Kenji Tachibana's Weblog

http://blogs.sun.com/kenji/date/20060918 2006年 9月 18日 月曜日

Java ES 5 Beta: インストール事例: Communication Suite の設定 (Calendar Server)

今回は Calendar Server の設定についてです。Calendar Server も Messaging Server と
同様に、独自の web ベースの GUI である、Calendar Express と、その後継にあたり、
Messaging Server と統合されたインタフェースとなる、Communication Express から
利用することが可能です。ただし、後ほどでてきますが、Calendar Express の
リリースは Java ES 6 では廃止される予定なので、新しく使おうと思っているかたは、
Communication Express を使うことをおすすめします。正直にいうと、
ベータ時点で、Calendar Express の日本語は、結構目立つところにヘンテコなものがあります...
製品版では修正されている予定ですが、どんなものか気になる方、この blog を見て
設定してみてください。



まず、Calendar Server の設定ツールを起動します。


/opt/SUNWics5/cal/sbin/csconfigurator.sh -nodisplay

これで、CLI モードで起動されます。Messaging Sever (MS) と同じですね。
ライセンス条項も同じです。説明はとばして次に行きます。
... とは、いうもののまたおきまりの、Directry Server (DS) の設定です。
ユーザー管理はすべて DS で行っているので、当然といえば当然ですが。

管理、ユーザー設定、および認証

ユーザー設定ディレクトリ
LDAP サーバーのホスト名 [XXXXXX]:
LDAP サーバーのポート [389]:
Directory Manager DN [cn=Directory Manager]:
Directory Manager のパスワード []:
しばらくお待ち下さい: 設定プログラムは、LDAP サーバーが到達可能で、
Directory Manager 資格が有効であることを確認しています
しばらくお待ち下さい: LDAP サーバーの設定を取得中

次に仮想ドメインの設定を行います。
Java ES 4 までは、ホストドメインの設定は必須ではなかったのですが、
Java ES 5 からは、必要になったと思います。なんか、曖昧な表現ですねぇ。
... 実は、ベータ時点では、この拡張についての詳しい情報は
公開できないんですよね... というか、私には判断できないので、
blog に載せるのは辞めておきます。ここでは、設定するものと
軽く流してください。製品版までには、ドキュメントができるはずです。



まず、Calendar Server を利用するドメインを選択します。
リストから選択してください。


仮想ドメインの設定

既存ドメインのリストを次に示します

1. XXXXXX

上のリストからデフォルトドメインを選択してください [1]:

次にカレンダサイト管理者の設定を行います。
ここでは、あえて、calmaster ではなく、
admin というアカウントを設定しています。
他のプロダクトが admin を使っているので、それに
あわせただけです。勿論、calmaster のままでも、
問題ありません。


カレンダ管理者のユーザー名 [calmaster]: admin
カレンダ管理者のパスワード []:
カレンダ管理者の電子メールアドレス [Store.Administrator@XXXXXX]:

このユーザーもサイト管理者ですか ?

1. Yes
2. No

選択を入力してください [1]:

次にフロントエンド/バックエンドの設定です。
フロントエンド、バックエンドの説明は、以下の通りです。


フロントエンド -> HTTP サービス (Calendar Express) および管理サービスの提供

バックエンド -> 通知サービス、予定通知サービス、
分散データベースサービス、および管理サービスの提供

となっています。一台のマシンしか使わないなら、両方提供する必要があるので、
この設定をしない方を選択してください。そうすると、両方のサービスが
構成されます。


フロントエンド/バックエンドの設定

1. はい
2. いいえ

フロントエンド/バックエンド配備を設定 [2]

次は、電子メール関連の設定です。
サーバーに問題が生じたときに Calendar Server 管理者に
電子メールのアラームメッセージを送信するようにできます。
送信したいアカウントと、SMTP サーバーを指定します。
私はいつも、Messaging Server も一緒に設定しているので、
そのサーバー SMTP サーバーに指定しています。


メールと電子メールアラーム

1. 有効
2. 無効

電子メールアラーム [1]:
管理者のメールアドレス [Store.Administrator@XXXXXX]:
SMTP ホスト名 [XXXXXX]

次は実行時のポート番号など、様々な設定です。
サービスポートはデフォルトが 80 になっています。
これは、今回の場合だと、web サーバーのポートとコンフリクト
するので、8103 に変更しています。後はすべてデフォルトの
ままです。また、icsuser を作成したときにユーザーを
作成するかどうか聞かれています。素直につくっておきました。

ランタイム設定

サービスポート [80] 8103
最大セッション [5000]
最大スレッド [20]
サーバープロセスの数 [1]
ランタイムユーザー ID [icsuser]
ランタイムグループ ID [icsgroup]

1. はい
2. いいえ

設定が成功したら起動する [2]

1. はい
2. いいえ

システムの起動時に起動する [1]

しばらくお待ち下さい: 設定プログラムは、ローカル Web サービスポートが
利用可能かどうかを確認しています。
しばらくお待ち下さい: ユーザーの確認中...

ユーザー ID "icsuser" は存在しません。

このユーザー ID を作成しますか ? それとも新しいユーザー ID を入力しますか ?

1. ユーザー ID を作成する
2. 新規に選択し直す

該当する番号を入力してください。 [1]

次は、データ格納ディレクトリの設定です。
これもすべてデフォルトのままです。
また、ディレクトリがない場合は作成しています。
その部分の出力は、どうでもいいので、カットしてあります。


設定およびデータファイルの格納先ディレクトリ

設定ディレクトリ [/etc/opt/SUNWics5/config]:
データベースディレクトリ [/var/opt/SUNWics5/csdb]:
添付ファイルの保存用ディレクトリ [/var/opt/SUNWics5/astore]:
ログディレクトリ [/var/opt/SUNWics5/logs]:
一時ファイルディレクトリ [/var/opt/SUNWics5/tmp]:

最後にアーカイブとホットバックアップの設定です。
ホットバックアップとアーカイブバックアップの
違いは以下の通りです。


アーカイブバックアップ -> データベースのスナップショットと、
前回のスナップショット以降に適用された
すべてのトランザクションログファイルから
構成される

ホットバックアップ -> データベースのスナップショットと、それに適用された
トランザクションログファイルから構成される

つまり、ライブデータベースが破損した場合の復旧用には、
ホットバックアップを使用し、長期間保存する用のバックアップには、
アーカイブバックアップを使用します。

設定はすべてデフォルトで設定しました。例によって、
ディレクトリがない場合は作成しています。また、
バックアップの周期等も、デフォルトのままです。
これらは後からでも変更できますので。


アーカイブおよびホットバックアップの設定

1. 使用可能
2. 無効

アーカイブを有効にしますか。 [1]

アーカイブを格納する場所のパスを入力します [/var/opt/SUNWics5/csdb/archive]
これらのアーカイブを保存する最小日数は何日ですか [3]?
これらのアーカイブを保存する最大日数は何日ですか [6]?

1. 使用可能
2. 無効

ホットバックアップを有効にしますか。 [1]
ホットバックアップを格納する場所のパスを入力してください
[/var/opt/SUNWics5/csdb/hotbackup]
これらのホットバックアップを保存する最小日数は何日ですか [3]?
これらのホットバックアップを保存する最大日数は何日ですか [6]?

これで、設定は完了です。サマリーがでて、
設定を実行していいかの確認プロンプトが例によってでてきます。


設定される製品 Sun Java System Calendar Server の項目:

製品: Sun Java System Calendar Server
開催場所: /opt/SUNWics5
必要な容量: 0 bytes
-----------------------------------
CalServer6

設定準備が完了しました

1. すぐに設定する
2. やり直し
3. 設定プログラムを終了する

何を実行しますか [1]?

と、これで csconfigure.sh はおしまいです。最後に log ファイルの場所と
結果を表示します。


すべての作業が成功しました。詳細はインストールログ
/var/sadm/install/logs/Sun_Java_System_Calendar_Server_install.B09180043
を確認してください。

設定の詳細:

製品 結果 詳細情報
1. Sun Java System Calendar Server 設定済み 利用可能

2. 完了

ここで、もう一点、Calendar Server を起動するまえに、

/opt/SUNWics5/cal/config/ics.conf

を編集して、dcroot を設定しておきましょう。


service.dcroot = "XXXXXX"

これは、Directory Server で設定した、
サフィックス (おそらく dc=XXX,dc=XXX... というやつ)の値です。

後は、Calendar Server を起動するだけです。
起動/停止は、


/opt/SUNWics5/cal/sbin/start-cal
/opt/SUNWics5/cal/sbin/stop-cal

で行います。


# /opt/SUNWics5/cal/sbin/start-cal
Connecting to watcher ...
Launching watcher ...
Starting ens server ... 10792
Starting store server .... 10793
checking store server status .... ready
Starting notify server .... 10794
Starting admin server ..... 10795
Starting http server ...... 10796

以上で完了です。
動作を確認するには、


http://[hostname]:8103

にアクセスすると、Calendar Express の画面が表示されます。
サイト管理者として設定したユーザーでログインすることが可能です。
今回の場合は、admin でした。ログインしたときに、表示が英語に
なっているはずですが、これはバグではありません。サイト管理者なので、
デフォルトは英語になっています。また、日本語画面に変更することも
可能なので。その説明は Communication Express の設定のところでします。
次回は、Delegated Admin について説明します。

http://blogs.sun.com/kenji/date/20060916 2006年 9月 16日 土曜日

Java ES 5 Beta: インストール事例: Communication Suite の設定 (Messaging Server)

次に Messaging Sever 6.3 (以下、MS) の設定をします。 例によって、CLI モードで設定をします。GUI モードで実行しても、 基本的に入力される値はかわりません。

... 私が CLI モードをでレポートをしているのは、別に画像を取ったりするのが 面倒な訳ではありません。取った画像をどうやってアップロードするのかわからない だけです (本当)。まあ、わかってもテキストのみで進めていくつもりですけど。 やっぱり面倒なだけか...

