Katsuya Tanaka - 田中克哉 のブログ

思いついたこと、発見したこと、そしてビジネスになりそうなこと。

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20060423 2006年 4月 23日 日曜日

オープンサービスの時代へ

アメリカだけではなく、世界の100ヶ所の都市をまわり、SunのビジョンやこれからのITの新しい考えを皆さんにお伝えする「Sun Business .Next」という、キャラバンが先週日本でも開催されました。日本では名古屋、大阪、福岡、そして東京の4ヶ所で開催されました。

その基調講演の話で文字通り次の世代のITの波がどのようなものかという話が SunのCTOであるGreg Papadopoulosからありました。

Sun Java Software のメッセージでよく使っている「Software as a Service」 の次のステップとして、(あるいはこれまでのようにパッケージソフトを買ってきて、何かを作るという旧世代に変わって)「Open Service(オープン サービス)」の時代がやってくると言っています。
オープンソースにおけるメリットは直接エンドユーザには届きません(あまりない?)が、オープンサービスの考えではサービスとして選択する企業やユーザーが、直接コメントを出したり、新機能のリクエストをしたりといった形でフィードバックができる分、やはり直接的に利益を受ける形になっていくといえば良いでしょうか?
その方が、本来のITの目的にかなっていますし、先日の私のblog で伝えたかったことそのものですね。

ちなみに、同じく先週、世界一の金持ちが日本にやってきてなにやら話してました。この人は相変わらず新しいものを創造できない人のようで、VistaやLiveが革新的だとか騒いでいたようですね。「Web 2.0」もよくわからないらしいし。困ったものです。
売り上げをOfficeに頼っている収益構造もいつまで続くことやら。いまや学生はOpenOffice を使っていて、MS Office なんか買わないって話も聞きますしね。

Posted by ka28_tnk ( 4月 23日 2006年, 12:42:01 午前 JST ) Permalink

20060418 2006年 4月 18日 火曜日

サブスクリプション・モデルへの流れ

Sun Java のソフトウェアのライセンスは大きく2つの形態があります。
1つめが、従来からある「恒久的」なソフトウェアライセンスで、一度ライセンス料金を払えば、将来にわたって利用し続けることができるものです。そして、2つめが「年度」契約。
Sunではサブスクリプション・ライセンスと読んでいますが、読んで字のごとく(? 英語のごとく)雑誌の年間購読をするように、毎年お金を払うというライセンスです。

ソフトウェアに対して、このサブスクリプション形式のライセンスをとり始めたのは いつの頃からか調べたことがないのでわからないのですが、エンタープライズ市場で最も早くこのタイプでビジネスを始めた企業のひとつが Salesforce.com でしょう。たまたまですが、知り合いが何人もこの会社の日本法人の設立にかかわったので、会社設立の発表会にも参加し、Marc Benioff の迫力あるプレゼンも聞いたのは もう 6年も前なんですね。

このころから続く、Salesforce.comのキャッチコピーは「No Software」です。つまりソフトを「買う」のではなく、「機能」を利用するものだと。そして、もうひとつの特徴が、ライセンスが売りきりではなく、サブスクリプション・ライセンスであるということです。業界的にはこのタイプは「ASP」(Application Service Provider)と呼ばれているので、 「サービス」を販売していることになりますが。


なぜ、サブスクリプション・ライセンスなのか、なぜ、ASPなのか、あれから6年にもなるのに、日本ではまだまだ、理解していない人、そしてその販売方法に抵抗がある会社が多いようです。
周りをみわたせば、皆さんがお使いのアンチウィルス製品はほぼ間違いなく、サブスクリプション・モデルで運営されていますし、ISDNや光はもちろん、携帯電話だってサブスクリプションモデルです。もっと基本的なところで行けば、電気や水道だって…。

IT業界がコモディディ化している昨今、ユーティリティコンピューティングの思想があったり、
「蛇口をひねると水がでるように」 ITは提供されるべきだと考えている人は多いにもかかわらず、なぜか、エンタープライズのソフトは「そうではならない」と考える人がいるのはちょっと残念です。
(Information Liquidity とかLiquid 何とか、SOAとかも、発想はそのあたりから来ているのに)

