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The Future of IT?
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20060228 2006年 2月 28日 火曜日

Coffee, Keynotes and Linux on Intel vs. Solaris on Opteron (Japanese Translation)

(このエントリは 2006 年 2 月 17 日: Coffee, Keynotes and Linux on Intel vs. Solaris on Opteronの 日本語訳です。)

Open Source Business Conference (OSBC) で私が行なったキーノートの Webcast はこ ちらにあります。スピーチ前にかなり大量のコーヒーを飲んだのですが、そのことがスピーチのペースに明らかに影響を与えていたと、あ る聴衆の方から言われてしまいました。ご自身で聞いてみてください。
参加者のなかにスタートアップ企業がかなり多く見受けられました。- 私たちはスタートアップ企業の Sun への再リクルーティングにフォーカスしはじめたのですから、私は (遅くなってしまいましたが) 自分の果たすべき約束の履行、すなわちマーク・アンドリーセンから受け取った、彼のス タートアップ企業における "Linux on Intel" 対 Solaris の経験についてのメールを公開し、みなさんの期待に応えないといけないと考えました。

-------- オリジナル・メッセージ --------
Subject: followup
Date: Thu, 02 Feb 2006 15:51:28 -0800
From: Marc Andreessen < >
Organization: Ning Inc.
To: Jonathan Schwartz < >, Anil Gadre < >

みなさん、-- 以下の内容が私が昨日ステージで話したデータのまとめです。

私たち(Ning)としては、どのように使ってもらっても問題ありません。

マーク

Ningサーバ・プラットフォーム分析

以下のデータは、われわれの運用環境実装についての分析に基づいています。Ningはホワイトボックス (ローカル・システム・インテグレーターのクローンPC) AMD Opteron サーバ上の商用 Linux ディストリビューションをベースとしてベータ・システムを稼動させています。この運用環境は、商用コロケーション施設内のケージにホスティングされていま す。私たちはケージの合計面積(平方フィート単位) と、そこに供給される合計電力 (アンペア単位) に基づいて毎月使用料を支払っています。

スペースと電力のコストはわれわれの地域 (カリフォルニア州サンノゼ) の平均値を合わせたものです。

月額設置代: $27.00 / 平方フィート(1 平方フィート = 0.09290304 平方メートル)
月額電気代: $17 / アンペア

4 ポスト・ラック (またはキャビネット) は 20 平方フィートを占有します。各ラック、もしくはキャビネットにはおよそ 40 のラック・ユニット (RU;1RU = 1.75") が収容可能です。このため:
ラックあたりの月額費用: 20 平方フィート * $27 / 平方フィート = $540
RUあたりの月額費用: $540/40 = $13.50

分析のために、すべてのサーバが同じコストだと仮定します。

サーバー価格: $3,000.00

次に、サーバのオペレーティング・システムに対するコストを考えます。購入価格とメンテナンス料金を加える必要があります。商用Linuxディストリ ビューション(エンタープライズ・クラス)とSolarisを比較します。 商用Linux

年間サブスクリプション費用: $900.00
商用Linuxインシデント毎費用: $380.00
合計: $1,280.00
Sun Solaris サブスクリプション費用: $120.00
Sun Solaris インシデント毎費用: $0.00
合計: $120.00

ある種の制約 (利用可能なスペースや電源容量の合計) を伴うホスティング環境を利用すると考えれば、取得コストは方程式の一部にすぎません。ポール・ハーベイならば "ここからが本番"というのでしょう。

我々が契約しているコロケーション・サービス業者は、ラック単位でどれだけの電力を提供するかの上限を決めています。我々の場合は 60A です。経験則からいえば、負荷は全容量の 80% に抑えることが理想です。よって:
60A * 80% = 48A  ラック当たり利用可能な電気量

ここでどれだけのシステムを 1 ラックに搭載可能なのか決めなければなりません。ラックあたり 40RU と 48A 利用可能だということはわかっています。しかし、どれだけの電力がシステム全体で必要となるのでしょうか? 見てみましょう。
Sun x2100 (model 175; デュアル-コア Opteron): 1A
ホワイトボックスAMD(2x AMD Opteron 248): 2A
インテル デュアル Xeon: 3A以上

