Friday Jul 03, 2009

NetBeans 6.7 今週 NetBeans 6.7 が無事にリリースされました。リリース後の作業もようやくひと段落、ということで今回のリリースをブログのエントリを読み返しながら振り返ってみます。今回一番うれしかったのはやはりユーザーテストプログラムにたくさんの方が参加してくださったことです。本当にありがとうございました。

2009/2/26 : NetBeans 6.7 M2 日本語版もリリースしました
NetBeans 6.7 は当初 7.0 というリリースになるはずですが、M1 後に 6.7 に変更になりました。その M2 ビルドが2月26日にアナウンスされています。新機能のすべてはまだ完全に入らなかったわけですが、この時点で Mavenオンデマンド機能(エルゴノミクス) が統合されています。日本語版もこのリリースで提供しました。

2009/4/6 : NetBeans 6.7 M3 日本語版
4月に入って M3 をリリースしました。この時点では Kenai, Hudson のサポートBugzilla のサポートが入っています。通常のリリースだと新機能の日本語訳は Beta 以降始めるわけですが、今回のリリースでは M3 時点ですでに翻訳を開始することができてましたね。

2009/4/30 : NetBeans 6.7 Beta 日本語版
そして4月の終わりには Beta 版のリリースです。Beta からはインストーラが英語と日本語で一本化され、ひとつのインストーラになりました。M2, M3 では日本語化はされていたものの、インストーラは別でした。また Beta からユーザーテストプログラムを開始しました。

2009/4/30 : 日本語による NetBeans 6.7 ユーザーテストプログラムをやりますよ!
今回新しい試みとしてこのユーザーテストプログラムがあります。結果から言うと大成功でした。たくさんの方に参加していただき、多くのフィードバックを送ってもらうことができました。日本語版を同時にリリースできたのも参加してくださったみなさんのおかげだと思っています。もちろんリリースまでに解決できなかったバグもあるのですが、早い段階でバグレポートしたものはかなりの確率で直す事ができました。NetBeans 6.8 でも是非やりたいですね。

2009/6/2 : NetBeans 6.7 リリース候補ビルド 1 (RC1) 日本語版
2009/6/8 : NetBeans 6.7 リリース候補ビルド 2 (RC2) 日本語版
2009/6/17 : NetBeans 6.7 リリース候補ビルド 3 (RC3) 日本語版
6月になり最初のリリース候補ビルド(RC1)がリリースされました。日本語翻訳もこの時点で完了してあとは細かい修正のみという状態で出す事ができました。RC3 まで今回はいきました。毎回ダウンロードして確認してくださった方もいて本当に助かりました。

2009/6/30 : NetBeans 6.7 日本語版正式リリース
最初の予定より一週間遅れて 6/30 に無事正式リリースとなりました。NetBeans 6.5 に引き続き、英語と同時リリースとなりました。やりました!

2009/6/30 : NetBeans 6.7 ユーザーテストプログラム : ありがとうございました&参加賞のお知らせ
ユーザープログラムの参加者のみなさんと参加賞の発表を行ないました。参加してくださったみなさん、お疲れさまでした&ありがとうございました。こちらが考えていたい以上にたくさんのフィードバックで集計が大変でした ^^;)