昨日のニュースで、食品添加物の問題を取り上げている中で、有名な本の著者の方が「作る人、売る人、買う人、それぞれが自分たちだけの利益を追求しているので、結果的に良いものが消費者に渡らない」という趣旨の発言をされていました。自分たちのビジネスも同じことが言えるなと、ちょっと考えさせられました。 
なぜなら、IT業界は使いもしない機能満載のソフトを売ってきましたけど、
実際のお客さんの視点は ソフトの機能ではなく、業務のプロセスが効率的にまわせれば良いわけですけど、そういう作り方、売り方をしてきていないなと思うからです。

ASP に関しては 私が
成長性がどうこう言っても、あまり信憑性がないので、最近のZDNetの記事を参照していただくのが一番良いと思います。ちょうど連載でASPの特集をやっており、今は「ガートナー、ASP市場の動向を語る:ソフトウェアのオンデマンド化を推進するASP(3)
という記事が書かれていますので、ぜひご一読を 

よく、日本のIT業界はアメリカから4~6年遅いといわれますが、このASPやサブスクリプションモデルが浸透するのもそれだけ時間がかかってしまうんですかね?

このあたりについては また今度書きたいと思います。

Posted by ka28_tnk ( 4月 18日 2006年, 07:29:17 午後 JST ) Permalink

20060403 2006年 4月 03日 月曜日

Instant Messaging を題材にちょっと新しい試みをはじめます。

今、うちのチームでは Instant Messaging のプロモーション用に Podcasting 的なことを試験的にはじめようと思っています。 社外の普通の人が見えるWebサイト用のバージョンと、Sun Java System の販売パートナー用の2種類を作成中です。
それぞれ、微妙にトーンと内容が違うので皆さんに どう評価されるか興味津々です。

パートナー向けのコンテンツにはアンケートも載せる予定なので、コメントがある方はぜひ。

では Web に掲載される日をご期待ください。

Posted by ka28_tnk ( 4月 03日 2006年, 11:54:04 午後 JST ) Permalink

20060128 2006年 1月 28日 土曜日

サンのソフトウェアがいつでも無償で利用できる

過去のBlogをみてみたら、やけに小さいフォントで書いてあったので、今回はちょっと大きなフォントにしてみました。

サン・マイクロシステムズのSun Java System ブランドのソフトウェアが誰でも『無償』でダウンロードして試せるようになったということ、サンのBlogを呼んでいらっしゃる方であれば知っていると思いますし、いろいろなBloggerがたびたび書いてきたので、あえて書く気はなかったんですが、たまに、「そんなことしちゃう、Sun が目指している方向がわからない」と言われることがあります。

そこで、今日はサン・マイクロシステムズの中でソフトウェアを担当している(私が所属する)部隊である「Sun Java System ソフトウェア・ソリューション本部」のVisionやMissionなどについて、簡単に説明しましょう。一応、ホームページ上にも企業理念、使命、戦略
が書いてありますが、それをもう少し詳しく説明しておきたいと思います。
おそらくこの思想を理解していただければ、Sun の方向性はもちろん、なんでソフトをただで配ってるのか、わかってもらえると思いますので。

Sun は今、「Participation Age」(参加の時代)が来た事を大きな声で言っています。つまり、ネットはブラウザーで見るだけだった時代から、オークションに出品したり、Blogを書いて自分のメッセージを発信したりといった皆が参加する時代になっていて、この「参加する」というアクションにより、ネットの世界はこれまでの一方通行の世界から、より大きな変革を遂げていくという考えです。しかもこのネット上には単なるコンピュータだけではなく、様々な物(携帯や家電製品、果ては監視カメラも!)もつながってきているので、これまでの概念からは考えつかない物が生まれてくるのではないかと。

身近な例で言えば、Wikipedia
などか一番わかりやすいt思います。このネット上の百科事典は 項目を増やしたい個人とボランティアの人たち(あなたも項目を追加できます!)がこつこつと、項目を増やし、整備し、いまや英語の見出し数は90万語を軽く超えています。あのブリタニカ百科事典でさえ12万語ですから、いかにこの百科事典がものすごいものかお分かりになるでしょう。しかもこの百科事典の利用料はもちろん、「タダ」です。

そして、Sunの使命は『「参加の時代」を推進する技術の開発とコミュニティの育成』にあります。だから、Sun Java System ブランドのソフトを誰でも無料で試せるようにしたのです。もちろん、無料なのでサポートや保証はつきませんが、誰でも利用できるようになれば、そこにコミュニティが自然発生的にスタートするでしょう。利用している人、試用している人も含めて情報交換の場が生まれるわけです。そうすると、他の利用者に有益な情報が発信されるでしょうし、TipsやWorkaround (特定の事象の回避策)なども蓄積されていくはずです。もしかしたら、Bugのリポートも増えるかも知れません。Sun としては そういった人々が増加すれば、結果として皆が使いやすいものに成長していくだろうと期待しているわけです。