話を元に戻します。 MS の設定ツールは、

/opt/SUNWmsgsr/sbin/configure
にあります。このまま起動すると GUI モードで起動されます。 なので、CLI モードで起動したい時は、
# /opt/SUNWmsgsr/sbin/configure -nodisplay
というように起動してください。これは、インストーラのところで実行したのと 同じです。他のオプションも大体インストーラと同じです。 一応、--help で使い方をだしてみました。
# /opt/SUNWmsgsr/sbin/configure --help
不明なオプション --help
Messaging Server 設定プログラムで認識されるオプション:
-nodisplay インストーラをテキストのみ (非グラフィカル) のモードで実行する
-noconsole グラフィカルでないテキストを表示しない。サイレント
インストールで nodisplay オプションと共に使用する。
-novalidate テキストフィールド検証チェックを行わない
-saveState [statefile] インストーラ入力の状態を保存する
-state [statefile] 入力値の設定に statefile を使用する

-debug 設定プログラムから一般的なデバッグ情報を表示する
-debugMessage エラーや警告を含む、デバッグ情報を出力する
-debugWarning エラーを含む、警告メッセージを出力する
-debugError エラーメッセージを出力する、デフォルトはオン
まず、驚いたのは、--help が「不明なオプション」になってる... これはバグ?それとも仕様? まあ、好意的に取れば仕様ともいえなくはないでしょうけど。 そんな些事はさておき、インストーラで書いたオプションの他に、debug 系のオプション がありました。せっかくなので、デバッグオプション付きで実行します。
/opt/SUNWmsgsr/sbin/configure -nodisplay -debug
/usr/jdk/entsys-j2se/bin/java -Djava.awt.headless=true
-Djava.library.path=/opt/SUNWmsgsr/lib -classpath
/opt/SUNWmsgsr/lib:/usr/jdk/entsys-j2se/lib/classes.zip configure -saveState
/opt/SUNWmsgsr/install/saveState20060916143543 -nodisplay -debug
Enabling debug mode.
Using long form attribute offset calculation.
Time to find offset table: 39ms
archiveReader class com.sun.wizards.core.ArchiveReader has length 25943
archiveReader class com.sun.wizards.core.Platform has length 6960
archiveReader class com.sun.wizards.core.SystemInterface has length 13343
archiveReader class com.sun.wizards.core.PlatformToolkit has length 3880
archiveReader class AixNativeToolkit has length 15562
:
:
あーあ、やっぱりいっぱい出力されてしまいました。ってことで、やめます。 試したいかたはどうぞ。今回は普通に実行します。
/opt/SUNWmsgsr/sbin/configure -nodisplay

Messaging Server の設定プログラムを実行しています。このプログラムを使用して、
サーバー設定情報を入力することができます。

設定プログラムは 1 つ以上の選択肢で構成されます。これらの選択肢は、
ユーザーに情報を提供すると共に、Messaging Server の設定の入力を可能にしま
す。
:
:
と、ライセンスに関するメッセージの後に完全修飾ホスト名と インストール先を指定します。本当はインストールという表現は適切ではなく、 配備 (デプロイ) なんですけどね。デフォルトなら、/var/ の下に ファイルをコピーして、MS サーバーのインスタンスを作成します。
 完全修飾ホスト名を入力します [XXXXXXX.XXXXXXX] {"<" 戻る, "!" 終了}

Messaging Server の設定およびデータファイルのインストール先ディレクトリを指定してください。

Messaging Server の設定およびデータファイルのインストール先ディレクトリ [/var/opt/SUNWmsgsr]
{"<" 戻る, "!" 終了}:
次にコンポーネントの選択です。 こんな画面が表示されます。
チェックされたボックスの Messaging Server コンポーネントが設定されます。
必要に応じて選択を変更してください。


[X] 1 メッセージ転送エージェント 0 bytes
[X] 2 メッセージストア 0 bytes
[ ] 3 Messenger Express (非推奨、JES6 で削除) 0 bytes
[ ] 4 Messaging マルチプレクサ 0 bytes

特定のコンポーネントをチェックするにはその番号を入力し、
終了した場合には 0 を入力してください [0] {"<" 戻る, "!" 終了}:
ここで注意していただきたいのは、
[] 3  Messenger Express (非推奨、JES6 で削除)    0 bytes
となっていて、Messenger Express (Web ベースメールクライアント) がデフォルトで選択されていません。 しかも、「非推奨、JES6 で削除」と明記してあります。結構、強力に アピールしていますね。しかし、ここで、Messenger Express の設定を行って おかないと、結局 CommEx が使用できないことになってしまいます... まあ、Web ベースのメールクライアントを全く必要としない方も多いので、 仕様としては間違っていないとは思いますけど。 ここでは、選択して先に進みます。
チェックされたボックスの Messaging Server コンポーネントが設定されます。
必要に応じて選択を変更してください。


[X] 1 メッセージ転送エージェント 0 bytes
[X] 2 メッセージストア 0 bytes
[X] 3 Messenger Express (非推奨、JES6 で削除) 0 bytes
[ ] 4 Messaging マルチプレクサ 0 bytes

特定のコンポーネントをチェックするにはその番号を入力し、
終了した場合には 0 を入力してください [0] {"<" 戻る, "!" 終了}: 0

次に MSの管理に使用するユーザーとグループを作成します。 デフォルトのままでもいいのですが、mail グループは、Solaris で デフォルトで存在しているグループなので、念のため、別のグループを指定しました。
Messaging Server の管理に使用するユーザーとグループを入力してください。
指定したユーザーとグループが存在しない場合は、新
規に作成されます。作成さ
れたユーザーは、ロックアウトされたパスワードを保持します。
ユーザー名を入力 [mailsrv]:
UNIX グループを入力 [mail]: mailgrp
次に Directry Server (DS) の情報を入力します。 この手の DS の設定は、Java ES では頻繁にでてきます。基本的には、 デフォルトで問題ないと思います。DS のインスタンスをインストーラで 作成したときに入力したパスワードを忘れないようにしておきましょう。
ユーザー/グループディレクトリ (LDAP) サーバーを指定してください。Ldap サーバー URL は、
ユーザーおよびグループ情報の格納先ディレクトリサーバーへの URL リンクです。URL の書式は次のとおりです。
ldap://: (例:

ldap://ldapserver.mycompany.com:389)

デフォルトのバインド DN は、ディレクトリマネージャーの識別名です。
通常はレプリカに書き込むことはできないため、
URL にはレプリカを指定しないでください。

ユーザー/グループサーバー LdapURL [ldap://XXXXXXX.XXXXXXX:389]:
次でバインド [cn=Directory Manager]:
パスワード:
次にポストマスターのメールアドレスを入力します。 何でもいいですが、
有効なアドレス (例:admin@domain.com) でなければなりません。
ということなので、例示通り、admin にしました。
ポストマスターのメールアドレスを入力 [] admin@XXXXXXX
次に MS の管理者のパスワードの設定です。これもお好きなパスワードで どうぞ。ただし、当たり前ですが、忘れないようにしてください。
Messaging Server (の複数の管理アカウント) で使用するパスワードを入力してください
パスワードを入力 []:
確認のためパスワードを再入力 []:
次に電子メールドメインを指定します。 使用環境にそったドメインを入力してください。通常は、 DNS ドメインと同じだと思いますけど。 ご利用は、ご計画的に。
   電子メールのデフォルトドメインを入力 [XXXXXXX] {"<" 戻る, "!" 終了}
次に組織 DN を入力します。組織 DN は、デフォルト電子メールドメインに所属するすべての電子メールユーザーおよびグループが配置される LDAP サブツリーになります。 って、書いてあるままですね。ですが、その通りなので。ここで作成する組織の下に メールユーザーを作って行くことになります。ここでは、私の所属する組織、 Tokyo Globalization Center の頭文字をとって、tgc という組織にしました。
   組織 DN を入力 [o=XXXXXXX,XXXXXXX] {"<" 戻る, "!" 終了} o=tgc,XXXXXXX
最後にすぐに設定を選択し、 設定を開始します。
設定準備完了

1. すぐに設定
2. やり直し
3. 設定プログラムを終了する

何を実行しますか [1] {"<" 戻る, "!" 終了}?
すると、
次のポートは使用中です:

WEBMAIL (80)
なる警告がでました。Web Server で使用しているポートと、 Messenger Express のデフォルトポートがともに 80 で 競合してしまっているんですね。これは後ほど修正しますので、 この場は、無視してください。また、sendmail が動いている場合には、
次のポートは使用中です:

SMTP (25)

Messaging Server サービスがこれらのポートにバインドされるため、起動時に競合が発生します。
と表示されます。この場合には sendmail を止めましょう。
# /etc/init.d/sendmail stop
で、設定が進んで、いろいろ出力されます。 最後、「設定の詳細」が表示されるのですが、 ここをよく見ると、
設定の詳細:

製品 結果 詳細情報
1. Messaging Server 失敗 利用可能
失敗ってでてますね... 競合がいけなかったの? それとも入力が間違っていたの? と心配になりますが、もし、失敗しているのが、
失敗: /bin/sh -c /opt/SUNWmsgsr/sbin/imsimta clbuild -
image_file=IMTA_COMMAND_DATA IMTA_BIN:pmdf.cld : 状態 = 137
という項目だけなら、ご安心 (?) ください。 これ、ベータに残ってしまったバグなんですね... (bugID 6419008) この問題は Solaris 10 だけで起きるので、Solaris 9 を使っている 方はおきません。で、回避方法ですが.... MS 設定をもう一度、 最初から実行してください。つまり、2回は問題なく終了します。 めんどーな回避方法ですが、ベータですので、ご容赦を。もちろん 製品版では修正されているはずです。

もう一度実行するときに、サーバーのインスタンスディレクトリを、 1度目と同じディレクトリに指定すると、以下のメッセージが表示されます。
ディレクトリ /var/opt/SUNWmsgsr は空ではないため、データが上書きされる可能性があります。
特に、以前の設定データはすべて上書きされます。

1. 新規に選択し直す
2. このまま受け入れる

該当する番号を入力してください。 [1] {"<" 戻る, "!" 終了} 2
残しておいたほうがよいデータ等が別にない場合は、上書きで構わないかと。 私はいつも上書きしてしまっています。 最後に設定後、以下の表示が出れば OK です。
設定の詳細:

製品 結果 詳細情報
1. Messaging Server 設定されました 利用可能

2. 完了
これで、一応、ツールでの設定は終了です。 ログは、
すべてのタスクが成功しました。詳細はインストールログ 
/opt/SUNWmsgsr/install/configure_20060916163712.log を
確認してください。
に残っているそうなので、何かの時に参照するとよいでしょう。 残りは競合の回避と、SSO (Access Manager を使って SSO を実現しようと思っているからですけど) 関連の設定をします。 まずは、競合回避をします。MS の設定を行うのは、 /opt/SUNWmsgsr/sbin/configutil コマンドです。
# /opt/SUNWmsgsr/sbin/configutil -o service.http.port -v 8100
これで、Messenger Express のポートは、8100 に変更されました。 次に dcroot を指定します。
# /opt/SUNWmsgsr/sbin/configutil -o service.dcroot -v XXXXXXX
最後に DOMAIN_UPLEVEL を 3 にしてビルドします。
# echo "DOMAIN_UPLEVEL=3" >> /opt/SUNWmsgsr/config/option.dat
# /opt/SUNWmsgsr/sbin/imsimta cnbuild
# /opt/SUNWmsgsr/sbin/imsimta restart
これで、設定は完了です。 最後に、サーバーを起動します。 サーバーの起動や停止には、
/opt/SUNWmsgsr/sbin/stop-msg
/opt/SUNWmsgsr/sbin/start-msg
を使用します。
# /opt/SUNWmsgsr/sbin/start-msg
Connecting to watcher ...
Launching watcher ... 11437
Starting ens server ... 11438
Starting store server .... 11439
Checking store server status ...... ready
Starting imap server .... 11440
Starting pop server .... 11441
Starting http server .... 11442
Starting sched server ... 11443
Starting dispatcher server .... 11445
Starting job_controller server .... 11448
http://.:8100 にアクセスすると、 Messenger Express につながるはずです。 先ほど設定した、管理者アカウントでログインできれば成功です. 次回は Calendar Server の設定をします。

http://blogs.sun.com/kenji/date/20060915 2006年 9月 15日 金曜日

Java ES 5 Beta: インストール事例: Communication Suite の設定 (commds_setup)

先日インストールした Communication Suite を今度は、設定してみます。この設定で、

1. Calendar Server 6 (CS)
2. Messaging Server 6.3 (MS)
3. Communications Express 6 (CommEx)
4. Communication Services Delegated Administrator (DA)
の設定を行います。逆にいうと他の設定 (Directory Server や、Web Server など) は、installer で設定されるので、後は起動すればいいだけです。
その1: Directory Server と Web Server の起動
以下は、デフォルトで設定したときのパスを利用しています。パスを明示的に変更した方は、そう読み替えてください。
Directory Server 6.0 の起動

# /opt/SUNWdsee/ds6/bin/dsadm start /var/opt/SUNWdsee/dsins1
サーバーが起動しました: pid=8550
#

Web Server 7.0 の起動
     
# /var/opt/SUNWwbsvr7/https-XXXXXXX.XXXXXXX/bin/startserv
Sun Java System Web Server 7.0-Technology-Preview-1 B05/15/2006 13:39
info: CORE3016: daemon is running as super-user
info: CORE5076: Using [Java HotSpot(TM) Server VM, Version 1.5.0_06] from [Sun         Microsystems Inc.]
info: WEB0100: Loading web module in virtual server [XXXXXXX.XXXXXXX] at [/amserver]
warning: WEB6100: locale-charset-info is deprecated, please use parameter-encoding
info: WEB0100: Loading web module in virtual server [XXXXXXX.XXXXXXX] at [/ampassword]
warning: WEB6100: locale-charset-info is deprecated, please use parameter-encoding
info: WEB0100: Loading web module in virtual server [XXXXXXX.XXXXXXX] at [/amcommon]
warning: WEB6100: locale-charset-info is deprecated, please use parameter-encoding
info: WEB0100: Loading web module in virtual server [XXXXXXX.XXXXXXX] at [/amconsole]
warning: WEB6100: locale-charset-info is deprecated, please use parameter-encoding
info: url: jar:file:/opt/SUNWmfwk/lib/mfwk_instrum_tk.jar!/com/sun/mfwk/config/MfConfig.class
info: url: jar:file:/opt/SUNWmfwk/lib/mfwk_instrum_tk.jar!/com/sun/mfwk/config/MfConfig.class
info: LogFile is: //var/opt/SUNWmfwk/logs/instrum.%g
info: HTTP3072: http-listener-1: http://XXXXXXX.XXXXXXX:80 ready to accept requests
info: CORE3274: successful server startup
#
Directry Server の方はシンプルでしたが、Web Server の方はいろいろ出力がありました。 [/amserver] とか、[/ampassword] といった 'am' で始まっているものは、Access Manager の コンポーネントを Web Server に配備しているということです。また、mfwk が入っている行は、 Monitoring Console という、Java ES 5 からの新機能である、サーバーの状態をモニターする ためのアプリケーションを設定しているということです。 念のため、Web Server の管理サーバーが起動しているか、確認してみましょう。
# /var/opt/SUNWwbsvr7/admin-server/bin/startserv
info: server already running
#
となれば、準備は完了です。 それでも心配な人は、
http://XXXXXX:8800
にアクセスして、Web Server の管理コンソールにログインできるか確認してもよいと思います。
comm_dssetup.pl
次に comm_dssetup.pl を実行します。このスクリプトは、Communication Suite を 使用するのに必要な ldif (Directry サーバー設定用ファイル) と登録スクリプトを 生成し、そのスクリプトを実行するものです。
# /opt/SUNWcomds/sbin/comm_dssetup.pl

Welcome to the Directory Server preparation tool for
Sun Java(tm) System communication services.
dssetup Version 6.4-0.03 (built Thu Mar 30 22:24:22 PST 2006)

This tool prepares your directory server for use by the
communications services which include Messaging, Calendar and their components.

The logfile is /var/tmp/dssetup_20060915175242.log.

