい世界が確立されつつある気がしています。例えば、自分の書いたBlogのエントリーが、全く自分が意識しないところに存在することが既に起きています。この私が今書いているBlogも、実はとある外国のWebサービスの中になぜか存在しています。(Feedを集約しているサービスですね)明示的に登録したわけではなく、勝手に誰かが私のエントリーを自動的に収集するように働いている様です。

自分のBlogのアドレスをGoogleなどで検索すると、それが実感できると思います。 ある意味では、同じようなエントリーが沢山検索結果に反映されて、検索者からすると迷惑な話ですが、それはそのうちフィルタリングされるのではないでしょうか。

ただ、面白いのは、コンテンツが一人歩きする可能性を秘めているということです。著作権が云々といった問題は種々あるのでしょうが、自分のコンテンツが第三者によって広められる、改変される、そしてそれがまた誰かに広められるでしょう。

日本では、海外ほどまだFeedを提供している企業が少なく、またFeedを自由に扱えるサービスも普及していません。ただ、確実に日本でも普及していくのではないでしょうか。Webの上位層にあると私が勝手に想像しているFeedが、Social Networkを中核に、新しいNetworkを形成されることで、何かまた新しい技術革新が起きそうな気がしています。

そういう意味で、2008年はFeedがキーになると考えています。何気なく世の中に浸透しているFeedですが、明らかに浸透しきった時、どんな世界が待っているんでしょうね。

土曜日 2 23, 2008

何やら最近Web3.0という言葉を早くも耳にする。Semantic Web関連での話題やら、全くかけ離れた意味でのWeb3.0を定義する言葉もある。そもそもWeb2.0という言葉は既に収束を迎えつつあるということか?

Web2.0はAjax, Folksonomy, publishing, participationなど、Technologyと参加型というパラダイムが融合して、「なんとなく」成り立っている言葉だと理解している。一方向で配信されていた情報が、双方向に情報がやりとりされる様になり、多くの人や情報がそのPlatformをHubにして繋がるようなイメージを私は持っている。

そんなWeb2.0という言葉を好む人もいれば、好まない人もいる。何が変わったのか?明確な定義はなんだ?という議論に対して、個々の意見はありながらも、結論は出ていないと思っている。Tim O'Reillyは確かにWeb2.0という概念を打ち出し、爆発的に言葉が広がった。Buzzwordとしての力もさることながら、なんとなく新しい物、マーケティング的に大きく打ち出したい物には、とにかく○○2.0という、表現をつけていた時期もあった。

人は新しい物事に対してとても敏感で、ことビジネスシーンでは特に大切なのは理解出来るが、いささかWeb3.0という言葉を用いるのは早すぎる。既にWeb3.0という言葉を解説している人が居るが、これは多分成功しない。

Semantic WebがWeb3.0と位置づけるのはいささか乱暴である。Semantic WebはWeb2.0という言葉が登場する前から存在し、研究活動が続けられているのだ。古くからあるものに対してWeb3.0と表現するのは、納得がいかない。Semantic WebはあくまでもSemantic Webだと思う。

また、本質的な意味でのSemantic Webを確立出来た例はまだ乏しく、その普及は到底実現出来ていない。まだまだ研究段階にある。この辺はSemantic Webに関連する論文を読むと見えてくる。

Web1.0の世界感を表現し、Web2.0の世界観が登場してくるまでにいったいどれほどの時間がかかったのか。そんなことを考えると、今すぐにWeb3.0を定義するのはもったいないと思っている。もっと今はまだ誰も思いついていないような何かが到来するんじゃないのかなと思っている。メディアが乱暴に言葉だけを一人歩きさせると、その言葉を嫌う人も沢山でてくる。ユビキタスがまさに良い例じゃないのかなと・・・。

個人的にはWeb2.0という言葉は嫌いではない。昔、テレホーダイの時代に掲示板に何かを書き込んだり、朝まで世界中の誰かとチャットをしてみたり、そんな時代があった。確かに、あの頃のWWWには今のようにリッチなコンテンツもほとんど存在せず、個人の日記サイトやホームページ(死語?)を眺めていくだけだった。あの頃は自分の欲しい情報をインターネット上で見つけることが困難で、LycosやAltavistaといったYahoo!以外の検索エンジンも駆使し、とにかく探し回った記憶がある。今はGoogleや百度で探せば、欲しい物は大体見つかる。だけど昔のWebは楽しかった。混沌としていたけれど、朝までインターネットに接続しては、新しい何かを探していたものだ。

