就職活動といってもこれといって行きたい会社があるわけでもなく、はっきりとした目標があるわけでもなかった私ですが、プログラミングをやりたかったので漠然とソフトウェアの会社に入りたいと考えていました。ただいわゆる大企業だけには行きたくないと思っていました。そこでとある大手企業の子会社で地域ごとにあるソフトウェア会社を受けることにしました。特に強い理由はなかったのですが、そこならば将来実家に帰れるかもしれないと思っていたのでしょうね。
筆記試験、面接と無事通り、そして最終面接、偉い人がたしか3人くらいいたと思います。いくつか質問されたあと、次のような質問を唐突に受けました。
「ワークステーションに興味はありますか?」
当時その会社も自社製か OEM か覚えていませんがワークステーションを出し始めたころだったと思います。そうか、これからはワークステーションだもんね。ウチの研究室にもサンのワークステーションがあるけどありゃかっこいい、あんな仕事がしたいと思っていたんだけど…んっ!? その瞬間、頭の中のスッキリしないモヤモヤが急に取れてやりたいことがはっきりと見えるようになりました。
「はい、興味があります!」
面接を終え、家に帰ってきた私はスーツも着替えずすぐに就職情報誌を開いてサンを探しました。なんで今まで気づかなかったんでしょう…担当の方にはたいへん申し訳なかったのですが、最終面接でようやく自分がやりたいことに気がつきました。
ワークステーションならサンじゃないの〜!
当時研究室にはサンのワークステーションがあり使っていたのですが、始めて使ったときのあの驚きと感動といったらなかったです。あんなのが作れたらなぁと思っていたことをすっかり忘れていました。ありがたいことに入社してからもやりたいことをやらせてもらっています。面接であの質問がなかったら私はこうやってここで働いていなかったでしょうね、今でもあの方には本当に感謝しています。



