Do you want to continue [y]:
これはもちろん y を選んでください。n を選ぶと終了してしまいます。
Please enter the full path to the directory where the
Directory Server instance(s) reside ("server-root"), or
an explicit Directory Server instance directory

Directory server root [/var/mps/serverroot] : /var/opt/SUNWdsee/dsins1
ここで、Directory Server のインスタンスディレクトリをしていします。 Directory Server を起動したときと同じです。
Please enter the directory manager DN [cn=Directory Manager]:

Password:
次に Directory Server への認証を要求されます。 [cn=Directory Manager] デフォルトなら、そのままでいいと思います。 パスワードは設定したものを入力してください。
Detected DS version 6.0

Will this directory server be used for users/groups [yes]:
A list of suffixes are as follows:
  XXXXXXX

Please enter the Users/Groups base suffix [XXXXXXX] :
There are 3 possible schema types:
  1   - schema 1 for systems with iMS 5.x data
  1.5 - schema 2 compatibility for systems with iMS 5.x data
        that has been converted with commdirmig
  2   - schema 2 native for systems using Access Manager

Please enter the Schema Type (1, 1.5, 2) [2]:
次に Directory Server のスキーマ (データ構造)のバージョンを選択します。 Schema 1 は、以前の MS で使用されていたスキーマで、互換性のために 用意されています。スキーマ 1 は、今後スキーマ 2 へと移行していくのは 間違いないですが、スキーマ 1 をいつまでサポートするか、などは私には わかりません... ここでは、もちろんスキーマ 2 を選びます。
Do you want to update the schema files [yes]:

Do you want to configure new indexes [yes]:

Do you want to Reindex the new indexes now [yes]:
これは全部 yes を選んでください。 その後、設定ファイルの生成がされ、実際に Directory Server に 設定が書き込まれます。何回か、確認プロンプトがでますが、 それらはすべて yes にしてください。

一応、下記のように生成された設定ファイルとスクリプト、 後、ログファイルの位置が、実行中に出力されます。
               :
               :
The following files have been created:
   /var/tmp/dssetup_20060915175242.sh
   /var/tmp/dssetup_20060915175242.ldif
               :
               :
Successful Completion. Consult /var/tmp/dssetup_20060915175242.log for details
これらのファイルの位置は、問題が起きたときのためにとって おいたほうがいいかもしれませんね。 次回は、Messaging Server の設定について書きます。

http://blogs.sun.com/kenji/date/20060913 2006年 9月 13日 水曜日

Java ES 5 Beta: インストール事例: Communication Suite のインストール

本職の Communication Suite のインストールのレポートをしようと思います。 Communication Suite には、以下の製品がはいっています。

1. Calendar Server 6
2. Directory Preparation Tool 6.4
3. Web Server 7.0
4. Messaging Server 6.3
5. Directory Server Enterprise Edition 6.0
6. Access Manager 7.1
7. High Availability Session Store 4.4
8. Communications Express 6
9. Communication Services Delegated Administrator
10. Message Queue 3.7 UR1
11. Application Server Enterprise Edition 8.2
12. Monitoring Console 1.0
13. Instant Messaging 7.2
14. Java DB 10.2
15. All Shared Components
Java ES の方と同じなのは、Web Server 7.0, Directory Server Enterprise Edition 6.0, Access Manager 7.1, High Availability Session Store 4.4, Message Queue 3.7 UR1, Application Server Enterprise Edition 8.2, Monitoring Console 1.0, Java DB 10.2, All Shared Components です。 半分以上は、同じですね。Web コンテナと、認証系のツール群です。これらの設定に関しては前に書いたので省きます。

上記以外の、Communication Suite のみに入っている製品と Java DB は、インストーラからは設定できません。 付属の各プロダクトの設定ツールから設定する必要があります。なので、インストールとしては、 パッケージをインストールするだけです。
次のコンポーネント製品はインストール中に設定できません。
インストール完了後に設定する必要があります。

Java DB 10.2
Instant Messaging 7.2
Messaging Server 6.3
Monitoring Console 1.0
Calendar Server 6
Communication Services Delegated Administrator
Communications Express 6
ということで、今回は、おしまいです。うーん、書く意味なし?

Java ES 5 Beta: Communication Suite の特徴

Java ES 5 には、いろいろな新製品、新機能の追加がありますが、少なくとも私にとって、 一番の驚きは、Communication Suite (Messaging server(MS), Calendar server(CS), Delegated admin(DA), CommExpress(CommEx) などの、メール/カレンダー関連製品) が Java ES から独立して、単独でプロダクトとなったことです。社内でも、発表の直前になるまで、知っている人は少なかったと思います。当然、私も知ったのは最近ですし、初めて聞いたときは、「そんなことはないだろう」と思っていました。プロダクトのベータが始まる直前で、これほど大きな変更があることはめったにないことなので。残念ながら私は、足軽エンジニアなので、この変更にどういう戦略的意図があるかとか、ビジネスにどんなインパクトがあるかということに関しては、あまりお知らせできません。なので、その代わり、私が知る限りの Communication Suite の新機能や変更点を独自の視点で記述しようと思います。 (本当の新機能リストは正式なリリースノートとかに記述されると思うので、そちらを参考にしてください。)

1. Access Manager(AM) を必要とせず、スキーマ V2 で、MS, CS, CommEx の
  シングルサインオンを実現可能になった。

   ベータの直前にこの機能が実装されていることを知って、
  慌てて設定してみたことがあります。残念ながら、DA が使えないのですが、
  AM なしの設定なら、アップグレードとかもシンプルになりそうです。

2. Messanger Express と Calendar Express は最後のリリース。

  Messanger Express と Calendar Express の2つのウェブベースの GUI は、
  完全に CommEx に統合され、このリリースが最後になります。
  テストをしている側の意見としては、UI が減るのは大賛成ですが、
   インパクトの大きそうな変更ですね。

3. Admin Sever がなくなった

   以前のバージョンにあった、管理 GUI の Admin Server が
  Java ES 5 からはなくなりました。これにより、管理は、
   コマンドラインと DA からのみとなります。

4. IE6.0 から使用した場合の問題を改善 (?)

   正直言うと、ベータ時点では、まだまだ問題が山づみですが、
  従来より、かなりの多くのテストを IE 上で実施しました。
   製品版までにはよくなっているはずです。多分。
  
   (日本語版 IE の文字コード自動判別に結構苦戦しています。
   どういう仕様なのかよくわからないですね...)

5. DA の使い勝手の向上

  ... 一応、テストした感じでは、Java ES 4 より、向上したと
  思います。もちろん、ベータ時点なので、問題もたくさんありますが。

ぐらいでしょうか。また、思いついたら、書こうと思います。

http://blogs.sun.com/kenji/date/20060911 2006年 9月 11日 月曜日

Java ES 5 Beta: インストール事例: インストーラで設定 (残り)

インストーラで設定 (今すぐ設定) モードでの設定例の続きです。Web Server (以下、WS。製品の略語に関しては、前の記事を参考にしてください。) の設定まで終わったので、その続きの HADB からです。
HADB に関しては、特に注意すべき点はなく、全部デフォルトで設定しました。

High Availability Session Store (HADB): Specify Configuration Data

   HADB 管理ポート [1862] {"<" 戻る, "!" 終了}:
   HADB リソースディレクトリ [/var/opt] {"<" 戻る, "!" 終了}:
   HADB 管理者グループ [root] {"<" 戻る, "!" 終了}:
   システム再起動時に自動的に HADB を起動 (Y/N) [Y] {"<" 戻る, "!" 終了}: 
   グループ管理の許可 (Y/N) [N] {"<" 戻る, "!" 終了}:
HADB は主に Application Server (以下 AS) のステートフルセッションを実現するために 使われます。ステートフルセッションとは、AS をクラスタリングして使用中に、 片方のノードに以上が発生し、フェールオーバーした時にも、セッション情報を維持すること が可能にするシステムです。ステートフルセッションを利用可能というのは、 Enterprise Edition と、Product Edition の大きな違いの一つです。 詳しくは AS のドキュメントを参照してください。

次は、AS の設定です。全部デフォルトでした。 使用するポートを変更したい場合等は、入力を変えてください。
Application Server: Configure Domain Administration Server

   管理ポート (管理ツールにアクセス) [4849] {"<" 戻る, "!" 終了}:
   JMX ポー
ト [8686] {"<" 戻る, "!" 終了}:
   HTTP ポート [8080] {"<" 戻る, "!" 終了}:
   HTTPS ポート [8181] {"<" 戻る, "!" 終了}:
   マスターパスワード (最低 8 文字) [] {"<" 戻る, "!" 終了}:
   マスターパスワードの再入力 [] {"<" 戻る, "!" 終了}:

Application Server: Configure Node Agent

このサーバーから管理サーバーへの接続に必要な設定を入力してください。

   管理ホスト名 [XXXXXXXXXXXXXXXXXXX] {"<" 戻る, "!" 終了}:
   マスターパスワード [] {"<" 戻る, "!" 終了}:
管理サーバーとアプリケーションサーバー間の通信に使用されます。
   管理ポート [4849] {"<" 戻る, "!" 終了}:
このノードエージェントは、管理サーバーへの接続用に作成されます。
   ノードエージェント名 [XXXXXXXXX] {"<" 戻る, "!" 終了}:

Application Server: Configure Load Balancing Plugin

The Load Balancing Plugin will be installed on an existing instance of the
selected web server.


1. Sun Java System Web Server 6.0SP6 以上
2. Apache Web Server 1.3.27 以上

   Plugins are available for either the Sun or Apache web servers. Please
   select one of the following web servers. [1] {"<" 戻る, "!" 終了}
   Web Server インストールディレクトリ [/opt/SUNWwbsvr7] {"<" 戻る, "!" 終了}:
   Web Server インスタンスディレクトリ [/var/opt/SUNWwbsvr7/https-XXXXXX.japan.sun.com]
   {"<" 戻る, "!" 終了}:
ロードバランサーの設定では、Java ES の WS と、Apache が 選択できます。(私は、Apache では、試したことはありません...)

