Java アプリケーションを実用で使う際、重要なのは、問題が起こったとき、
どうやって情報を収集するか、あるいは得られた情報に対してどう対応するか、だろう。
RAS を重視する Tiger では、このトラブル対応方法に関して便利な
ドキュメントが用意されている。
その日本語訳ができあがったのでお知らせしたい。

J2SE5.0 トラブルシューティングガイド
Tiger の Spec Lead だった、Calvin Austin も、推薦していたドキュメントだ。
11月の日経BP主催 J2EE カンファレンスで、私がさくらばさんと一緒に行った
Tiger のセッションで、翻訳を約束していたものでもある。
あの時は、「年明け早々」と約束したのだが、2ヶ月ほど遅れてしまった。
待たれていた方、平にご容赦ください。
JC2005 で質問をされた。なぜ、Dukelele なのか、もといなぜ Ukulele でなければ、ならないのか。
ご存知ない方も多いようなので、ここで説明させていただくと、Project Looking Glass (lg3d) の
産みの親である、Hideya-san (川原英哉)は、実は Ukulele 弾きなのです。
そして、昨年、JavaOne San Francisco でやたらフィーチャーされた lg3d の画像が出てくるたびに
Hideya-sanが、Ukulele を持って出てくる姿が映し出されました。
いつしか、Ukulele は、lg3d の象徴的存在になっていました。
そして、lg3d 日本人コミュニティの中でもキーパーソンである風間さんも、実は相当な
Ukulele 弾きでした。そんな風間さんがHideya-san とメールでやりとりしているうちに
冗談で思いついたのが、黒の Duke にペイントをほどこした 「Dukelele」なのでした。
そのあたりのいきさつは、風間さんの Blog やら Duke の Blog や、私の過去の Entry をごらんになれば
より詳しく分かっていただけるかと思います。
ここまで読んだ lg3d ファンのあなたは、今あらためて、Dukelele の価値がわかり、
ますますオークションで、誰が落札したか、気になってきたでしょう。
発表しましょう。Dukelele を見事オークションで落札されたのは.....
やはり lg3d コミュニティの一人の S さん(lg3d BOF でも、デモをされたいた方ですね)でした。
正式発表は、近日中に JC2005 Spring 応援サイトで行う予定です。
遅ればせながら Day2 Keynote の感想を。
Linda も現段階でぎりぎり話せる範囲まで踏み込んで EJB の最新情報を話してくれた。
Interceptor は、ちょっと信じられない機能だが実現されてしまうようだ。
Entity Manager API の詳細や、O-R Mapping の詳細は Early Draft を丹念に読んだ人でなければ
初耳だっただろう。どちらにせよ、本人の生の声での説明は貴重だ。
EB と Persistence 層での簡略化への方針をはっきり打ち出したことは、裏返せば EJB の軽量化宣言でもある。
昨年、彼女のプレゼンテーションで明らかにされたこの方向性がもはやゆるぎないものになったことを
確かめることができたともいえる。EJB の世界で中心が周縁に向かってシフトした音を聞いた気のする
基調講演だった。
(ちなみに、Linda の昨夏の段階での EJB3.0 についての説明は、
ここにある。
Web + DB 23号に掲載されたものだが、訳はなんと吉田豊さん(Servlet の Spec Lead)である。今回の基調講演との差分を比べるのも面白いかもしれない)
夏野さんのプレゼンは巧みでかつ興味深いものであったが、それについては私は専門外だし、多くのメディアで取り上げられているだろうから多くを
書くつもりはない。が、一つ書くならば、Java のセキュリティが DoCoMo の戦略上、評価されていたことは大変うれしく感じた。
基調講演の最後で、今秋の大型 Java イベント (春は3000人前後の規模だが、秋は1万人規模である)についての
説明があった。
Java Computing 2005 Fall (仮称)に関しては、以下の要素を盛り込むつもりだ
- Spec Lead クラスのスピーカーによる最新情報提供
(JavaOne + アルファの情報が前提)
- 初級者向けの教育セッション
- Hands-On Lab の質量ともの充実
- 有料入場者へのふんだんなサービス
(セッションでの優先座席の割り当て、有料入場者専用休憩コーナー、有料入場者限定グッズの提供)
- ビジネスセッションでの事例紹介の充実
- CXO 向け特別イベント
最後の項目は、実現できるかまだわからないが、コアな開発者にも、初級者にも、ビジネスパーソンにも
満足してもらえるようなカンファレンスにしたい。難しい目標だが、他ならぬ10年と言う記念すべき年なので
なんとか達成するつもりだ。