では、Sunは 何を目指しているのか?
コミュニティのように「参加の時代」によるアクションがもっと、もっとネットを便利な方向に導き、さらにネットだけではなく、ITそのものを進化させ、最終的にはデジタル・ディバイドを排除して、人々の生活をより良いものへと導いていくことができるし、そうすべきだと考えているのです。

話が非常に大きくなってしまいましたが、この大きな目標に向かって最善な戦略が「参加の時代」を推進することであり、その場にSun の資産としてのソフトウェアを提供していくことなのです。

だから、Sun Java System ブランドのソフトを惜しげもなくタダで使っていいですよ!その代わり、あなたも 使ってみたら、そのコメントなどをどこかにフィードバックしてくださいね。それであなたも「参加」したことになりますから。

今日のひとこと:
「情けは人のためならず」






Posted by ka28_tnk ( 1月 28日 2006年, 05:00:00 午前 JST ) Permalink

20060124 2006年 1月 24日 火曜日

メールはやばいかも...

ついに、ホリエモンが逮捕されちゃいました。
手のひらを返したようなメディアの攻勢には閉口しちゃいますが、一連の検察の動きを見て、『一罰百回であって欲しい…』と思っている人も実はいるかもしれませんね?

現在のプロパガンダ的な情報からすると、メールが動かぬ証拠だと言うストーリーのようですが、メールだと、いかようにでも解釈できる場合が多いし、ましてや社内メールだと、結構乱暴な表現してますから、それが証拠でいろいろ言われると、結構つらいものがあるともいます。
(ところで、例のメールにはccで本人入ってたんでしょうか?)

証券取引法違反ではなくても、日本には税務署とかもありますし、セクハラメールなんか全文検索したら、山のように出てきちゃうかもしれないし。とにかく、解釈する人が「性悪説」を適用されると結構やばいと思っている人も多いのではないかと。。

ところで、今回の件で、昔アメリカの証券会社で起きたアクションを思い出しました。
映画の「ウォール街」見たことのある人なら、想像できると思うんですけど、いつの世もディーリングルームで働く人はインサイダー取引疑惑の疑いをかけられやすいんですね。
証券会社側としてはインサイダー取引の疑いでSECから目をつけられようものなら、商売上がったりだし、本当にそんな社員がいたら大変なことになってしまうので、対SECおよび、対株主に対して「弊社は絶対にそんなことは起きませんよ」という予防線も含めて社内の監視を行ってきたわけです。
その筆頭が電話の全記録保管とメールの保管。ところがそこに、新手が登場するわけです。
携帯電話とインスタントメッセージ(チャット)です。

で、どうしたているか想像つきますか?
携帯電話の記録って、携帯電話会社しか取れませんよね?だから、ディーリングルームに携帯電話の妨害電波を出すんです。携帯電話がつながらなければ、一切会話ができませんので、犯罪が防止できると。 ちなみに、日本にある某外資系証券会社でもやはり妨害電波がでているそうです。

そして、もうひとつのインスタント・メッセージ。こちらもやはり、大手のチャットクライアントはISP側がログをとっていますので、会社では管理できません。使えなくしてしまうという選択肢もありますが、一度に複数の電話をしなければならないディーラーの環境には、かなり便利なコミュニケーションツールなので、結局ログを取れるバージョンのインスタント・メッセージを開発して利用してます。
インスタント・メッセージは他のことをやりながら利用できるし、リアルタイム性が高いので秒単位で仕事をする環境にはうってつけですからね。

さて、本題。

今回の事件で、やばそうな連絡はメールをやめて、インスタント・メッセージ(IM)にしようとする人々がでてきてもおかしくないですよね。その際に、市販のIMクライアント使っていると、前述のように、ログがとれないですから、ここはぜひとも Sun Java System Instant Messaging を検討されていはいかがでしょうか?
様々な機能がありますので、おいおい説明していきますが、便利なことこと上ない製品です。

Posted by ka28_tnk ( 1月 24日 2006年, 01:44:34 午前 JST ) Permalink


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