次は、Directry Server (以下、DS) の設定です。 まずはインスタンスの作成です。 インスタンスを管理する GUI である、ディレクトリサーバーコンソールだけを、 インストールする場合には、インスタンスを作成する必要がないという メッセージがでてきます。ここで、インスタンスを作成するを 選択すると、インスタンスを作成できます。 インスタンスを作成しないと、Directory Server としては利用できません。
Directory Server: Create Directoy Instance

ディレクトリサーバーコンソールには Directory Server が必要ですが、ディレクトリインスタンス
は必須ではありません。

必須ではありませんが、インストール中のこの時点でディレクトリインスタンスを
作成できます。

Directory Server のインストールに加えて、ディレクトリインスタンスを作成しますか ?


1. はい
2. いいえ

   1 または 2 を入力してください [1] {"<" 戻る, "!" 終了}



Directory Server: Specify Instance Creation Information

   インスタンスディレクトリを入力してください [/var/opt/SUNWdsee/dsins1] {"<" 戻る, "!" 終了}
   インスタンスポートを入力してください [389] {"<" 戻る, "!" 終了}
   インスタンス SSL ポートを入力してください [636] {"<" 戻る, "!" 終了}
   ディレクトリマネージャー DN [cn=Directory Manager] {"<" 戻る, "!" 終了}
   システムユーザー [root] {"<" 戻る, "!" 終了}
   システムグループ [root] {"<" 戻る, "!" 終了}
   インスタンスパスワードを入力してください (8 文字以上) [] {"<" 戻る, "!" 終了}
   パスワード再入力 [] {"<" 戻る, "!" 終了}
   サフィックスを入力してください [dc=XXX,dc=XXX,dc=XXX] {"<" 戻る, "!" 終了}
次に Access Manager (以下、AM) の設定です。まず、 インストールタイプを選択します。Realm モードと、Legacy モードという 2つがあり、Realm モードは、Java ES 4 から導入された、新しいタイプです。 残念なことに、Java ES 5 の製品の中には、まだ、Realm モードに対応していないものが あるので、ここでは、Legacy モードで、設定します。
Access Manager: Specify Configuration Information

   インストールタイプ (レルム - Realm/旧バージョン - Legacy) モード [Legacy] {"<" 戻る, "!" 終了}:
   管理者ユーザー ID: amAdmin
   管理者パスワード [] {"<" 戻る, "!" 終了}:
   パスワード再入力 [] {"<" 戻る, "!" 終了}:
   LDAP ユーザー ID: amldapuser
   LDAP パスワード [] {"<" 戻る, "!" 終了}:
   パスワード再入力 [] {"<" 戻る, "!" 終了}:
   パスワードの暗号鍵 [aCM6iQx4ZzBV9ccwgEotrhTvzflQsB+a] {"<" 戻る, "!" 終了}:
次に、配備する web コンテナを選択します。ここでは、WS を選びました。 設定はすべてデフォルトです。(注: 他のプロダクトと違って、AM は、non-ssl ポート (デフォルトは 8800) を指定することはできません。)
Access Manager: Choose Deployment Container

1. Sun Java System Application Server
2. Sun Java System Web Server

   コンポーネントを配備するコンテナを選択し、Enter キーを押してください。 [1] {"<" 戻る, "!" 終了} 2

Access Manager: Specify Sun Java System Web Server
   ホスト名 [oimori105.japan.sun.com] {"<" 戻る, "!" 終了}:
   Web Server インスタンスディレクトリ [/var/opt/SUNWwbsvr7] {"<" 戻る, "!" 終了}:
   Web Server ポート [80] {"<" 戻る, "!" 終了}:
   Web Server Administration Port [8989] {"<" 戻る, "!" 終了}:
残りの設定は、配備名や、DS の設定ですが、すべてデフォルトです。
Access Manager: Specify Web Container for Running Access Manager Services

   ホスト名 [XXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXX] {"<" 戻る, "!" 終了}:
   サービス配備 URI [amserver] {"<" 戻る, "!" 終了}:
   共通ドメイン配備 URI [amcommon] {"<" 戻る, "!" 終了}:
   クッキードメイン (最上位のドメインでないことを確認) [.sun.com] {"<" 戻る, "!" 終了}:
   パスワード配備 URI [ampassword] {"<" 戻る, "!" 終了}:

1. HTTP
2. HTTPS

   Console Protocol [1] {"<" 戻る, "!" 終了}:

Access Manager: Choose Access Manager Console

   管理コンソール [Yes] {"<" 戻る, "!" 終了}:
   コンソール配備 URI [amconsole] {"<" 戻る, "!" 終了}:



Access Manager: Choose Directory Server Instance

この製品の設定にはディレクトリサーバーインスタンスが必要です。
次のいずれかを選択してください:
1 . 今回作成したディレクトリサーバーインスタンスを使用
2. 以前に設定した既存のディレクトリサーバーインスタンスを使用
   選択するディレクトリサーバーインスタンスを入力してください [1] {"<" 戻る, "!" 終了} 1

Access Manager: Specify Directory Server Data

   Directory Server にユーザーデータが準備されていますか [No] {"<" 戻る, "!" 終了}?
次は portal Server (以下、PS) です。 ポータルサーバーも、Web コンテナに WS を指定したという点と、Secure Remote Access を 有効に設定した点をのぞいては、すべてデフォルトです。Secure Remote Access を使わないので あれば、この部分も必要ありません。
Portal Server: Choose Web Container
-----------------------------------
Portal Server は J2EE Web コンテナ内で実行する必要があります。
サードパーティ製の Web コンテナをあらかじめインストールし実行しておく必要があります。


1. Sun Java System Application Server
2. Sun Java System Web Server
3. BEA WebLogic Server
4. IBM WebSphere Application Server

   どの Web コンテナを使用しますか [1] {"<" 戻る, "!" 終了}? 2

Portal Server: Specify Sun Java System Web Server Information

   インストールディレクトリ [/opt/SUNWwbsvr7] {"<" 戻る, "!" 終了}:
   インスタンスディレクトリ [/var/opt/SUNWwbsvr7/https-XXXXXXXXXXXXXXXX] {"<" 戻る,
   "!" 終了}:
   サーバーインスタンスポート [80] {"<" 戻る, "!" 終了}:
   サーバーインスタンスポートはセキュリティ保護されていますか [No] {"<" 戻る, "!" 終了}?
   サーバードキュメントルート [/var/opt/SUNWwbsvr7/docs] {"<" 戻る, "!" 終了}:
   管理ポート [8989] {"<" 戻る, "!" 終了}:

Portal Server: Specify Web Container Deployment Information

   ポータルアクセス URL [http://XXXXXXXXXXXXXXXXX:80/portal] {"<" 戻る, "!" 終了}:
   ポータル ID [portal1] {"<" 戻る, "!" 終了}:
   検索 ID [search1] {"<" 戻る, "!" 終了}:
   配備 URI [/portal] {"<" 戻る, "!" 終了}:
   ポータルインスタンス ID [XXXXXXXXXX-80] {"<" 戻る, "!" 終了}:
   Secure Remote Access を有効 [No] {"<" 戻る, "!" 終了} yes
   開発者サンプルを設定しますか  [Yes] {"<" 戻る, "!" 終了}?
   エンタープライズサンプルを設定しますか  [Yes] {"<" 戻る, "!" 終了}?
   コミュニティーサンプルを設定しますか  [Yes] {"<" 戻る, "!" 終了}?
次は、Portal Server: Secure remote Access (以下、SRA) の設定です。 SRA の設定もすべてデフォルトで設定しました。 PS の設定で、「Secure Remote Access を有効」に設定しておかないと、 ここでの設定が有効にならないというメッセージが表示されます。
Portal Server: Secure Remote Access: Specify Gateway Information

   Portal Server ドメイン [XXXXXXXXXX] {"<" 戻る, "!" 終了}:

1. http
2. https

   ゲートウェイプロトコル [2] {"<" 戻る, "!" 終了}:
   ゲートウェイドメイン [XXXXXXXXXXX] {"<" 戻る, "!" 終了}:
   ゲートウェイポート [443] {"<" 戻る, "!" 終了}:
   ゲートウェイプロファイル名 [default] {"<" 戻る, "!" 終了}:
   ログのユーザーパスワード [] {"<" 戻る, "!" 終了}:
   パスワード再入力 [] {"<" 戻る, "!" 終了}:

Portal Server: Secure Remote Access: Configure Gateway


1. http
2. https

   プロトコル [2] {"<" 戻る, "!" 終了}:
   ホスト名 [XXXXXXXXXXXXx] {"<" 戻る, "!" 終了}:
   サブドメイン [] {"<" 戻る, "!" 終了}:
   ドメイン [XXXXXXXXXXXXXXx] {"<" 戻る, "!" 終了}:
   ホスト IP アドレス [XXXXXXXXXXXXXXXXXx] {"<" 戻る, "!" 終了}:
   アクセスポート [443] {"<" 戻る, "!" 終了}:
   ゲートウェイプロファイル [default] {"<" 戻る, "!" 終了}:
   インストール後にゲートウェイを開始しますか [Yes] {"<" 戻る, "!" 終了}

