日曜日 5 04, 2008

第 3 四半期の総括

当社は先週木曜日、第 3 四半期 (Q3) の業績を発表しました。残念ながら、私が、そして私たち全員が期待していた結果ではありませんでした。

プレスリリースのとおり、Q3 の売上高は 32 億 6,700 万ドルで、前年とほぼ同水準でした。このうち、GAAP ベースでの 1 株あたりの損失は 4 セント (同四半期に完了した MySQL の買収に関連する手数料と同額) であり、約 3 億 2000 万ドルのキャッシュフローが得られました。

同四半期が低迷したのは、当社の総売上高の 40% を占める米国での売上が、前年比約 10% も大幅に低減したことに起因します。同四半期で注目すべきはインド地域の業績で、前年比 30% の伸びを示しました。また、チップ・マルチスレッディング Niagara システムも、(請求額が) 110% の伸びを示しました。

当社が製品を販売している 16 地域のうち 12 地域で増益を達成しましたが、世界最大規模の (そして、Sun のポートフォリオで最大の) 経済大国における赤字は、他の地域でカバーするには大きすぎました。そのため、全社レベルで成長を示すことはできませんでした。

ただし、米国経済の弱体化にもかかわらず、当社は全世界で成長を達成し、機会を見出しています。当然ながら、第 3 四半期の業績を踏まえ、当社はいくつかの変更を行おうとしています。ただし、これは中核となるビジョンや戦略の方向性に関してではありません。ネットワーク・インフラは世界中に構築拡大中であり、開発者はアーキテクチャおよび形状に関する要求の定義をこれからも続けます。当社は引き続きこの市場を推し進め、支配権を保つつもりです。

これを踏まえ、いくつかの質問にお答えしようと思います。

米国で何が起こったのですか?
第 3 四半期の後半に、小規模の顧客と大規模システム (エンタープライズ サーバーや大規模テープライブラリーなど) において、深刻な減速がありました。ご存知のとおり、第 2 四半期末時点でのバックログは良好であり、機運も高まっており、お客様からは Sun が正しい方向に向かっているというお褒めの言葉を頂いていましたから、3 月初頭に商談が失速し始めたとき、私たちはとても驚きました。

なぜ大規模システムが停滞したのですか?
直感的にはピンときませんが、大規模システムと受注は、より小規模な購買と比べて減速しやすいものです。通常、大規模な構築プロジェクトの一環としてシステムやストレージを販売する場合、販売サイクルは長期化し、導入プロセスもかなり長くなります (システムは、到着したその日から使えるというものではありませんから)。そのため、米国の住宅ローン危機に怯えて、あるいは CFO が設備投資に待ったをかけたために数週間にわたって買い控えをするという行為は、極めて自然なことだと言えます。

そして、思い出してください。当社のビジネスは、高成長のローエンド・ブレードやトレーニング・サービスから、成長の遅いハイエンド・エンタープライズ・システムやインフラ・ソフトウェアまで、幅広いポートフォリオを扱っているのです。すべての作業に対応できるただ 1 つのシステムや製品はありません。あくまでもポートフォリオなのです。

将来の方向性をどのように調整するのですか?
当社は引き続き、事業を地理的に多角化します。そして、ここ先週行ったオープン・ストレージ・イニシアティブの導入や、MySQL や Vaau のような企業の買収によって、今後も周辺市場への参入を続けます。

また、営業経費の削減を実現するための組織再編計画も発表しました。最終的に、最大 2,500 人の人員を削減する見込みです。

ここではっきり申し上げておきますが、当社は成長の機会に集中し、事業モデルに合わせてコスト構造を調整するために、積極的で慎重な手順をとっています。過去数年にわたって行ってきたように、何に投資し、何に投資しないか、この両方について取捨選択を進めています。

選択なくしては成長はありません。

第 3 四半期で好調だった点は?
当社が事業を行っている 16 地域のうち 12 地域で成長が実現しました。いくつか挙げると、インド (30% 増)、ブラジル (20% 増)、中国、ロシア、中東、カナダなどです。全般に、世界では引き続き、テクノロジーを成長、自動化、効率の源ととらえています。この第 3 四半期には株価さえ上昇したのです。

製品に関しては、エネルギー効率の重視が引き続き功を奏しており、Niagara システムは前年比 110% (請求額) の成長を示し、最新のブレードシステム (AMD、Intel、SPARC) はさらに上をいく成長を遂げています。MySQL チームにとっては飛躍的に成長した四半期であり、サービスの収益は 3% 増でした (もちろん、この大部分がソフトウェア関連です)。ディスクストレージの請求額は 6% の伸びでした。

製品の前受収益は 25% 超という好調な伸びを今期も示しました。一般にこれらの前受収益は、売上総利益率が会社平均より高い、よりハイエンドなシステムやより複雑な構成から発生します。サービスの前受収益は低下しており、これは前述した ERP の移行に起因します (第 4 四半期には回復する見込みです)。

不調だった点は?
第 1 四半期と第 2 四半期に大きく成長したエンタープライズ・システム (それぞれ 20% と 8% の成長率) が、第 3 四半期では低下しました。これは特に、競争に起因するわけではありません。富士通と共同開発した APL システムは素晴らしい性能を示し、パートナ�������シップが強化されました。テープ・ライブラリも低下しましたが、メディア販売は堅調でした。

これらの製品のサイズを考えると、当社のハイボリューム・ローエンド事業は、ローボリューム・ハイエンド・システムの鈍化を覆すのに十分な規模には達していません。

なぜソフトウェアの無償提供をやめないのですか?