NetBeans 6.7 の正式リリースでは、プラネット NetBeans に参加してくださっている方、ユーザープログラムに参加してくださった方、普段から応援してくださっている方など、多くのみなさんにブログ等で紹介していただきました。本当にありがとうございました!
NetCAT
NetBeans Japanese community held NetBeans 6.7 user testing program locally from NetBeans 6.7 Beta to FCS. The main purpose is to get feedbacks about quality of Japanese translation and IDE itself. NetBeans runs NetCAT every release but it's basically English program. So we tried local program just for Japanese community this time. We got a good result! 21 community members kindly joined this program, 249 posts including our replies in the mailing list, 69 valid feedbacks and 42 issues filed into issuezilla. Thank you very much for your participation!
  • participants : 21
  • posts : 249
  • valid feedbacks : 69
  • issues : 42
NetCATNetBeans 6.7 ユーザーテストプログラムに参加してくださってみなさま、本当にお疲れさまでした!予定通りに日本語版をリリースできたのもみなさんのおかげです。本当にありがとうございました! 大野さんのほうから参加賞についてアナウンスされています。今回は全員に参加賞があります!参加された方は至急送付先をお知らせ下さい。
Beta リリースから 6/22 までの約2ヶ月間、Beta や RC リリースや、場合によっては開発ビルドも使って確認していただきました。本当に助かりました。参加していただいた方は 21 名、メーリングリストに流れたメールはこちらからの返答も含めて全部で 249 件、有効なフィードバックは全部で 69 件でした。
今回とても意外だったのは普段メーリングリストやブログなどで貢献してくれている、いわゆる常連さんだけではなく、新しい人がたくさん参加してくれたことです。使っている言語も Java だけでなく、Ruby や PHP の方もいましたし、プラットフォームも Windows、Mac OS X、Linux や OpenSolaris までさまざまでしたね。本当にありがとうございました! このようなコミュニティーに参加してどうでしたか? このプログラム自体は英語以外でやるのは日本語が最初だと思うのですが、プログラム自体に関してご意見があればぜひ聞かせてください。今後の参考にしたいと思います。

残念ながらリリースまでに直らなかったバグもあるのですが、早い段階で知らせてもらったバグに関してはけっこうな確率で直ってきました。あらためてバグの早い段階でのレポートが重要であることを認識できました。次のリリースでもやりたいですね〜また是非参加してくださいね!

引き続きフィードバックや質問はメーリングリストなどに送ってください。バグは登録しないと直ってきません。おかしいなと思ったらすぐに知らせてください。よろしくお願いします。
NetBeans 6.7 Community LanguagesAs you might have noticed, NetBeans translatedfiles community released 16 languages in NetBeans 6.7. All translations have been done by each language community by using Sun's CTI.

German, French, Turkish, Spanish, Dutch and Italian translated possible Java SE IDE modules. Albanian, Czech, Korean, Polish, Russian, Traditional Chinese, Swedish, Arabic, Indonesian are localizing NetBeans Platform. Galician, new language for 6.7 tried entire IDE. Thank you very much for your great contributions! Also thanks to CTI team for great support!

We're still some missing translating so we will be translating these languages continuously after 6.7 release. You can find the translation status from the our wiki site. If you want to contribute too, please join our community!

Thursday Jul 02, 2009

mameもう7月ですね。前回6月4日からのアップデートです。mixi や twitter している方は是非参加してください!
twitter は金内さんが NetBeans 6.7 の正式リリースで描いてくれたのを背景画像に使わせてもらいました。ありがとー!うきゃー!
NetBeans Twitter

Wednesday Jul 01, 2009

Mozilla Firefox 3.5 がリリースされましたね。お疲れさまでした&おめでとうございます! Solaris/OpenSolaris 用のバイナリも公開されています。
ダウンロードは opensolaris.org の以下のページからどうぞ。
Mozilla Firefox 3.5 for Solaris
monyakata さんに作っていただいたねこび〜んサンの用賀オフィスの受付にいてもらったのですが、6月いっぱいの任期を無事終えて帰ってきました。おかりなさいということでみんなで1枚。NetBeans のふるさと、チェコ共和国からやってきた クルテク(Krteček) もいっしょです。クルテクと Duke って黒い頭の赤い鼻でなんとなく似てますね。

Nekobean

Tuesday Jun 30, 2009

NekobeanNetBeans 6.7 が正式リリースされました。日本語版も同時リリースです。開発期間中はたくさんのフィードバックありがとうざいました。本当に助かりました。
ダウンロードは日本語のページからお願いします。
リリース情報、インストールガイド、リリースノートなどは以下をご覧下さい。
英語ですが NetBeans 6.7 の新機能をざっと理解するにはとてもよいスクリーンキャストです。Kenai, Maven, Hudson などの新機能や全体的な説明もあります。ぜひ1度ながめてみてください。