ラック当たり搭載可能なシステムの最大値は:

Intel: 48A/ラック / 3A/システム = 16 システム/ラック
ホワイトボックスAMD: 48A/ラック / 2A/システム = 24 システム/ラック
Sun x2100: 48A/ラック / 1A/システム = 48 システム/ラック

1ラック当たり40RUしかありませんから、実際のSunのシステムの場合は40システム/ラックになります。次にシステムの1月あたりの運用コストを計 算する必要があります。

60A/ラック * $17/A/月 = $1,020.00 /月
月額ラック費用: $540.00
Intel (@ 16 システム/ラック):
電気代: $1,020 / 16 = $63.75/月
設置代: $540 / 16 = $33.75/月
合計: $97.50/月
whitebox AMD (@ 24 システム/ラック):
電気代: $1,020 / 24 = $42.50/月
設置代: $540 / 24 = $22.50/月
合計: $65.00/
Sun AMD: 電気代: $1,020 / 40 = $25.50/月
設置代: $540 / 40 = $13.50/月
合計: $39.00/月

サーバ+OS+設置代+電気代を合わせて、36ヶ月定額で分析すると次のような結果になります。

Intel + commercial Linux
:
$3,000 + (3 * $1,280) + (36 * $97.50) = $10,350.00 3年間

whitebox AMD + commercial Linux
:
$3,000 + (3 * $1,280) + (36 * $65.00) = $9,180.00 3年間

whitebox AMD + Solaris
:
$3,000 + (3 * $120) + (36 * $65.00) = $5,700.00 3年間

Sun AMD + Solaris
:
$3,000 + (3 * $120) + (36 * $39.00) = $4,764.00 3年間

この分析によれば、Sun のソリューションはインテル・ハードウェア上で Linux を使用するより半額以下です。

考慮すべき重要な事柄: データ・センターのスペースは、我々からは最低限のコントロールしかできない制限つき商品だということです。拡張のためのスペースを "予約" することは可能ですが、これには追加の費用がかかります。我々が購入するスペースを最大限に活用させてくれるソリューションには特筆すべき優位点があり、 より大きなコスト効率の良い成長をもたらします。

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追伸. コメントを ON にしました。

追追伸. この点に関し、The Registerす ばらしい分析を公開しました。- ガートナーや IDC が精 査を進めているようですが、もし彼らが金融アナリストたちのように、調査対象であり顧客であるベンダーからどれくらいの収益をあげて いるのか公開するようになれば、彼らの信頼度はきっと高まることでしょう。彼らの規模であれば、いずれ公開せざるを得なくなると考えています。

個人的は、それが最終的には、我々が彼らとビジネスをするかどうか考える上での決定要因となるでしょう。透明性は良いことです。


Posted by akihito ( 2月 28日 2006年, 11:47:23 午前 JST ) Permalink

20060223 2006年 2月 23日 木曜日

Recommended Reading (Japanese Translation)

(このエントリは 2006 年 2 月 10 日: Recommended Readingの日本語訳です。)

The Wisdom of Crowdsは、さっと読めて、かつとても良い本です。

読んだ後には、こ ちらの記事も・・・。

その内容自体も、また集合知という観点からも、興味深い内容です。 Timさん、アドバイスに感謝します。

Posted by akihito ( 2月 23日 2006年, 03:54:01 午後 JST ) Permalink

20060215 2006年 2月 15日 水曜日

The Death of the Cold Call (Japanese Translation)

(このエントリは 2006 年 2 月 4 日: The Death of the Cold Call の日本語訳です。)

