2006年 9月 16日 土曜日
Java ES 5 Beta: インストール事例: Communication Suite の設定 (Messaging Server)
次に Messaging Sever 6.3 (以下、MS) の設定をします。
例によって、CLI モードで設定をします。GUI モードで実行しても、
基本的に入力される値はかわりません。
... 私が CLI モードをでレポートをしているのは、別に画像を取ったりするのが
面倒な訳ではありません。取った画像をどうやってアップロードするのかわからない
だけです (本当)。まあ、わかってもテキストのみで進めていくつもりですけど。
やっぱり面倒なだけか...
話を元に戻します。
MS の設定ツールは、
/opt/SUNWmsgsr/sbin/configureにあります。このまま起動すると GUI モードで起動されます。 なので、CLI モードで起動したい時は、
# /opt/SUNWmsgsr/sbin/configure -nodisplayというように起動してください。これは、インストーラのところで実行したのと 同じです。他のオプションも大体インストーラと同じです。 一応、--help で使い方をだしてみました。
# /opt/SUNWmsgsr/sbin/configure --helpまず、驚いたのは、--help が「不明なオプション」になってる... これはバグ?それとも仕様? まあ、好意的に取れば仕様ともいえなくはないでしょうけど。 そんな些事はさておき、インストーラで書いたオプションの他に、debug 系のオプション がありました。せっかくなので、デバッグオプション付きで実行します。
不明なオプション --help
Messaging Server 設定プログラムで認識されるオプション:
-nodisplay インストーラをテキストのみ (非グラフィカル) のモードで実行する
-noconsole グラフィカルでないテキストを表示しない。サイレント
インストールで nodisplay オプションと共に使用する。
-novalidate テキストフィールド検証チェックを行わない
-saveState [statefile] インストーラ入力の状態を保存する
-state [statefile] 入力値の設定に statefile を使用する
-debug 設定プログラムから一般的なデバッグ情報を表示する
-debugMessage エラーや警告を含む、デバッグ情報を出力する
-debugWarning エラーを含む、警告メッセージを出力する
-debugError エラーメッセージを出力する、デフォルトはオン
/opt/SUNWmsgsr/sbin/configure -nodisplay -debugあーあ、やっぱりいっぱい出力されてしまいました。ってことで、やめます。 試したいかたはどうぞ。今回は普通に実行します。
/usr/jdk/entsys-j2se/bin/java -Djava.awt.headless=true
-Djava.library.path=/opt/SUNWmsgsr/lib -classpath
/opt/SUNWmsgsr/lib:/usr/jdk/entsys-j2se/lib/classes.zip configure -saveState
/opt/SUNWmsgsr/install/saveState20060916143543 -nodisplay -debug
Enabling debug mode.
Using long form attribute offset calculation.
Time to find offset table: 39ms
archiveReader class com.sun.wizards.core.ArchiveReader has length 25943
archiveReader class com.sun.wizards.core.Platform has length 6960
archiveReader class com.sun.wizards.core.SystemInterface has length 13343
archiveReader class com.sun.wizards.core.PlatformToolkit has length 3880
archiveReader class AixNativeToolkit has length 15562
:
:
/opt/SUNWmsgsr/sbin/configure -nodisplayと、ライセンスに関するメッセージの後に完全修飾ホスト名と インストール先を指定します。本当はインストールという表現は適切ではなく、 配備 (デプロイ) なんですけどね。デフォルトなら、/var/ の下に ファイルをコピーして、MS サーバーのインスタンスを作成します。
Messaging Server の設定プログラムを実行しています。このプログラムを使用して、
サーバー設定情報を入力することができます。
設定プログラムは 1 つ以上の選択肢で構成されます。これらの選択肢は、
ユーザーに情報を提供すると共に、Messaging Server の設定の入力を可能にしま
す。
:
:
完全修飾ホスト名を入力します [XXXXXXX.XXXXXXX] {"<" 戻る, "!" 終了}
Messaging Server の設定およびデータファイルのインストール先ディレクトリを指定してください。