NetBeans 6.7

またこれに合わせて最新の JDK とのバンドルインストーラもリリースされています。Java SE Development Kit 6u14 と J2SE Development Kit 5.0 Update 19 です。NetBeans は Java SE の機能のみ入っています。このインストーラとても便利です。
6.7 についての新機能についてメモしておいたものを載せておきます。 NetBeans に関する質問やフィードバックなどは以下のコミュニティーで受け付けています。ぜひ参加してください。
さて 6.7 の次はなんでしょう? NetBeans の wiki を見ている方や、バグレポートの更新を受け取っている方はすでに知っていると思うのですが、6.7 の次は今のところ 6.8 になる予定です。6.8 でもできるだけ早い段階に日本語の開発ビルドの提供を開始したいと思います。これからもどうぞよろしくお願いします。

Friday Jun 26, 2009

NetBeans 6.8 の開発ビルドでは IDE の速度低下を検知してレポートを催促するという機能が入っています。
NetBeans 6.8

詳細は以下の wiki を読んでいただきたいのですが、
おもしろそうなので日本語で以下にまとめてみました。

このアイディアは今の例外レポーターと同じです。問題を検知し、NetBeans のサーバーと接続、レポートし、重要度と重複を解析し、適切なコンポーネントにバグを登録するというものです。

ワークフロー
  1. システムのパフォーマンス低下を検知
  2. 情報を表示してユーザーに知らせる
  3. もしこの低下が大きければ(例えば AWT スレッドで 5 秒以上)、レポート機能もつけて表示する
  4. レポート機能をクリックすると例外機能と同様に問題を送信する
  5. UI の操作、messages.log、プロファイラの nps データが収集され、statistics.netbeans.org に送信される
  6. プロファイラの nps データに基づき、可能な限りの重複した問題を解析し、適切なコンポーネントとサブコンポーネントを推測する
  7. 多くの重複がある場合、非常に重大な低下について、可能な限り得られる情報から直接バグ登録を行なう
ベネフィット
  • より簡単に、より早くユーザーに情報(既存のバグなのか、すでに修正されているのか)を提供できる
  • より多くのユーザーからフィードバックを得られる
  • バグレポートの自動化 (コンポーネント/サブコンポーネントの推測だけでも十分に助かる)
  • 重要か、そうでないかをフィルタできる
  • 問題をゲストでも送信できる (バグトラックには本来はユーザー登録が必要)
この機能を使いたくない場合は:
NetBeans 起動時に以下の引数を指定します。以下の例では 10 秒以上ブロックされた場合にのみこの機能が使われます。
-J-Dorg.netbeans.core.TimeableEventQueue.report=10000

Wednesday Jun 24, 2009

NetBeans のプロジェクトスキャンに関して、英語のメーリングリストでは多くの質問や意見が寄せられています。Petr がそれに返事をするために、ブログにまとめています。 スキャンの問題に限らず、バグレポートする場合にも役立つと思いますので以下に訳してみました。

おそらくほとんどの人が「プロジェクトをスキャンしています...」というメッセージを見たことがあると思います。大きなプロジェクトを開くと、ソースのスキャンが始まり、それが終わるまで NetBeans の機能を使えないことがありますね。

スキャンに関する現状:
  • スキャンは実行する必要があります
    これを実行しないとソースコードの情報を必要とする機能 (コード補完、リファクタリング、移動など)が使えません。
  • 最初のスキャンは時間がかかります
    スキャンの結果はユーザーディレクトリ ($HOME/.netbeans/$VERSION) に保存され、それ以降は変更のあった箇所だけ再スキャンされます。
  • エディタのインフラはまだ導入されたばかりです
    パース API は 6.5 では Java 言語に対してのみ導入され、6.7 では他の言語でも使われるようになりました。そのためまだ最適化できていない部分があります。例えば、より効率のよい順序でスキャンするとか、スキャン中にも機能を使えるようにするなどです。スキャン自体は問題ありませんが、問題はスキャン中に IDE が使えなくなることです。
  • スキャンとインデックス化の問題は NetBeans にとって直さないといけない重要な問題であり、開発チームも認識しています。
スキャンとインデックス化の問題を報告するには:

スキャン中に IDE がフリーズしたり、スキャンが非常に長い時間止まらなかったらはそれはバグと考えられます。問題を修正する唯一の方法はまずバグレポートすることです。そして多くの人にそのバグを見てもらうことです。以下にスキャンの問題をバグ登録する場合に重要なポイントをあげておきます。
  1. 以下のコマンド行オプションを付けてログレベルを上げ、ログを取ってください。
    -J-Dorg.netbeans.modules.parsing.impl.indexing.RepositoryUpdater.level=FINE
  2. NetBeans のバージョンはもちろん、Java と OS のバージョンも付け足してください。(ヘルプ > 製品について で得られる情報をコピーしてください) またログファイルを添付してください。($HOME/.netbeans/$VERSION/var/log/messages.log にあります)
  3. 問題を出来るだけ正確に書いてください。ただし、長々と書くのではなく簡潔にかいてくださいね。また以下情報を付け足してください。
    • スキャンは終了しましたか?
    • どれくらい時間がかかりましたか?
    • 最初のスキャンですか?それともプロジェクトを開くたびに毎回起きますか?
    • スキャンが終わらなかった場合、IDE はフリーズしてしまいましたか?
    • その場合メインウィンドウは再描画しましたか? (UI がフリーズしましたか?)
  4. プロジェクトの情報を提供してください。必要な情報が十分にないとバグを再現できません。
    • プロジェクトの種類は?
    • プロジェクトの規模は?(クラス数や、ディスクサイズなど)
    • いくつかのライブラリを使っていますか?どれくらい使っていますか?
    • プロジェクトの構造は?
    • 公開しているプロジェクトですか? ソースを見ることはできますか?
  5. 特定の設定によってはパフォーマンスの問題が発生することがよくあります。まずその外部要因の可能性を見極める必要があります。
    • バージョン管理システムは使っていますか?
    • プロジェクトはネットワークドライブに置かれていますか?
  6. パフォーマンスの問題をバグ登録する場合には、スレッドダンププロファイラのスナップショットを取得してください。

まずは「正確なバグレポートが必要」ということですね。この問題に限らず NetBeans ではバグを登録しないと直ってきません。おかしいなと思ったらまずバグ登録してください。面倒なら日本語メーリングリストにすぐに知らせてください。

Tuesday Jun 23, 2009

NetCAT 6.7 QualityNetCAT 6.7 のサーベイの結果が出ています。79% がリリースに GO サインという結果になりました。この数字を以前のリリースと比べてみます。NetBeans 6.5 が 92%、NetBeans 6.1 が 91%、NetBeans 6.0 が 93% です。今回はやや低い数字になっていますね。ひとつはプロジェクトスキャンの問題があるのではないでしょうか。

リリースまでに修正されなかった問題はパッチとしてリリースされる予定です。引き続きフィードバックをお願いします。
前回 JDK6 をデフォルトで使うように設定してみました。JDK5 から JDK6 に変更したことで1つ注意しないといけない問題がありますね。そうです、エンコーディングの問題です。今回はエンコーディングについて NetBeans でも関係あるところを書いてみたいと思います。ただし、これは NetBeans で編集するソースファイルのエンコーディングの話しではありませんよ。NetBeans ではソースエンコーディングはプロジェクトごとに設定できます。デフォルトは UTF-8 です。プロジェクトのプロパティーダイアログで変更できます。

JDK5 と JDK6 ではデフォルトのエンコーディングが違う

Java で使うエンコーディングが JDK5 と JDK6 では違うのですね。JDK5 では UTF-8、JDK6 では SJIS になります。ファイルの入出力にエンコーディングを特に指定していない時にそのエンコーディングが使われます。実は私はしばらく気がつかなかったのですが ^^;) これはよく知られたことのようで、いろいろなブログに書いてありますね。ただ正式なドキュメントってどこにあるのでしょう。私が探した限りでは見つかりませんでした。