Portal Server: Secure Remote Access:Configure Netlet Proxy

   ホスト名 [XXXXXXXXXXXXXx] {"<" 戻る, "!" 終了}:
   サブドメイン [] {"<" 戻る, "!" 終了}:
   ドメイン [XXXXXXXXXXXXXXXXX] {"<" 戻る, "!" 終了}:
   ホスト IP アドレス [XXXXXXXXXXXXXXX] {"<" 戻る, "!" 終了}:
   アクセスポート [XXXXXXXXX] {"<" 戻る, "!" 終了}:
   ゲートウェイプロファイル [default] {"<" 戻る, "!" 終了}:
   インストール後に Netlet プロキシを開始しますか [Yes] {"<" 戻る, "!" 終了}

Portal Server: Secure Remote Access: Configure Rewriter Proxy

   ホスト名 [XXXXXXX] {"<" 戻る, "!" 終了}:
   サブドメイン [] {"<" 戻る, "!" 終了}:
   ドメイン [XXXXXXXXXXXXX] {"<" 戻る, "!" 終了}:
   ホスト IP アドレス [XXXXXXXXXXXXXXXX] {"<" 戻る, "!" 終了}:
   アクセスポート [XXXXXXX] {"<" 戻る, "!" 終了}:
   ゲートウェイプロファイル [default] {"<" 戻る, "!" 終了}:
   インストール後に Rewriter プロキシを開始しますか [Yes] {"<" 戻る, "!" 終了}

Portal Server: Secure Remote Access: Specify Certificate Information

   組織 [Sun Microsystems] {"<" 戻る, "!" 終了}:
   部署 [Software] {"<" 戻る, "!" 終了}:
   市 / 地域 [Santa Clara] {"<" 戻る, "!" 終了}:
   州 / 都道府県名 [CA] {"<" 戻る, "!" 終了}:
   国名コード [US] {"<" 戻る, "!" 終了}:
   証明書データベースパスワード [] {"<" 戻る, "!" 終了}:
   パスワード再入力 [] {"<" 戻る, "!" 終了}:

やっと最後まできましたが、Web Proxy server (以下 WPS の設定です)。 これもデフォルトでよいかと。
Web Proxy Server: Specify Administration Information

   プロキシドメイン名の入力 [XXXXXXXXXXXXXX] {"<" 戻る, "!" 終了}
   管理ポートの入力 [8888] {"<" 戻る, "!" 終了}
   管理サーバー実行時ユーザー ID [root] {"<" 戻る, "!" 終了}:
   インスタンス実行時ユーザー ID [nobody] {"<" 戻る, "!" 終了}:
   プロキシインスタンスポート [8081] {"<" 戻る, "!" 終了}:
   自動起動 (yes/no) [N] {"<" 戻る, "!" 終了}
最後に、インストールサマリが表示され、インストールを実行することが できます。
インストール準備完了
----------------
次のコンポーネントがインストールされます。

製品: Java Enterprise System 2006Q4
アンインストールの場所: /var/sadm/prod/SUNWentsys5
必要な容量: 639.13 MB
---------------------------------------
        Sun Java(TM) System Web Server 7.0 2006Q4
           Sun Java(TM) System Web Server 7.0 CLI
           Sun Java(TM) System Web Server 7.0 コア
        Sun Java(TM) System High Availability Session Store 4.4 2006Q4
        Sun Java System Message Queue 3.7 UR1
        Sun Java(TM) System Application Server Enterprise Edition 8.2 2006Q4
           コマンド行管理ツール
           ドメイン管理サーバー
           Application Server ノードエージェント
           ロードバランスプラグイン
           サンプルアプリケーション
        Sun Java(TM) System Directory Server Enterprise Edition 6.0 2006Q4
           Java Enterprise System Directory Server 6 Core Server
           Java Enterprise System Directory Service Control Center
           Sun Java System Directory Server Enterprise Edition 6 Command-Line
Utilities
           Java Enterprise System Directory Proxy Server 6 Core Server
        Sun Java(TM) System Access Manager 7.1 2006Q4
           ClientSDK
           SessionFailOverClient
           DistributedAuthentication
           アイデンティティ管理およびポリシーサービスコア
           Access Manager 管理コンソール
           連携管理の共有ドメインサービス
           Access Manager SDK
        Service Registry 3 2006Q4
           Service Registry クライアントサポート
           Service Registry 配備サポート
        Sun Java(TM) System Portal Server 7.1 2006Q4
        Sun Java(TM) System Portal Server Secure Remote Access 7.1 2006Q4
           ゲートウェイ
           Netlet プロキシ
           Rewriter プロキシ
        Sun Java(TM) System Web Proxy Server 4.0.4 2006Q4
        All Shared Components
        Sun Java(TM) System Monitoring Console 1.0 2006Q4


1. インストール
2. やり直し
3. インストール終了

   何を実行しますか  [1] {"<" 戻る, "!" 終了}?
プロダクトが多いので、結構、大変ですが、GUI を使うともっと楽です。

次回は、Communication Suite のベータが始まったので、 そっちのインストールをしたいと思います。Communication Suite が本業ですので。

http://blogs.sun.com/kenji/date/20060907 2006年 9月 07日 木曜日

Java ES 5 Beta: ローカルゾーンへのインストール時の問題

続きの設定の話をしようと思っていたら、どうやらローカルゾーンへのインストール時には問題があるようでした... なので、その話を付け加えます。

6451030:JES5 installer does not permit installation of JES completely in a local zone
Java ES の Shared component の upgrade が、ローカルゾーンではうまくいかないようです。この問題の回避方法は、ズバリ、
Shared component だけは、大域ゾーンにインストールしてしまう
です。ベータだから仕方がないですが、これは、回避方法としては、結構お粗末ですね... この問題、私は起きなかったのは、既にこの回避方法をずっと前にいれたマシンで、ゾーンを作ってインストールをしてみたからでした。すっかり忘れていました... すみません。

Java ES 5 Beta: インストール事例: インストーラで設定 (最初と Web Server の設定)

前回からの続きです。選択したプロダクトの設定をインストーラで実施します。正式プロダクト名は長いので、以下のように略して書きます。

Sun Java(TM) System Web Server 7.0 2006Q4
    ->WS (Web Server の略)

Sun Java(TM) System Web Proxy Server 4.0.4 2006Q4
    ->WPS (Web Proxy Server の略)

Sun Java(TM) System Directory Server Enterprise Edition 6.0 2006Q4
    ->DS (Directory Server の略)

Sun Java(TM) System Access Manager 7.1 2006Q4
    ->AM (Access Manager の略)

Sun Java(TM) System High Availability Session Store 4.4 2006Q4
    ->HADB (High Availability Data Base の略)

Sun Java System Message Queue 3.7 UR1
    ->MQ (Message Queue の略)

Sun Java(TM) System Application Server Enterprise Edition 8.2 2006Q4
    ->AS (Application Server の略)

Service Registry 3 2006Q4
    ->RS (Registry Server の略)

Sun Java(TM) System Portal Server Secure Remote Access 7.1 2006Q4
    ->SRA (Secure Remote Access の略)

Sun Java(TM) System Monitoring Console 1.0 2006Q4
    ->MC (Monitoring Console の略)

Sun Java(TM) System Portal Server 7.1 2006Q4
    -> PS (Portal Server の略)
この略語は、社内では、わりと使われる略です。 私は、この 3文字略語ってのが、大っ嫌い、というか頭が悪くて覚えられないのですが、いちいち正式名をいってもいられないので、何となく使ってしまっています。この blog にも、説明なく、略語がつかわれていたらごめんなさい...

さて、前回の続きから進めると、 以下のようなメッセージが表示されるはずです。
次のコンポーネント製品はインストール中に設定できません。
インストール完了後に設定する必要があります。

Sun Java(TM) System Monitoring Console 1.0 2006Q4
Service Registry 3 2006Q4
これは、MC と RS (早速、略語をつかってみました) が、 インストーラでは設定できず、インストールの終了後に 手動で設定する必要があることを示しています。 手動で設定する方法は後ほど説明したいと思います。
次に出てくるのは、管理者のアカウントとパスワードに 共通のものを設定するかどうかを聞いてきます。これは、 Java ES 5 からの新機能で、今までプロダクト毎にいちいち 設定しなくてはならなかった管理者のアカウントとパスワードを 一括で設定できます。
Password Choice Panel

You must specify administrator accounts and passwords for most
Java Enterprise System products.