Web2.0という言葉が登場する少し前までのWWWに対して私は少し飽きていたのも事実だ。目的意識も持たずだらだらとWWWを徘徊することが無くなった。だけど、Blogが爆発的に普及し、TwitterやTumblr、del.icio.us、Flickrが登場し、昔のような感覚を少しだけ思い出している所なのだ。自分が求めていた情報がどんどん自分に向かって飛んでくるイメージがある。そして、Twitterなどは昔のチャットにも似た感覚がある。そんなノスタルジックなところがあったりするので、私は好きだ。古いけど好きだった物、それが今新しいインタフェースを備え、機能拡張され、登場しているのだ。私はこれがWeb2.0なのかな?と思っている。

まだWeb2.0は終わっていないし、まだ終わらないとも思っている。昔自分が朝までインターネットに接続し、遊んでいたことは他にも色々ある。それがまだWeb2.0のTechnologyをつかって表現されていない。Web3.0なんて言葉を使わずとも、新しい物は生み出される。あと5年は待ってくれないかな、なんて思っているのだ。

月曜日 2 18, 2008

ベンチャー企業の方々とお会いする日々が最近続いており、その中で得たもの、感じたことを今日は事例をもって述べたいと思います。

株式会社プリファードインフラストラクチャー様とは、弊社のCMTサーバ上で先方の検索エンジンを動作させ、性能評価をして頂いた時から深いお付き合いをさせていただいております。

プリファード様の検索エンジンは、「高精度言語解析技術」「分散コンピューティング技術」等の集大成であり、高可用性、高速検索、高精度連想検索、大容量インデックス対応など、非常に魅力的であると思います。

そのような検索エンジンが日本で登場しているだけでも、同じ日本人として誇りに思えるわけですが、それ以上に、プリファード社に勤めていらっしゃる方々の人柄が素晴らしいと勝手に思っております。

技術で世界を楽しくしたい、リサーチャとエンジニアの究極合体を目指したいとビジョンがはっきりしており、その高い技術力でまさにそれを実現されているモチベーションに驚きを隠せません。
※社員の方々が皆私と同じような年齢ということもあり、さらに驚きを覚えることに・・・。

最近は高校生が有名なWebサービスを立ち上げる等、若い世代の活躍には枚挙に暇がありません。「高速道路と、その先の大渋滞」のエントリーは大変有名であり、まさに彼らは高速道路の先にある大渋滞を突き抜けた方々なんだなぁと感じる。

今、この大渋滞を突き抜けた方々が日本にどれだけ存在していて、そのうちのどれだけの人々が高い生産性を誇る環境の中に置かれているのかを考えると、非常に興味深い結果が出そうだなと勝手に予想している。

日本のWeb業界、また、それらを取り巻く業界は、そういった人たちを支援できる雰囲気をもっているのだろうか?サンはデベロッパーとの距離が最も近いベンダーだと自負しているが、彼らに対して何が出来るのか?そんなことを考えていると、自分も何か貢献できそうな気がしている。

日本のWeb業界はまだまだ奥が深く、これから一気に盛り上がってくるんじゃないかと予想している。まだ日本で本質的な意味でのWeb2.0は始まっていないのではないか?とすら思ったりもする。もし、面白い企業や個人がいらっしゃる際は、ぜひお会いして色々と教えて頂きたいものです。

水曜日 2 13, 2008

最近、ケータイ小説がとても流行っているそうですね。今朝の日経新聞にもそんなことが書いてありました。私はデジタル世代でもあり、アナログ世代?でもあるので、どちらも甲乙つけがたい良さがあるのは事実です。

きっと学生の頃に流行っていたら、私はケータイ小説を読んでいたんだろうなぁと思います。だけど、漫画を読んでいたかな・・・授業中に・・・。

先日ケータイで小説を読んでいたのですが、あれは電車の中で読むには少し適していないと感じました。やはりテキストをサイトから専用Viewerが取得するのに、メトロ内だと接続できません。当然ですけど。

そんなこともあり、やはり本は手にとって読むのが一番だという結論に落ち着いています。ただし、世の中は、なんでもケータイの上に乗せてしまえ!といった流れになっており、携帯電話の高性能化だけでなく、様々なコンテンツが登場してきています。