では試しに、こんなプログラムを実行してみましょう。
public class Main {
    public static void main(String[] args) {
        System.out.println("Japanese=日本語");
        System.out.println("file.encoding=" + 
                System.getProperty("file.encoding"));
    }
}
Mac OS X 10.5 の場合は何も考えないとロケールは ja_JP.UTF-8 が使われます。しかし JDK6 を使うとその出力は SJIS になってしまいますから、ターミナルで見ると以下のように日本語の出力は化けてしまいます。

この問題の対処策についてもいろいろなところに書かれていますので検索してみてください。ターミナルを SJIS にするのも1つの方法です。また上のように Java に -Dfile.encoding=UTF-8 を付けてエンコーディングを UTF-8 にするのも1つの解決策なのですが、正式にサポートされている使い方なのかどうかはわかりません。また、どこか1カ所変更してすべてを UTF-8 にするという方法はないでしょうかね、私が調べたかぎりではこれも見つかりませんでした。

JDK6 で統一して、エンコーディングも UTF-8 で使いたいのですが...

Mac OS X 10.5 ではユーザーの使うロケールはデフォルトでは UTF-8 ですよね。ですので、おそらくほとんどの方が最新の JDK6 を使って、エンコーディングは UTF-8 で使いたいと考えてるのではないでしょうか。一つのプログラムなら上に書いたように -Dfile.encoding=UTF-8 をつけて実行してあげればいいことになります。NetBeans ならば -J を頭につけて -J-Dfile.encoding=UTF-8 を引数に渡すか、<NetBeans>/etc/netbeans.conf に書きます。
# Options used by NetBeans launcher by default, can be overridden by explicit
# command line switches:
netbeans_default_options="-J-Dfile.encoding=UTF-8 -J-client -J-Xss2m -J-Xms32m...."
この回避策は Windows で外部アプリケーションが UTF-8 エンコーディングを使うときに文字化けを回避する方法と同じですね。
NetBeans で確認すると以下のように UTF-8 と表示されていますね。


ところがところが、困ったことにこのオプションは NetBeans から呼び出される java アプリケーションには引き継がれません。例えば GlassFish、Tomcat、JavaFX や javadoc コマンドなど、同じ JDK6 を使うようにできてもエンコーディングまでは変えられません。これができないと結局文字化けの原因になってしまいますね。呼び出されるアプリケーションがはっきりとわかっていればそこで設定してもよいですが、これも大変です。どこか1カ所で変更できるところがあればよいのですが... 一つの設定をすべての JavaVM に渡す方法で私が思いつくのは、ん〜 _JAVA_OPTIONS 環境変数を使うことでしょうか。JAVA_HOME と同様に ~/.MacOSX/environment.plist に書いてみます。
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>

<!DOCTYPE plist PUBLIC "-//Apple//DTD PLIST 1.0//EN" "http://www.apple.com/DTDs/PropertyList-1.0.dtd">
<plist version="1.0">
    <dict>
        <key>JAVA_HOME</key>
        <string>/System/Library/Frameworks/JavaVM.framework/Versions/1.6/Home</string>
        <key>_JAVA_OPTIONS</key>
        <string>-Dfile.encoding=UTF-8</string>
    </dict>
</plist>
この設定はもちろん Mac OS X 的にも、Java 的にも正式なものではありません。私が試してみたというだけのものです。使用は自己責任でお願いしますね。

こうしてみると1カ所で簡単に設定するちゃんとした方法がないのであれば、エンコーディングは SJIS のまま使ったほうがいいのかもしれませんね。ターミナルの件と、NetBeans で PHP や Ruby などの外部のインタプリタで UTF-8 を使う必要がある場合以外は、ほとんどの場合は問題ないのではないでしょうか。何か問題が起きた時に、そいえば SJIS で動いているんだったな、とすぐに気付けばいいのかもしれません。

関連するエントリ:

Monday Jun 22, 2009

前回の Java for Mac OS X 10.5 Update 4 を使っている時の注意点に加えて、Mac OS X で NetBeans や Java を使う時の一般的な注意点をメモしておきます。今回は NetBeans などで使用する JDK を JDK6 に統一する、という方針で設定していってみます。これは NetBeans 6.7 で1つ重要な変更が入っていますのでそれに関係しています。
  • JDK5 と JDK6 の切り替えは Java Preferences ユーティリティで
  • NetBeans で使う JDK を設定するには
  • 知らないうちに別々の JDK を使ってしまうことがある
書いてみますが、まだまだ Mac 使いとしては未熟な私ですので、おかしなところは遠慮なく指摘してください。