開発者が当社ソフトウェアを採用してくださることを重視しているからです。例を挙げましょう。

先週、知名度の高いあるメディア企業がかなり高額の資金を調達したことがわかりました。そうでなければ、我々のレーダーにはひっかからなかったはずです。私は、資金調達の理由にインフラの拡張が挙げられていたことを知り、Sun のグローバル・セールスの事業部長に質問を送りました。この会社にすでに連絡をとったのか、と。

答えは「いいえ」でしたが、我々はすぐに連絡をとり、この会社が完全に MySQL を中心としてシステムを構築していることを知ったのです。

つまり、当社がその会社に連絡をとり、関わりを持つ前から、そしてその会社が大規模インフラの拡張に着手する前から、MySQL チームは占有技術を持つ競合他社に対して、設計面で勝利を収めていたのです。彼らに何を請求すべきだったでしょうか?スタートアップ企業や開発者はソフトウェアにお金を注ぎこまないものですから、その会社はどんな製品であろうと、Sun の製品を使ってくれなかったかもしれません。ただ、もう 1 つ別の質問があります。その会社が大規模な拡張に着手する前に、占有技術を持つ競合他社ではなく MySQL を選んでいただくために、我々は何を支払ったでしょうか?

これは正しい質問です。当社は何も支払わず、MySQL チームはその会社から採用を勝ち取ることができたのですから。

彼らはライセンスを購入するでしょうか?多分、購入しないでしょう。でも、Facebook やノキアやニューヨーク・タイムズのようにライセンスを購入してくれれば、そのときは、当社は絶好の位置につくことができます。そして今のところ、Sun にはコストはかかっていません。私は今朝、スタートアップ・キャンプで多数のスタートアップ企業の前で講演したのですが、無償ソフトウェアを使ったことがない人はどれだけいるのか質問してみました。すると... 誰も手を挙げなかったのです。なぜスタートアップに注目するのか、ですか?それは当社が、大企業から小規模企業まであらゆる会社の開発者に力を注いでいるからです。

競争についてどう考えますか?
いいんじゃないでしょうか。米国での商談の鈍化について分析したところ、競争は大きな問題ではありませんでした。つまり、別の会社が受注しているということではなく、第 3 四半期に発注書が発行されなかったということが問題なのです。当社は米国市場の占有率が高いため、潜在的に自由裁量購入の割合が多くなります (個人的には、サーバーがストレージより自由裁量的であるとは思いません。むしろ、収斂的だと思います)。Avnet は当社の最大の代理店の 1 つですが、米国で同様の経験をしたそうです。

なぜ四半期の決算を事前発表しなかったのですか?
発表を行う前に、数値を確定し、将来に向けたコスト構造の調整についての計画を完成させておきたいと考えました。現在、ERP の移行の途中であることから、4 月まで確定作業がずれこみました。次に、2009 会計年度の組織再編計画を、発表前に取締役会で検討しておく必要がありました。会議を持ち、内容を検討し、承認してから、計画を直ちに発表しました。

1 年前の利益と比べ、なぜ損失が発生したのですか?
GAAP 換算前の段階では、第 3 四半期には 3 億 2000 万ドルという多額のキャッシュフローが生成されていたのですが、キャッシュフローから GAAP 収益を算出するにあたって、買収会計、営業権償却、納税引当金、ストックオプション費用計上など、多数の項目が考慮されます。これらすべてが、非キャッシュ・ベースで最大 2 セントの手数料に累積されるのです。

自社株買戻しは計画していますか?
自社株買い計画についてはコメントしませんが、そのような可能性があれば、四半期末に報告いたします。

米国はいつ復調するのでしょう?沈滞は世界中に広がるのでしょうか?
Sun はネットワーク革新を構築する会社であり、世界経済については予測できません。

そのことを踏まえると、当社のこれまでの方向性とこれからの方向性について、明確になってくると思います。では最後に、特に頭の痛い質問に答えましょう。

「なぜ Sun の CEO はブログ執筆に無駄な時間を割いているのですか?」
これは、当社の戦略と営業活動を明確化することが大事だと考えているからです。1 年に一度の年度報告書では不十分です。方向性を明確にすることは、当社の株主、顧客、パートナー、そして従業員にとって意義あることだと信じています。

好調なときも、そして苦戦しているときも。

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免責条項

「Jonathanのブログ」には、組織再編計画や前受収益についての期待など、Sun の将来の方向性や業績を前向きにとらえたコメントがあります。これらの前向きなコメントは、あくまでも予測であり、実際の結果がこのブログの予測と実質的に異なる可能性があることを予めご了承ください。前向きなコメントに含まれる予測と実際の結果が実質的に異なる要因としては、「新製品の開発、設計、製造、提供に関連するリスク」、「技術的発展の滞り」、「価格競争による圧力」、「新製品に対する需要の低さ」、「新製品のエラーまたは欠陥の可能性」、「競争」、「事業の後退」、「鍵となる人材の流出」、「プロジェクトの中止または遅延」、「1 つの供給元への依存」、「需要を満たすために十分な量のコンポーネントを調達できないリスク」、「在庫確保のリスク」、および「製品開発や製品普及、新製品・新技術の導入の遅れ」などが考えられます。また、米国証券取引委員会に随時提出される Sun の収支報告も是非ご覧ください。すでに、Form 10-K の年度報告書 (2007 年 6 月 30 日〆) と、Form 10-Q の四半期報告書 (2007 年 9 月 30 日〆と 2007 年 12 月 30 日〆) が提出されています。Sun には、これらの前向きなコメントを変更する義務はありません。また、現時点でこれらのコメントを変更する予定はありません。

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