私はケータイコンテンツを作成されているお客様のところに伺うことが多いのですが、皆開発スピードが命だとおっしゃっています。少しでも早く魅力的なコンテンツを提供し、シェアを獲得した方が良いのだとか。当然の発想ながら、その気迫はただただ恐れ入るばかり。。。

話 を戻して、ケータイ小説には、よくアマチュア?作家のものをよく見かけます。Blogで流行ったコンテンツをそのまま形式変換し、携帯で閲覧できるように なっています。この様に、プロではないけれど、沢山のファンを獲得できる時代が到来したことは、もっと多くの企業が注目すべきではないかと思っています。

もちろんいくつかの企業はそれに着目し、様々な投資を行っていますが、まだWeb2.0という言葉だけが独り歩きしており、その本質を捉えられていない気がしています。

新しいWebの世界では、様々な人が自由にものを造り、公開し、共有し、アレンジされ、繋がっていきます。本格的にそんな時代が到来すれば、今まで以上に大きなトラフィックをさばくインフラが求められ、そこに需要が発生します。当然技術革新も沸きあがってきます。

こんな最もエネルギッシュな時代に、IT業界の営業として社会に携わることが出来るのは幸せだなぁと感じると共に、自分に何が出来るのか、再度考えてみる必要がありそうですね。

※ところで、未だに新聞読むのは古くないか?という議論もあるかもしれませんが、新聞は新聞で好きなのです。

水曜日 2 06, 2008

近年色々なベンチャー企業の方の個人Blogや、Lab情報を公開しているBlogなどではアプリケーションのチューニングノウハウについて多く議論されており、PHPの高速化やMySQLの高速化について数多くのエントリーを見かけます。

Webサービスをチューニングする場合、いくつかの観点があると最近感じています。

サンはインフラを主としてチューニングを考える。アーキテクチャごとに最適化を考える。NW I/Oのボトルネック、Disk I/Oのボトルネックをまずは疑い、その次にCPUリソースを適切に利用されているかなどを判断します。

エンジニアの話を聞くに、マルチコアCPUでは、すべてのコアを綺麗に使い切ることは難しい様です。よって、適切にコアやスレッドに対して処理をアサインさせる必要があります。そういった統計情報をとれるのはSolarisの素晴らしいところらしい。vmstatやsarを用いて様々な情報を収集できるだけでなく、DTraceを用いることで、より細部にわたる情報や、Java/Ruby等のアプリケーションの挙動を追う事も可能です。

Solarisの良いところは、やろうと思えばシステムの隅々まで 見渡すことが出来ることにあるのではないかと考えています。もちろんLinuxにもそれに近い機能はあるながらも、CPUからMiddlewareまで開発しているサンは、より細かい部分にもメスを入れられる、逆に言うと、玄人好み?な会社なのではないかと感じています。

玄人好みが故にか、あまり一般ウケしないところもあるらしく、使ってもらえない場合もあったりなかったり。実は触ってみるといいね!と気に入ってくれるお客様が最近少しずつ増えてきているのが、日々営業活動をしていく中で私の自信にも繋がってきます。

話を戻して、システムのチューニングに関してですが、サンが行うミクロなチューニングだけでなく、マクロなチューニングもあります。処理のアルゴリズムを変えてみる、処理系を変えてみる、設定ファイルを最適化してみる等やり方は数多くあります。ただし、ひとつだけもったいないなと感じたのが、なかなかインフラを見ている方と、アプリケーションを開発されている方の情報交換が少なく感じることです。

Webサービスを最適化するには、様々な観点があると冒頭で述べましたが、様々な切り口でチューニングのメスをいれていくためには、多彩な視点が必要だと感じています。せっかくインフラを整えたにも関わらず、そのアーキテクチャにアプリケーションが最適化されていなければ、どこかにボトルネックが発生したり、H/Wリソースを適切に利用できなかったりします。これらの問題を回避するためにも、システム全体を最適化する様、組織的な共同作業も必要になってくるかもしれません。

USでは、インフラに対する重要性が高いと判断する経営者やCTOが多いという話を耳にしたことがあります。単純にコストや消費電力だけでなく、アーキテクチャそのもの(アプリケーションを除く)に対する考え方が少し日本と異なっているようです。有名なWeb2.0系サービスのTwitterなどは多くの人が想像する以上にサーバの台数は少ないらしく、ギリギリまでリソースを使い切っているようです。