JDK5 と JDK6 の切り替えは Java Preferences ユーティリティで

どの JDK を使うかをユーザー単位で設定するにはアプリケーション>ユーティリティ>Java Preferences を使います。Java SE 6 を一番上に持って行きます。これで設定すればパスの一番最初に使いたい JDK の java が置かれるはずです。
JDK Preferences
ターミナルから
% java -version
java version "1.6.0_13"
Java(TM) SE Runtime Environment (build 1.6.0_13-b03-211)
Java HotSpot(TM) 64-Bit Server VM (build 11.3-b02-83, mixed mode)
%
で確認してみてください。Java アプリケーションで最初のパスに入っている java コマンドを使う場合にはこれで動くようになりますね。

NetBeans で使う JDK を設定するには

Mac OS X の NetBeans 6.7 では一つ重要な変更があります。気付いた方もいるかもしれませんね。6.7 ではインストーラを使ってインストールした場合にも netbeans.conf には JDK のパスを設定しないようになりました。NetBeans 6.5.1 までは JDK5 のパスが設定されていましたね。これはバグ 159846 で議論されています。

インストール直後の netbeans.conf です。このように netbeans_jdkhome はコメントアウトされています。
# Default location of JDK, can be overridden by using --jdkhome <dir>:
#netbeans_jdkhome="/path/to/jdk"
このバグ修正によって NetBeans で使う JDK はデフォルトの JDK に追従することになりました。JDK6 を使いたい場合は Java Preferences で変更すればよいことになります。Java Preferences の設定と違う JDK を指定したい場合は netbeans.conf ファイルを編集して直接指定します。詳細は ユーザーFAQ の「NetBeans 起動時に JDK を指定できますか?」と「起動パラメータを永続的に設定するにはどうしたらよいですか?」を参照してください。
netbeans_jdkhome="/System/Library/Frameworks/JavaVM.framework/Versions/1.6.0/Home"
NetBeans 6.5.1 までを使っているのであればここをコメントアウトすればいいですね。NetBeans でどの JDK が使われているか確認するにはメニューの「NetBeans」>「NetBeans について」で確認してください。

Mac JDK

しかし、 Java Preferences で指定してもその JDK を使ってくれない場合があるようです。

知らないうちに別々の JDK を使ってしまうことがある

NetBeans は外部の Java アプリケーションを実行する時には、ほとんどの場合は JDK の場所を指定して(渡して)実行します。NetBeans が JDK6 を使っていれば、そこから起動されるものも同じ JDK6 を使うようにします。ただし、いくつかはそうでないものがあるようです。GlassFish V2 は独自に JDK の設定を持っていますね。実際 NetBeans インストーラでインストールした GlassFish V2 には JDK5 が <GlassFish V2>/config/asenv.conf に指定されています。
AS_JAVA="/System/Library/Frameworks/JavaVM.framework/Versions/1.5.0/Home"
これにより NetBeans 6.7 では NetBeans と GlassFish で使う JDK が違うため、エンコーディングの不一致が起こり日本語が化けしてしまうことがあります。GlassFish は UTF-8 でログを出しているのに、NetBeans はそれを SJIS で読み込もうとしてしまうのですね。この場合は GlassFish の設定ファイル <GlassFish V2>/config/asenv.conf を編集して、JDK6 を使用するようにします。
AS_JAVA="/System/Library/Frameworks/JavaVM.framework/Versions/1.6.0/Home"

また環境変数 JAVA_HOME を見ているアプリケーションもあるようです。環境変数を設定するには ~/.MacOSX/environment.plist というファイルを作りそこに記述します。
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>

