サンを理解する 3 つのステップ (1/4)
サンは最近、製品や提携に関する多くの発表を行っています。これらの多くは関心を呼び、多数の質問が寄せられました。そこでこの機会にこれらの内容をまと め、ビデオでご紹介しようと思います。今後、サン を動かしているものは何か、というテーマをお送りすることも考えています。これらの情報が有効である場合や、他に情報をお伝えするためにできることがあり ましたら、下のコメントフィールドを利用してお知らせください。
現在は会計年度の終わりに近づいており、またこの経済不況の中、サン が企業としてどこへ向かうのか、を改めて述べ、お客様、パートナー、従業員、投資家の皆様に、サン の方向を示しご理解いただくことは無駄ではないと考えています。明確であるということは有用であり、特に今のような不透明な時期においてはなおさらです。
世界経済を不安視する声が高まっていますが、まずはそのお話から始めましょう。顧客企業の中に、現在は一部政府の保有となっている企業があります。これら の企業の方々とお話しする機会がよくあるのですが、この企業は株価が 95% 以上値下がりし、貸借対照表や基本的なビジネス・モデルは極度に悪化した状態です。どの企業も同様ですが、サン の経営状態はお客様の経営状態の反映であり、当然 サン にも課題があります。もちろん、革新は危機を好む(英語)ものですが、それはお客様が安全な机の下から外へ踏み出した後の話です。
コップの水は半分しかないのではなく、まだ半分あるのです。中にはかつてこれほど好調だったことはない、というお客様もいます。メディアの新興企業や通信企業、資金豊富な政府系機関まで様々ですが、このような企業は運のいい少数派です。
サン は幸い、貸借対照表が非常に良好です。30 億ドルを超えるキャッシュを保有し、20 年近くも正のキャッシュフローを生み出してきています。また一連のテクノロジーや人材を輩出し、経済においてこれまで以上に重要な役割を担い続けていま す。サン の製品は企業の成長と統合を手助けし、また政府による経済刺激策にも役立っています。橋の建設から医療の自動化まで、政府の経済刺激策は技術投資を促進す ることは間違いありません。私たちは世界において、恵まれた立場にいると言えるでしょう。
何が言いたいかというと、IT が経済おいて果たす役割について私は心配していませんし、それに サン の製品が関わっていくことについても心配していないということです。将来を悲観していません。むしろ将来に向けて備えています。
そこで、サン の今後についての私のコメントを、3 回か 4 回に分けてお伝えしたいと思います。今回はその第 1 回です。ここでは、来年度に行われる一連の発表を一足早くご紹介していきます。サン のオープン・ストレージ製品の拡充から、ネットワーキング分野での同等の製品ポートフォリオの構築について、また、すばらしい可能性を秘めた Solaris や MySQL OEM の新製品の追加や、最新のクラウド製品、スタートアップ・プログラムについてもお話しする予定です。こういったことすべてを関連づけながら、サン の最優先事項や市場へのアプローチができるだけ明確になるようにお伝えしていき、各部分と、それらの全体をご理解いただけるようにしたいと思います。
では早速始めましょう。
私の考えでは、サン のビジネスは非常にシンプルです。私がサン について話すとき、取り組む必要があるのは「3 つのことだけ」ということをよく言います。
1. 世界中のすべての開発者に サン のソフトウェアやサービスの利用を推進。
これは戦略的な意味であり、財務的なものではないのでここで収益のことは考えないでください。このブログでは、テクノロジーの採用を推進す るためのモチベーションとそのメカニズムの紹介、また サン がターゲットとする様々な利用者についての説明に焦点を絞りたいと思います。先週、ある大規模顧客で開発者テクノロジーの責任者を務める方との夕食の席 上、こう言われました。「5 年も サン を訪れていませんが、突然我が社の開発者の間で サン の存在感が大きくなったようです」。この言葉については、次回のブログで考えてみたいと思います。
2. 世界で最も競争力のある商用製品を供給。サン のテクノロジーの選択を左右する導入担当者への訴求が第一ですが、それにとどまらない魅力ある製品を開発しています。
サン のソフトウェアやサービスがターゲットとするのは、一般製品より高額になる可能性がある代替製品に手を伸ばす余裕がある方々です。つまり、ダウンタイムの コストが商用ライセンスの価格を超えている場合です。これはほんの一部かもしれませんが、非常に利益のあがる対象でもあります。企業のシステム面から見れ ば、サン の製品は、ラック・サーバやブレード・サーバ、ストレージやネットワーキング・システムなどに及び、基本的にクラウドを推進するものとなっています。
差別化を進める開発者がこれらに対して抱いている信頼、また売上総利益、そして サン が製品をストレージやネットワーキングへと広げていくときにこの信頼から生まれる競争力について触れていきたいと思います。
3. 1 と 2 の間に、世界で最も効果的な販売 / サービスのつながりを構築。
最初の 2 点については講演などでもよくお話しするのですが、最後の点についてはほとんどお話できていません。一つにはまだ進行中の作業だからであり、サン の販売 / サービス・チャネルの規模がサン最大の戦略的課題の 1 つでもあるからです。
し かし順序付けが大事です。一番の優先事項は、サン の財政面においてはフリー・キャッシュ・フローを生み出すことであり、戦略面においてはサン製品の市場を成長させることです。サンは現在オープン・スト レージのビジネスに取り組んでおり、財政面と戦略面の 2 つの足並みがそろったときの サン に打ち勝つには、まずはフリー・ソフトウェア・コミュニティ(英語)で、お金を支払っているお客様の前で私たちに打ち勝たねばなりません。これは強力な組み合わせです。特に、フリー・ソフトウェア支持を装っている商用ストレージ・ベンダーにとっては脅威です。競合製品があれば大変でしょう。
ご承知のとおり、シンプルさを実現するには多くのエンジニアリングが必要です。ですから、「3 つのことだけ」と言うのは簡単ですが、この 3 つをたやすく達成できると言いたいのではありません。目指すのは、最高品質のネットワーク技術の革新を生み出し、推進し、製品化することです。それも、開 発者、そして導入担当者を魅了するような技術革新です。
サン をご理解いただくためには、サンの財務諸表を読み、またサンの財務実績を促進しているものは何かについて理解する必要があります。これらの視点なしでは、より大きな具体像や脅威が見えず、大きな機会を見逃すことになります。
このようなことを背景に、次回からのブログでは先に述べたいくつかの点についてお話ししていきたいと思います。現在の市場と、今の景気後退は別にして将来の市況を中心に考察していきます。
次回をお楽しみに。
(YouTube ビデオはこちらから(英語))Posted on 12:00午前 3 02, 2009 |


