1. Use a single administrator account when possible.

2. Use different administrator account for each product.



   Enter 1 or 2 [1] {"<" 戻る, "!" 終了}:
ここでは、一括で設定しました(楽チンなので)。

次は、管理者パスワード以外の共通設定です。これは、以前のバージョンから同じです。設定するのは、ホスト名、DNS ドメイン、IP アドレス、システムユーザ、システムグループです。インストールの前準備をきちんとしていれば、デフォルトで値が表示されるはずです。逆にブランクだった場合は、ちょっと設定を見直した方がよいかもしれません。よくあるのは、DNS ドメインがブランクなことがあるのです。この場合は、/etc/hosts, /etc/nsswich.conf, /etc/resolve.conf の設定に問題があることが多いです。
Specify Common Server Settings

   ホスト名の入力 [XXXXXXX] {"<" 戻る, "!" 終了}
   DNS ドメイン名の入力 [XXXXXXXXXX] {"<" 戻る, "!" 終了}
   IP アドレスの入力 [XXXXXXXXXX] {"<" 戻る, "!" 終了}
   システムユーザーを入力してください [root] {"<" 戻る, "!" 終了}
   システムグループを入力してください [root] {"<" 戻る, "!" 終了}
次に表示されたのは、WS の設定です。 WS を選択していない場合は、この設定は表示されません。 WS の設定では、まず、サーバーかエージェントかを選択する必要があります。WS を単体で使いたい場合は、サーバーを選択してください。 エージェントは、WS7.0 からの新機能なんですが、確か、WS を複数のマシンにインストールして、負荷を分散させる、ロードバランサーのようなことが可能になるだったと思います (実は、詳しくは知りません...)。こういう時の決め台詞は、「詳細は、WS のマニュアルを参照してください」です。
Web Server: Choose Configuration Type

   管理インスタンスをサーバーまたはエージェントとして設定します。有効な値は Admin もしくは Agent です [Admin] {"<" 戻る,
   "!" 終了}
その後しばらくは、port の設定とか、が続くので、私は、全部デフォルトのまま設定しています。変えたい場合はどうぞ。 ただ、
Enter Runtime UNIX User ID [webservd] {"<" 戻る, "!" 終了}:
の部分は、注意が必要です。GUI モードだと、注が出ているのですが、 AM (Access Manager です) 等を WS に配備する予定なら、このユーザーは、root である必要があるようです。なので、ここは root にしておきます。 最後のドキュメントルートの設定もデフォルトです。

ふー、結構、長くなってしまいましたね。 続きは次回にします。

http://blogs.sun.com/kenji/date/20060906 2006年 9月 06日 水曜日

Java ES 5 Beta: インストール事例: Java ES インストール

次に実際にインストールしてみます。ダウンロードしたイメージは、java_es_06Q4-beta-solaris-sparc.zip です。これをどこかに展開して、 Solaris_sparc/installer が、インストーラバイナリになります。今回は切り貼りできるように CLI モードを利用してみました。(画像を貼り付けるのが面倒なだけ...?) CLI モードで起動するには、

# installer -nodisplay
と、-nodisplay オプションをつけて起動します。GUI モードでインストールする場合は、何もつけないで起動してください。このインストーラーには、他にもいろいろオプションが指定できます。たとえば、
# installer -no
と指定すると、インストーラーは、環境のチェックや、プロダクトの依存関係などは通常通り調べるのですが、最終的に選択されたプロダクトをインストールしません。 これは、インストール環境のテストや、State ファイル(後述) を作成するときに役にたちます。
# installer -saveState 
と、-saveState オプションをつけると、サイレントインストール用の State ファイルを作成します。この State ファイルは、インストーラーに
# installer -state 
というように指定してやると、ユーザーの入力を必要とせずに、Java ES を インストールすることができます。いわば、インストール用のテンプレートファイルのようなものです。なので、-no -saveState で、state ファイルを作成し、 その後から、-state を使うと、自動でインストールされます。 サイレントインストールのメリットは、以下の通りです。
   1. テスト時にある環境での構成に失敗した場合、
再インストールをするのが楽
2. state ファイルを少し書き換えることによって、別のマシンの install にも
   使用できる。
詳しくは、Java ES のインストールガイドを参照してください。

話がそれましたが、-nodisplay を使用してインストールを始めます。 ライセンス条項の同意文があった後に、
インストールのタイプ
-----------------

Sun Java(TM) Enterprise System の製品とサービスの一式をインストールしますか ? (yes/no) [Yes] {"<" 戻
る, "!" 終了}
というのが出てきました。ここで、Yes を選択してしまうと、前に述べたように、日本語版で利用できなくなってしまいます。ですので、ここは、'no' を入力してください。すると、インストールできるプロダクトの一覧が表示されます。
Choose Software Components - Main Menu
-------------------------------
注: "* *" は、選択が無効であることを示します。

[ ] 1. Sun Java(TM) System Web Server 7.0 2006Q4
* * Sun Cluster Geographic Edition 3.1 2006Q4
[ ] 3. Sun Java(TM) System Web Proxy Server 4.0.4 2006Q4
[ ] 4. Sun Java(TM) System Directory Server Enterprise Edition 6.0 2006Q4
[ ] 5. Sun Java(TM) System Access Manager 7.1 2006Q4
* * Sun Cluster 3.1U4
[ ] 7. Sun Java(TM) System High Availability Session Store 4.4 2006Q4
[ ] 8. Sun Java System Message Queue 3.7 UR1
[ ] 9. Sun Java(TM) System Application Server Enterprise Edition 8.2 2006Q4
[ ] 10. Service Registry 3 2006Q4
[ ] 11. Sun Java(TM) System Portal Server Secure Remote Access 7.1 2006Q4
[ ] 12. Sun Java(TM) System Monitoring Console 1.0 2006Q4
[ ] 13. Sun Java(TM) System Portal Server 7.1 2006Q4
* * Sun Cluster Agents 3.1 2006Q4
[ ] 15. All Shared Components

Sun Cluster 関連のプロダクトがインストールできませんが、これは、 ゾーンを使っているため、サポートされていないからです。 ここでは、選択できるすべてのを選んで、リターンを押しました。
Enter a comma separated list of products to install, or press R to refresh
the list [] {"<" 戻る, "!" 終了}: 1,3,4,5,7,8,9,,10,11,12,13,15
しばらく、インストールするプロダクトのコンポーネントの選択が続きます。 基本的に全部インストールしようと思っているので、全部 'D' を入力しました。
インストールするコンポーネントのリストをコンマで区切って入力します(すべてを選択する場合は D を入力) [D] {"<" 戻る, "!" 終了} D
その後、多言語パッケージをインストールするかどうかの質問があるので、 'Y' を選択します。これで、日本語版が使えるようになります。 Java ES 5 から、日本語版と、そのほかの英語以外のプロダクトとの区別がなくなりました。つまり、日本語版を入れるには、中国語も、韓国語も、フランス語もその他の言語も入れる必要があります。
コンポーネントの選択 - 選択された製品 "All Shared Components"
--------------------------------------------

選択したすべてのコンポーネントに多言語パッケージをインストール [Y] {"<" 戻る, "!" 終了}: Y
次に、アップグレードの必要がある共有コンポーネント、がでてきます。 これは、アップグレードしてください。
アップグレードの必要がある共有コンポーネント
-----------------------------------

現在、以下の共有コンポーネントがインストールされています。これらは、インストール対象として選択された製品との互換性を維持するためにアップグレードされます。

コンポーネントパッケージ
--------------------
JAXP SUNWjaxpcompat
10.1.0.10.60.40.80.6 (インストール済み)
10.0 (必須)
SOAPRuntime SUNWxsrtcompat
10.60.40.80.6 (インストール済み)
10.0 (必須)
JAXR SUNWxrgrtcompat
10.80.60.40.80.6 (インストール済み)
10.8 (必須)

Enter 1 to upgrade these shared components and 2 to cancel [1] {"<" 戻る, "!" 終
了}: 1
次にインストールディレクトリを指定します。どこにしても構わないので、 そのままデフォルトにしました。
注意:
デフォルトの場合は、/opt に容量がたくさんいることになります。
次にシステム状況をインストーラが確認します。 確認する項目は、ディスクスペース、メモリー容量、スワップ容量、OS に必要なパッチがあたっているかどうか、システムリソースです。
システム状態の確認中

使用可能なディスクスペース... : OK

インストールされているメモリー... : OK

Swap space installed... : OK

オペレーティングシステムのパッチ... : OK

オペレーティングシステムリソース ... : OK


システムではインストールの準備が完了しています


システムはインストールの準備ができています。メモリーの検出はローカルゾーンで無効です。

ゾーンなので、メモリーはチェックしてくれないようです。 次に設定タイプを選択します。
設定タイプの選択画面

1. 今すぐ設定 - 選択した項目でデフォルトを上書き (エクスプレス設定)

2. あとで設定 - インストール後に手動で設定


設定の種類を選択 [1] {"<" 戻る, "!" 終了}
「今すぐ設定」は、インストーラで、プロダクトの設定を行います。 「後で設定」は、パッケージのインストールのみを行い、プロダクトの設定 はしません。そのため、ユーザーが、手動で設定する必要があります。 テスト目的であるならば、「今すぐ設定」が簡単ですし、確実なので、 こちらをおすすめします。

「後で設定」を選択したら、この後、インストールが始まります。 今回は、「今すぐ設定」を選択したので、この後、プロダクトの設定を する必要があります。それは、また、次回に。

Java ES 5 Beta: インストール事例: Java ES インストールの前準備

Java ES 5 Beta の実際のインストールをしていこうと思います。用意した環境は、Solaris 10 UR2 を sparc マシン (Sun fire 280R) にインストールし、そこに Solaris コンテナの完全ルートゾーンを作成して使用します。たとえば、完全ルートゾーン my-zone は以下の方法で作成できます。( は、ローカルゾーンの ルートディレクトリとなる場所です)