<!DOCTYPE plist PUBLIC "-//Apple//DTD PLIST 1.0//EN" "http://www.apple.com/DTDs/PropertyList-1.0.dtd">
<plist version="1.0">
    <dict>
        <key>JAVA_HOME</key>
        <string>/System/Library/Frameworks/JavaVM.framework/Versions/1.6/Home</string>
    </dict>
</plist>
さて、これで Mac OS X で JDK6 を使うように変更できました。次回はちょっとやっかいなエンコーディングの問題について書いてみたいと思います。

関連するエントリ:

Sunday Jun 21, 2009

Java for Mac OS X 10.5 Update 4 がリリースされていますね。Mac ユーザーでアップデートした方も多いのではないでしょうか。
ただ私が知っている限り NetBeans 側でこれによって動かなくなったところが3件あります。
  • 167139 : Tomcat に配備できない
  • 167240 : JDK5 を使っている時に新規プロジェクトを作成できない
  • 167244 : JDK5 を使っている時にヒープダンプを開くことができない
これらのバグは NetBeans 6.7 RC3 後に修正されていますが、6.5 や今の 6.7 の RC ビルドを使っている場合は、問題が発生する可能性がありますので注意が必要です。簡単な回避策を付け足しておきますが詳細はバグレポートをご覧下さい。

167139 : Tomcat に配備できない

回避策:
以下のオプションを指定して起動します。
-J-Djava.io.tmpdir=/var/tmp
NetBeans の起動オプションは <インストールディレクトリ>/etc/netbeans.conf の netbeans_default_options に記述しておけます。詳細は FAQ の「起動パラメータを永続的に設定するにはどうしたらよいですか?」をご覧下さい。

167240 : JDK5 を使っている時に新規プロジェクトを作成できない

例外:
java.lang.NoClassDefFoundError: javax/script/ScriptEngineFactory
	at java.lang.ClassLoader.defineClass1(Native Method)
	at java.lang.ClassLoader.defineClass(ClassLoader.java:675)
	at java.security.SecureClassLoader.defineClass(SecureClassLoader.java:124)
	at java.net.URLClassLoader.defineClass(URLClassLoader.java:260)
	at java.net.URLClassLoader.access$100(URLClassLoader.java:56)
	at java.net.URLClassLoader$1.run(URLClassLoader.java:195)
	at java.security.AccessController.doPrivileged(Native Method)
	at java.net.URLClassLoader.findClass(URLClassLoader.java:188)
        ...
回避策:
JDK6 を使います。下の回避策を参考にしてください。もう一つの回避策はこのバグが直るまで AppleScriptEngine.jar を削除しておくことです。もちろんこれは正式な対処策ではありませんので自己責任でお願いします。

167244 : JDK5 を使っている時にヒープダンプを開くことができない
例外:
org.openide.util.RequestProcessor$Item: task failed due to: java.lang.NoClassDefFoundError
        at org.openide.util.RequestProcessor.post(RequestProcessor.java:267)
        at org.netbeans.modules.profiler.heapwalk.ui.OpenHeapWalkerAction.actionPerformed(OpenHeapWalkerAction.java:61)
        at org.openide.awt.AlwaysEnabledAction.actionPerformed(AlwaysEnabledAction.java:115)
        ...
この問題は私自身は再現できませんでした。

回避策:
JDK6 を使います。使用する JDK の切り替え方法は FAQ の「NetBeans 起動時に JDK を指定できますか?」を参照してください。JDK6 は、
/System/Library/Frameworks/JavaVM.framework/Versions/1.6.0/Home
にインストールされています。

もしこの他でアップデート後に問題が発生するようになったところがあればコミュニティーまでお知らせ下さい。
関連するエントリ:

Saturday Jun 20, 2009

NetBeans 6.7 の正式リリースは今月 29 日に予定されています。現在は RC3 が公開されています。もちろん日本語も入っています。
nekobeanユーザーテストプログラムはリリース日まで続ける予定でしたが、最初の予定通り 6/22 で終了したいと思います。
NetBeans 6.7 の RC ビルドを試してみていない方、この週末に使ってみて感想を聞かせてください。簡単な動作レポートでも OK です。ぜひ参加して景品をゲットしてください!ご協力よろしくお願いします!

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