私のテクノロジー業界でのキャリアは、 あるスタートアップ企業で営業部門を統括することから始まりました。 まあ 「統括する」 というのはたぶんひいき目に見た言い方ですね、 なにせ営業担当者は私だけだったんですから (私のパートナーは製品開発で忙しかったのです)。 でも毎朝、私はベッドから起きてすぐデスクに向かい (デスクは寝室にあったのです - まだベンチャー・キャピタルからの資金調達 (raising venture capital) が手を挙げる (raising your hand) くらい簡単なことになる前のお話です)、 リスト順に電話をかけていきました。 私たちはいたるところから引き合いを集めてきました - けれどもスタートアップ企業においては、 営業活動のすべては基本的に売り込みの電話をかけることなのです。 そして正直なところ私は売り込み電話が好きではありませんが、 その思いは胸にしまっていました。

先ほど Sun が年に一回開催しているアナリスト・カンファレンスが閉幕しました - 私たちはこの会議に金融アナリストの方々と業界アナリストの方々をともにお招きし (彼らが会場の同じ側に座ることは決してなかったようです)、 近況報告と市場での今後の見通しについてのプレゼンテーションを行ないまし た。 (上記のリンクにビデオとスライドがあります。)

わたしのプレゼンテーションの一番のトピックはフリー・ソフトウェア (訳註: リンク先の日本語訳) に関してでした - いくつかの疑問、 とくに金融アナリストのみなさんから寄せられている、 フリー・ソフトウェアが与える私たちの業績へのインパクトに関する問いに答えるためです。 ある人たちはいまだに 「フリー」 がビジネスに対し良い効果をもたらすはずがないと信じています - 「フリー」 に基づくビジネスはますます勢いづいているというのに。 わたしがお伝えしたかったことは、 フリー・ソフトウェアは収益を減少させるのではなく、 採用・普及を拡大させるということです。 そしてこのことは顧客の獲得と選定プロセスの劇的な単純化につながります。

このことを明確にするために、 わたしはマーク・アンドリーセン氏 (訳註: マーク・アンドリーセン - Wikipedia) をステージに招きました - 彼の (多数存在する) 会社のうちの一社、Ning について話してもらうためです。 Ning はソーシャル・ソフトウェアの成長を、 そのようなソフトウェアが必要とするインフラストラクチャをサービスとして提供することで加速化させようとしています (そこにはクローン効果 (訳註: そのまま模倣すること) やティッピング効果 (訳註: シェア一位が急激に市場を占有すること) に関する、 本当に素晴らしい考えがあります)。 この会社の着眼点はとてもクールで、 何人かのとてもスマートな方々によって運営されています。 そして Ning は IT マーケットプレースに来たるべき革命のグラウンド・ゼロなのです: ソーシャル・ソフトウェアにはより多くのインフラストラクチャが必要となり、 そこを流れるトランザクション量は 10 年前の ERP が作り出した量を上回るでしょう。 実例を挙げると、Sun の運用している ERP は 5 年前のコンピュータ上で動いていますが、 その性能にはまだ余裕があります - これに対し、私たちの開発者コミュニティと顧客ポータルは 24 時間、 数百万のユーザにサービスを提供するために、 より多くのインフラストラクチャを必要としています。

しかし Ning と私たちとの関係の中で私がもっとも興味深く感じたのは、 これまで Sun からは誰ひとり Ning を訪問したことがなかったという点です。 Sun の誰も、売り込みやそれ以外を問わず、 営業の電話はしたことがありませんでした。 マークは単純にホワイトボックス上で Linux を走らせればいいと考えていたようです - しかしそれは SunFire サーバで稼働する Solaris より 2 倍も高くつくことがわかったのです (このことは多くの顧客が驚く点であり、Sun によって解決されるうってつけの課題です)。 C|Net から記事が出ています、 こちらをどうぞ。 そして、彼はいまや Sun の顧客となりました (彼から受け取った、 計算の詳細に関するメールを来週ポストします (訳註: "Solaris is a better Linux than Linux" - Marc Andreessen))。

