将来の Fortune 500 企業
1 年ほど前に Sun のある経営幹部と、かなり耳の痛い会話を交わしたのを憶えています。弊社の「eco-responsible (環境配慮型)」な Niagara システムの発表により、大口顧客からの 250,000 ドルの受注の話が流れ、代わりに 25,000 ドルの Niagara (おっと、T2000のことです ) を受注したのです。「やってくれますね。」と彼は言いました。「この会社は成長するのではなく、縮小しようとしているのですか?」
その後に、本社が現場との連絡を取っていないこと、現実の世界の問題を理解していないこと、価格設定の方針が誤っていることなどについて、言葉を選んで批判的なコメントが続きました。正直なところ、Niagara の価格設定は大きな賭けでした。革新に価格をつけることは芸術であり、科学ではありません。そして、言うまでもありませんが、私たちは縮小するではなく、成長しようとしているのです。
しかし、コンピュータ市場には、一部の人々には直感と反するように見える興味深い現象があります。つまり、マシンのパフォーマンスを 2 倍にすると、お客様は購入台数を半数に減らすのではなく、注文台数を倍増するのです。使用率についても同様です。Solaris コンテナまたは VMWare でサーバの使用率が 2 倍になっても、コンピュータの購入台数は減少しません。逆に増加するのです。少なくとも私たちの主なお客様にとっては、革新の価値は急上昇しているため、価格を下げても、全体的な収益 (価値/価格) はさらに上昇し、フィードバックのループを引き起こすのです。ムーアの法則と無料のソフトウェアにより、相対的な価格はさらに低下を続けており、お客様の成長は加速しています。
ですから、私は不機嫌な経営幹部にまず、「受注できなかったのは残念だ」と告げ (経営幹部も人間ですから)、次の 2 つのアドバイスを与えました。1) あなたの部下が当社のインストールベースではなく、競合他社のインストールベースを対象に販売していることを確認してください。2) 市場の成長を信じてください。
その後、当社の Niagara システムはわずか半年の出荷期間のうちに、3 ヵ月ごとの出荷金額が 0 ドルから 1 億 ドルに上昇し、当社の全体的な (数十億ドルの) システム ビジネスは 2 桁成長を遂げました (この間、多くの競合他社は売り上げを減らしています)。確かに HP 版、Dell 版、および IBM 版 Solaris 10 により当社の革新に対する認知度は上昇しましたが、価格設定も当社に有利に働いたのです。我々が信頼するアナリストの皆様でさえ、当社のシェアが着実に拡大していることに気づきました。
私は当社のシェア拡大を大変喜んではいますが、この成長には見えない問題点があるのではないかと心配しています。それは、一度の購入額が 250,000 ドルではなく、2,500 ドルくらいの新興企業や小規模企業です。もちろん、当社は数社の非常にすばらしい新興企業とビジネスを順調に進めていますが、ネットワークの定義が毎日めまぐるしく変わる市場では、すべてのお客様がうまく行っているとは限らないという兆候が目につくのです。それを示すデータは何でしょうか。完璧なデータではありませんが、確かな事例証拠はあります。例を挙げましょう。
最近、当社はシリコンバレー地域で新興企業を対象とした「Unconference (非会議)」を開催しました。Unconference というのは、出席者が到着後に自分たちで議題を決める会議です (おかしな方法のようですが、本当にうまく行くのです)。この回の出席者の数は十分で、多すぎるほどでした。
ほとんどすべてのフィードバックは前向きなものでした。ただし、 厄介だが、筋の通ったメッセージもありました。それは通常は、このように伝えられます。「おお、これはすばらしい考えです。Sun に感謝します。しかし、なぜ、Sun の方々はここにいるのですか?Sun は、銀行が使うような高価な製品を作るのだと思っていましたが?」
おやおや。
このメッセージが頻繁に伝わるため、当社は新規顧客の獲得に注力し始めました。つまり、銀行や大手通信企業だけでなく、新興企業を対象に。新興企業のコミュニティは、伝統的な Sun の本拠地です。
ですから、皆さんや、お知り合いで新規事業を立ち上げた方々には、次のことをお伝えします。
当社は、現在の Fortune 500 企業だけでなく、将来の Fortune 500 企業の皆さんのためにも努力を惜しみません。そして、ご存知のとおり、当社ソフトウェアはご希望の方に無償で提供しています (有料サポートをご希望の場合にのみお支払いいただきます)。Java から Solaris、NetBeans、そしてその中間に位置する全製品に至るまで、ご依頼いただければ無償で提供します。
ただし、ハードウェアは無償では (少なくとも永久的には) お渡しできません。もちろん、皆さんが価格に敏感であることはわかっていますから、できる限りの価格引き下げを促進し、Sun の革新的な新製品の使用コストを低下させます。これは、今までに当社が実際に行ってきたことです。もし、皆さんが開業から 4 年未満、従業員数が 150 人未満の米国企業なら、今回のブログは非常に興味深いと思うでしょう。たとえば、Thumper と他の競合他社製ストレージの価格を比べてみてください (当社の計算では、当社の価格は他社の約半分です)。ここをクリック してプログラムに応募してください。
ここでお話ししている間も、当社はこのプログラムのグローバル化の最中です。「4 年未満、150 人未満」は、新興企業についての、世界的に通用する定義ではありません (場所によっては、中規模ビジネスの定義となります)。
なぜ、大幅に成長しているのに、このようなグローバル化を行っているのでしょうか。
それは、インストールベースでの成長が好ましいからです。競合他社のインストールベースにおける当社の成長はさらに好ましいのです。
しかしもっとも好ましいのは、将来のインストールベースにおける成長でしょう。そして、Sun を使用している現在の大企業はすべて、最初は小規模なお客様だったのです。
忘れずに、ここをクリックしてください。
Posted on 10:44午後 11 28, 2006 |








先週の John Markoff とのインタビューでの私の発言が、正気のものであるかどうかが話題になっているようです。私の発言は、「Thin クライアントを信じていない」というものでした。