# zonecfg -z my-zone
zonecfg:my-zone> create
zonecfg:my-zone> set zonepath=/my-zone
zonecfg:my-zone> remove inherit-pkg-dir dir=/lib
zonecfg:my-zone> remove inherit-pkg-dir dir=/platform
zonecfg:my-zone> remove inherit-pkg-dir dir=/sbin
zonecfg:my-zone> remove inherit-pkg-dir dir=/usr
zonecfg:my-zone> set autoboot=false
zonecfg:my-zone> add net
zonecfg:my-zone:net> set address=
zonecfg:my-zone:net> set physical=
zonecfg:my-zone:net> end
zonecfg:my-zone> verify
zonecfg:my-zone> commit
zonecfg:my-zone> ^D

# zoneadm -z my-zone install -> ゾーンのインストール
# zoneadm -z my-zone boot -> ゾーンをブート

ブートコマンドが返ってきたら、# zlogin -C my-zone と
いうように、zone にコンソールログインし、ネームサービスの設定
などを、行います。通常の Solaris インストールを実施したときと
同種の設定が必要です。
その後 詳しくは、Solaris システム管理 の「ゾーン」を参照してください。

OS の設定が終了した後は、/etc/hosts, /etc/nsswitch.conf, /etc/inet/ipnodes (Solaris 10 のみ必要) を書き換え、/etc/resolve.conf 用意し、DNS server につながるようにします。/etc/hosts と /etc/inet/ipnodes は、完全修飾ドメインを 使えるように書き換えます。たとえば、ホスト名が、javaes、ドメイン名が test.com ならば、以下のように書き換えます。
javaes# more /etc/hosts
#
# Internet host table
#
127.0.0.1       localhost
XXX.XXX.XXX.XXX  javaes.test.com javaes       loghost


javaes# more /etc/inet/ipnodes
#
# Internet host table
#
::1     localhost
127.0.0.1       localhost
XXX.XXX.XXX.XXX  javaes.test.com javaes      loghost
/etc/nsswitch.conf は、私の環境では、NIS を使っているので、 nis が優先されていますが、これを、files dns を優先するように 変更します。
javaes# cat /etc/nsswitch.conf
          :
          :
hosts:      files dns nis [NOTFOUND=return] files
          :
          :
ipnodes:    files dns nis [NOTFOUND=return] files
最後に前の回でふれた、Application Server と Message Queue の package を 削除すれば、準備完了です。

Java ES 5 Beta: ローカリゼーション版のインストール時の注意

Java ES 5 Beta のローカリゼーション版(日本語版)をインストールする際には、いくつかの注意点があります。

6446805: (GUI モードのみ) 前回でもちょっとふれましたが、バンドルされた Application Server/Message Queue (以下、AS/MQ) のパッケージを upgrade する際に、ローカリゼーションパッケージを upgrade してくれません。なので、最新の日本語版のパッケージを使うには、upgrade する前に、以下のパッケージを削除しておく必要があります。日本語に関して言えば、以下のパッケージになります。

     MQ: SUNWjiqu, SUNWjiquc
     AS: SUNWjasu, SUNWjjaf, SUNWjjmail
ちなみにこの upgrade は、 GUI モード でしか実行できません。CLI モードでのインストールの場合には、前回、記述したように、パッケージをすべて削除してからインストールを実施してください。

6457919: (CLI モードのみ) CLI モードでインストールする際に、「Sun Java(TM) Enterprise System の製品とサービスの一式をインストールしますか ?」 という問いに 'yes' と答えると、ローカリゼーションパッケージが インストールされません。なので、Beta 版では、ここでは、'No' と答えて、 必要なプロダクトを個々に選択してください。

http://blogs.sun.com/kenji/date/20060905 2006年 9月 05日 火曜日

Java ES 5 Beta: bundle 版 AS/MQ に関して

Java ES 5 を CLI モードで install を実行しようとすると、 バンドルされている Application Server (以下 AS) と、Message Queue (以下 MQ)に関して、

コマンド行管理ツール  v8.0.0.2 - バンドル版,
ドメイン管理サーバー  v8.0.0.2 - バンドル版,
Application Server ノードエージェント  v8.0.0.2 - バンドル版,
サンプルアプリケーション  v8.0.0.1 - バンドル版,
Sun Java(TM) System Message Queue  v3.7.0.1 - バンドル版,
と表示され、これらのプロダクトを install できません。 これは、GUI モードで実行すれば、upgrade というオプションが あり upgrade できます。ただし、 ローカリゼーションのパッケージは upgrade されないという問題 (6446805) があり、 日本語のメッセージ等は、古いままになってしまいます。 (回避策は、ローカリゼーションのパッケージを引っこ抜くです...) なので、一番てっとり早い方法は、バンドルされている AS/MQ のパッケージを 抜いてしまうことです。正式にサポートされる方法は、prodreg (1M) をつかって削除する方法ですが、結構面倒なので、私はテストでは、以下のパッケージを スクリプトで抜いてしまいます。
Solrais 9:

AS pkgs
=======
SUNWaclg SUNWasac SUNWascmn SUNWasdb SUNWasdem SUNWasdemdb 
SUNWasjdoc SUNWasman SUNWasr SUNWasu SUNWasut SUNWcasu SUNWcjaf 
SUNWcjmail SUNWjaf SUNWjasu SUNWjaxp SUNWjjaf SUNWjjmail SUNWjmail 
SUNWxrgrt SUNWxrpcrt SUNWxsrt

MQ pkgs
=======
SUNWciqu SUNWciquc SUNWdiqu SUNWdiquc SUNWeiqu SUNWeiquc 
SUNWfiqu SUNWfiquc SUNWhiqu SUNWhiquc SUNWiqcdv SUNWiqcrt 
SUNWiqdoc SUNWiqfs SUNWiqjx SUNWiqlen SUNWiqlpl SUNWiqr SUNWiqu 
SUNWiquc SUNWiqum SUNWjiqu SUNWjiquc SUNWkiqu SUNWkiquc


Solaris 10:
AS pkgs
=======
SUNWaclg SUNWasac SUNWascmn SUNWasdb SUNWasdem SUNWasdemdb SUNWasjdoc 
SUNWasman SUNWasr SUNWasu SUNWasut SUNWcasu SUNWcjaf SUNWcjmail SUNWjaf 
SUNWjasu SUNWjaxp SUNWjjaf SUNWjjmail SUNWjmail SUNWxrgrt SUNWxrpcrt SUNWxsrt

MQ pkgs
=======
SUNWciqu SUNWciquc SUNWdiqu SUNWdiquc SUNWeiqu SUNWeiquc SUNWfiqu 
SUNWfiquc SUNWhiqu SUNWhiquc SUNWiqcdv SUNWiqcrt SUNWiqdoc SUNWiqfs 
SUNWiqjx SUNWiqlen SUNWiqlpl SUNWiqr SUNWiqu SUNWiquc SUNWiqum SUNWjiqu 
SUNWjiquc SUNWkiqu SUNWkiquc

(注) Solaris の install cluster によっては、存在しないパッケージも あると思いますので、パッケージがない場合は、無視してください。 パッケージを抜くときは、以下のような admin ファイルを用意しておいて、
% more admin.txt
mail=
instance=overwrite
partial=nocheck
runlevel=nocheck
idepend=nocheck
rdepend=nocheck
space=nocheck
setuid=nocheck
conflict=nocheck
action=nocheck
basedir=default
%

pkgrm に -a オプションで、上記のファイルを指定してやると、 簡単に削除できます。

% pkgrm -a admin.txt -n 

Java ES 5 Beta が始まりました!

Sun Java Enterprise System 5 Beta Program が始まりました。日本でも今年は多くのご参加をしていただき、この場をおかりして、厚く御礼申し上げます。 Sun Java Enterprise System 5 でまず、大きく変わったことと言えば、 Communication Suite 製品 (Messaging server, Calendar server, Delegated admin, CommExpress なのどの、メール/カレンダー関連製品) が Java ES から独立したことです。つまり、Sun Java Enterprise System 5 には、これらはもう入っていません。これらの製品の日本語化を担当している私としては、突然のとびきり 大きなニュースでした... Communication Suite 製品のベータプログラムは別途始まるようです。

その他大きな新機能は、Directory Server が、6.0 になりました。コアな変更に関しては、私はよくわかっていませんが、admin server が廃止になり、 java web console ベースの管理ツールになりました。使った感じは、 とても感覚的でわかりやすく、よくなっているのではと思います。 後は、Web server, portal server が大きく変わりました。 Web server の管理コンソールは、java web console ベースになり、 洗練されています。portal server は、サンプルポータルをさわっただけですが、 これも、かなり変わった感じがしました。ちょっと野暮ったかった今までと 比べ、ポータルというのにふさわしくなっていました。

これらの変更は、いわゆる大きな「外向け」の変更なんですが、 開発側全体で、今回のリリースで一番力を入れているは、バグフィックスです。 リリースまでの期間が従来に比べて長いということもありますが、バグフィックスに 関するクライテリアは、今までと比べてかなり厳しいものになっています。もちろんすべての バグフィックスして出荷できる訳ではないですし、すべてのバグを 見つけられる訳でもありません。この意味でも、今回のベータプログラムは、 重要な意味も持ってきます。実際に使用するお客様の目から、「このバグは 出荷までに直してもらいたい」とか、「こんなバグがあった」という意見を是非お聞きしたいと思っています。

次回からは、ベータを実行するにあったっての、注意事項みたいなものを 書いていきたいと思います。


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