これは私の視点ですが、 Sun の今後の成長は、 単に既存顧客の維持と彼らの伸びによってもたらされるものではないと思っています。 私たちの成長は新規顧客の獲得によってなされるのです。 顧客規模の大小は問いません。 重要な点は、 彼ら新規顧客のうちほとんどの方には私たちはお会いできないろうということです。 - 私たちが世界中に配布した 400 万の Solaris ライセンス (訳註: Solaris 10の登録ライセンス数が400万件を突破) の一件一件に電話をするほど多くの営業社員は、 この世界にはいません。 しかしインターネットによって彼らと私たちがつながっている限り、 フリー・ソフトウェアの配布によって彼らは私たちのほうに目を向けることになります - そして我々にとってみれば、この双方向リンクの確立への投資が、 最終的には高付加価値のサービスとインフラストラクチャを希望する方々だけから収益を得ることを可能とします (一方、希望しない方からはいただきません)。

このようなことから、私は売り込み電話の日々が終わりつつあるのだと信じる (というより願う) ことができるのです…。

Posted by tkudo ( 2月 15日 2006年, 06:44:00 午後 JST ) Permalink

20060203 2006年 2月 03日 金曜日

Thinking About GPL3... (Japanese Translation)

(このエントリは 2006 年 1月 27 日: Thinking About GPL3... の日本語訳です。)

選択肢があるということは顧客にとっていいことです。その証拠として、ここ1年以内で、デベロッパーから約400万のSolarisライセンスの申請がありました。ダウンロードの65%はNon Sunハードウェアで動いています。これは、つまり我々が新しい顧客を開拓しつつあるということを意味しています。何故ならSunは顧客が自由に好きなハードウェアを選択できる環境を提供しているからです。

この400万というボリュームのため、HPがIBM同様x64プラットフォーム上でのSolarisをサポートするチームに加わることになったことは明らかに見えることと思います。これにより更に多くの選択肢を提供することになります。そしてSolaris サポートプランにコミットしてないのはtier 1 vendor (テキサスに本社をおく企業でswellという単語と韻をふむといえばおわかりでしょう)唯一です。

Solarisはこれらのすべてのシステムの上で利用可能なので 顧客へのオプション、つまり、寿命末期のレガシーシステム、またはなかなか市場に浸透せず忘れ去られつつあるIntelのItaniumの代替のオプションとして考えられています。

また私たちは、多様性と選択は重要だと認識しています。故にSunは2つのオープンソースライセンスのもとで(Solaris Enterprise System全体を視野にいれて)Solarisをリリースする可能性を探し始めています。まずひとつはCDDL(Common Development and Distribution License)-顧客の知的所有物がSolaris ソースコードの中で安全に入り混じることを認めるものです。もう一つは フリーソフトウェアファンデーションのGPL3です。まだ検討の初期段階ですが、Sunはこの2つのライセンスを同時適用を考慮に入れています。

まず最初に、私たちはいかにGPLを好むデベロッパーや顧客に効果的にアプローチするかを調べています。
SunはGPLの大規模な貢献者として、リナックスとOpenSolarisの関係を効率化し、互いに実りのあるものにするためにできることにとりくみたいと思います。なぜ dTrace や ZFS、あるいは GRUB や Xen のようなテクノロジに関して「車輪の再発明」をする必要があるのでしょう。

2番目に、マルチスレッドのNiagaraシステムの背後にあるコアな知的所有物をどのオープンソースライセンスで公開するか、まだ決定していない事を心に留めて置いてください(心はGPLに傾いているのですが、、、)。今後2つのコミュニティ(OSとシステム)が相互作用する機会はあるでしょうか? もちろん確実にありますよね。

これらの問題を考慮するにあたって、多くのフリーソフトウェアコミュニティの方々が我々を援助してきて下さったことに感謝を申し上げたいと思います。このライセンスの問題は、今後引き続き議論をしていくべきだと思っています。それには選択の自由(束縛のないFair Use- この件についてはまたそのうち別のブロッグでお話ししましょう)に価値感をお持ちの皆さんの意見が重要です。

私は2006年はきっと興味深い選択で満ちた年になることと思います。

Posted by akihito ( 2月 03日 2006年, 01:11:57 午後 JST ) Permalink 投稿されたコメント [0]


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