まもなく1月16日版ブログの翻訳が出来上がります。今回はMySQL ABの買収の話なので興味のある人も多いでしょう。ひとつ面白い表現があったので紹介します。"arm's length"という表現です。ブログでは2箇所に出てきますが、微妙に異なる意味で使われています。
1) We've historically worked at arm's length to optimize MySQL on Sun's platforms.
2) I've asked our team to negotiate an arms' length commercial transaction, prior to closing,
"arm's length"は文字通り「腕を伸ばせば届く距離」という意味ですが、これを近いと感じるかは状況によります。会社の同僚ならば「近い」という感じになりますが、恋人ならば「よそよそしい」感じにもなります。上記においては、1)は「近い」に力点があるのに対して、2)では、「近過ぎない」に力点があります。細かな部分ですが、まさにMySQLとSunの関係の変遷を反映しているのが面白いです。
ちなみに、"arm's length transaction"で検索して調べてみたところ、契約書等で使われる専門用語であることが分りました。互いに独立した主体として行う取引とのことです。翻訳では、正確を期すために「アームス・レングス取引」とする方法もありますが、これだと一般には何を言っているのか分らないという問題があります。さて、どうするか。。。