そのために、OSはOpenSolarisを使い、システム細部に渡るまでの情報を収集し、また必要に応じてプログラミング言語も選択しているようです。TwitterErlangが使われているのもそうした理由からなのではないでしょうか。

サンはJava以外にもRuby/JRubyに投資をしていますし、JVMの上で様々な言語が動作できる環境を目指しています。言語の壁を越え、プラットフォームの壁を越え、必要に応じて必要なものを選択できる環境 -選択肢-を目指しています。

Application ServerのGlassfishは、JavaだけでなくJRubyも動作しますし、PHPなども動作する様改良を進めているそうです。

必要に応じて必要なものを必要なだけ、そんな考え方って面白いと思いませんか?サンと共に今のWeb業界を盛り上げていきませんか!?

火曜日 2 05, 2008

My Mini City最近、「My Mini City」なるサービスが流行っているのをご存知でしょうか?昔、CGIのアクセスカウンターを思い出す様なサービスです。ユーザのアクセスに応じて人口が増え、それに伴って、Sim Cityの様に町を発展させていくことが出来ます。

Sim Cityだと、ある程度自動的に人口が増え、収入も増えていきますが、My Mini Cityはアクセス数に応じて人口が変動するので、なかなか町が発展しないらしい。地道に進めていくサービスなので、あまり飽きもせず、たまに見ると面白いサービスらしい。

日々新しいサービスが続々登場している様ですが、こういうサービスは本当に面白いと思いますね。技術的にも素晴らしいだけでなく、その発想が素晴らしい。利用者がアクセスを増やそうとBlogやTwitter、SNSなどで自分の土地を紹介し、その結果My Mini Cityに人が流れてくる。当然それに伴ってMy Mini City側のアクセスは増え、広告収入などが期待できるようになる。

今のWebサービスは、何とか人気のコンテンツを準備してアクセスを増やそうと、必死になるものが多い。一方で、My Mini Cityやモバゲーの様に、利用者が使い込めば使い込む程、好きになれば好きになる程アクセス増が狙えるサービスは今後さらに発展していくような気がします。

http://k.aruse.myminicity.com/

上記URLが今日作成した私のMy Mini Cityです(笑)お暇な方はアクセスがてら、My Mini Cityの面白さを感じてみてください!

※ちなみに、このエントリーは、先輩のblogに大きくインスパイアされたりされなかったり・・・。

月曜日 1 28, 2008

前回Blogを書いてからもう4ヶ月も経ってしまいました。あれから大きく業務内容が変わり、今はWebサービスを提供されているお客様を中心に営業活動を行っております。

今はどこに行ってもほとんどのお客様がLAMP Stack(Linux Apache MySQL PHP/Perl)でシステムを構築されています。そして、多くのお客様が「運用が大変」、「新しい技術の評価が間に合わない」と口にされています。

これはLinuxの問題ではなく、本質的に今のWeb2.0「的」なアーキテクチャに問題があると感じています。例えば、DBを分割、レプリケーションする、Webサーバを水平に並べ、負荷を分散する、などしてサーバ台数が倍々に増えていってしまっています。

低価格なIAサーバを水平に並べることで大量のトランザクションを処理することが可能となりました。一方で、サーバの電気代、熱処理コスト、ラック契約費、人件費、セキュリティコスト、ライセンスコスト等が比例して向上してしまいます。これにより、本来サービスの開発、顧客への還元に投資すべきコストを、不必要なサーバやサービスに投資することになってしまっています。

LAMPアーキテクチャは全てがオープンソースソフトウェアで成り立っているため、イニシャルコストを大きく押さえることが可能です。また、種々のLightweight Language系Web Application Frameworkの登場によって開発そのものも短期間・低コストで行えるようになりました。ただし、サービスが軌道に乗り、爆発的にユーザが増えてしまうと、色々なものが破綻するようになってくる様です。(全ての方がそうなるとはいえませんが・・・) そして、ランニングコストが無視出来なくなり、サービスの進化を足止めしてしまうことになってしまいます。

何が大切なのかを今一度振り返り、サービスや、それを動かすインフラの見直しを検討するのも良い策かもしれません。得られた収入をどれだけ蓄え、次なるサービスへ投資出来るかが大切なのであり、無駄なコストはカットする、当たり前なことがなぜか新興のWeb業界では見落とされがちな気がした今日この頃です。

そういえば私も無駄な飲み会は控えないといけないかもしれませんね!

This blog copyright 2009 by Kazunori Aruse