[東京発] Naoki Ishihara's Blog : Crying over spilt java milk (chats)
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石原直樹
日本の Sun Microsystems で Java Technology Evangelist を名乗る。Evangelist としての Java 布教活動(?)の傍ら、JavaOne Japan/Tokyo, Java Technology Conference, Java Computing のような日本での Java イベントのコーディネートも手がける。現在の所属は、Sun Developer Connection. 前職は、Sun 社内の Java Lincensee Engineering チーム所属。その際に培った旧javasoft内での人脈は今でも財産。Sun 入社前は某電話系会社の研究開発部門に所属。
大学での専門は、貨幣論、ロシア経済、哲学など(のはず)。その他の興味は言語/言語学、文化人類学、現代思想など。基本的にエスニック文化に強い関心。趣味はスキューバダイビング(のはず)。
Avator
3D Duke Avator is provided by
EitaroSoft
This Duke above is just animation gif but you can see the real 3D Duke in java applet in
java.com
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2005年 12月 21日 水曜日
Java Seminar in Hanoi
久々のエントリです。JavaOne 終了後、Java セミナー全国シリーズでなかなかエントリをする精神的余裕がありませんでした。
Java セミナー全国シリーズは、前半の札幌、大阪、福岡と共に、後半の JavaFesta in 札幌、沖縄、そして番外編のハノイ(ベトナム)、いずれも盛況でした。
どのセミナーも印象深いできことがあり、学ばされることが多かったのですが、とりわけ昨日のベトナムでのセミナーは大きな刺激を受けました。
日本にいると、ベトナムに関する情報はあまりないかと思います。せいぜい、中国の次のオフショア対象国、中進国で小国、ともすれば他の東南アジアの国とイメージが混同しがちかと思います。
しかし、今回さまざまなベトナムの教育関係者や企業の方、開発者の方と話して認識をあらたにしなければならないと思った点がいくつもあります。
- 豊富な人的資源
ベトナムの人口は現在、8千万人。中国はもちろん、日本と比べても少ない人数です。
が、見落としてはいけないのは人口構成です。人口の80%以上が30台以下の非常に
若い国です。また一般的な教育水準が比較的高いのも特徴です。
ソフトウェアエンジニアのポテンシャル層は日本にくらべて少ないとは決していえない ボリュームを持っています。
- ソフトウェアエンジニアのレベルの高さ
私たちのセミナーに来る層、打ち合わせで話す相手は、ベトナムの中ではかなり進んだ 力量を持った方々だと言うことは想像できます。しかし、それをさしひいても
知識の量、経験の豊かさには驚きを禁じえませんでした。
まだ日本でもそれほど知名度のないDSLについて知っている方もいらっしゃいましたし 開発方法論に関しても理解が深かったのには驚きです。
またEJB/CMP の開発経験がある方の比率が多かった点も興味深いことです。
少なくとも上級開発者層に限って言えば、日本のエンジニアのその層より
劣っているということはなさそうです。
- ソフトウェアに関する教育レベル
少ないサンプルで結論は出せませんが、大学でのソフトウェア教育に関しては
日本よりはるかに進んでいるという印象を持ちました。
Java は既に大学での教育のベースになっているようです。
EJB に関する教科書があるのは確認しましたし、来年には Struts/JSF に関して
教育を行うという教育機関もありました。
日本の場合は企業内教育、あるいは自助努力でで開発者の方が技術のキャッチアップを熱心にされていますので
Struts のコースと聞いてもあまり驚きはないかもしれませんが、大学でそのコースが
ある例はほとんどないのではないでしょうか。
- プロフェッショナリズム
実際に仕事を一緒にしたわけではありませんので早計な判断はできませんが、
現地で働く日本人の方々、また開発者の方々と話した印象では、仕事内容は緻密そうですし
組織への忠実度も高そうです。ビジネスパートナーとしては好ましい方々が多いように
思えます。
ただ一方で、若年層が多いせいか、高い生産性の反面、プロジェクトマネージメント能力の 低さを指摘する声も聞きました。
- 英語力
トップレベルのエンジニアはもちろん英語を話すのですが、フィリピン、中国、韓国と 比べて会話能力が高いと言うことはなさそうです。英語でスムーズにコミュニケーション
するのは少しハードルが高そうです。
ただ、ソフトウェアのテキスト等は英語で書かれたものがほとんどですので、
ドキュメントを読むことに関しては障害は少ないと思われます。
日本語を話す人も一定の割合でいます。
- 親日感情
あまり政治的なことを書くつもりはないのですが、一般的に日本に対する親近感は
強いようです。
オフショア開発と言うととかく中国、インドばかりが注目されていますが、
ベトナムという選択肢の可能性の大きさを感じた今回のセミナーでした。