Messaging Server の設定およびデータファイルのインストール先ディレクトリ [/var/opt/SUNWmsgsr]
{"<" 戻る, "!" 終了}:
次にコンポーネントの選択です。
こんな画面が表示されます。
チェックされたボックスの Messaging Server コンポーネントが設定されます。ここで注意していただきたいのは、
必要に応じて選択を変更してください。
[X] 1 メッセージ転送エージェント 0 bytes
[X] 2 メッセージストア 0 bytes
[ ] 3 Messenger Express (非推奨、JES6 で削除) 0 bytes
[ ] 4 Messaging マルチプレクサ 0 bytes
特定のコンポーネントをチェックするにはその番号を入力し、
終了した場合には 0 を入力してください [0] {"<" 戻る, "!" 終了}:
[] 3 Messenger Express (非推奨、JES6 で削除) 0 bytesとなっていて、Messenger Express (Web ベースメールクライアント) がデフォルトで選択されていません。 しかも、「非推奨、JES6 で削除」と明記してあります。結構、強力に アピールしていますね。しかし、ここで、Messenger Express の設定を行って おかないと、結局 CommEx が使用できないことになってしまいます... まあ、Web ベースのメールクライアントを全く必要としない方も多いので、 仕様としては間違っていないとは思いますけど。 ここでは、選択して先に進みます。
チェックされたボックスの Messaging Server コンポーネントが設定されます。次に MSの管理に使用するユーザーとグループを作成します。 デフォルトのままでもいいのですが、mail グループは、Solaris で デフォルトで存在しているグループなので、念のため、別のグループを指定しました。
必要に応じて選択を変更してください。
[X] 1 メッセージ転送エージェント 0 bytes
[X] 2 メッセージストア 0 bytes
[X] 3 Messenger Express (非推奨、JES6 で削除) 0 bytes
[ ] 4 Messaging マルチプレクサ 0 bytes
特定のコンポーネントをチェックするにはその番号を入力し、
終了した場合には 0 を入力してください [0] {"<" 戻る, "!" 終了}: 0
Messaging Server の管理に使用するユーザーとグループを入力してください。次に Directry Server (DS) の情報を入力します。 この手の DS の設定は、Java ES では頻繁にでてきます。基本的には、 デフォルトで問題ないと思います。DS のインスタンスをインストーラで 作成したときに入力したパスワードを忘れないようにしておきましょう。
指定したユーザーとグループが存在しない場合は、新
規に作成されます。作成さ
れたユーザーは、ロックアウトされたパスワードを保持します。
ユーザー名を入力 [mailsrv]:
UNIX グループを入力 [mail]: mailgrp
ユーザー/グループディレクトリ (LDAP) サーバーを指定してください。Ldap サーバー URL は、次にポストマスターのメールアドレスを入力します。 何でもいいですが、
ユーザーおよびグループ情報の格納先ディレクトリサーバーへの URL リンクです。URL の書式は次のとおりです。
ldap://: (例:
ldap://ldapserver.mycompany.com:389)
デフォルトのバインド DN は、ディレクトリマネージャーの識別名です。
通常はレプリカに書き込むことはできないため、
URL にはレプリカを指定しないでください。
ユーザー/グループサーバー LdapURL [ldap://XXXXXXX.XXXXXXX:389]:
次でバインド [cn=Directory Manager]:
パスワード:
有効なアドレス (例:admin@domain.com) でなければなりません。ということなので、例示通り、admin にしました。
ポストマスターのメールアドレスを入力 [] admin@XXXXXXX次に MS の管理者のパスワードの設定です。これもお好きなパスワードで どうぞ。ただし、当たり前ですが、忘れないようにしてください。
Messaging Server (の複数の管理アカウント) で使用するパスワードを入力してください次に電子メールドメインを指定します。 使用環境にそったドメインを入力してください。通常は、 DNS ドメインと同じだと思いますけど。 ご利用は、ご計画的に。
パスワードを入力 []:
確認のためパスワードを再入力 []:
電子メールのデフォルトドメインを入力 [XXXXXXX] {"<" 戻る, "!" 終了}
次に組織 DN を入力します。組織 DN は、デフォルト電子メールドメインに所属するすべての電子メールユーザーおよびグループが配置される LDAP サブツリーになります。
って、書いてあるままですね。ですが、その通りなので。ここで作成する組織の下に
メールユーザーを作って行くことになります。ここでは、私の所属する組織、
Tokyo Globalization Center の頭文字をとって、tgc という組織にしました。
組織 DN を入力 [o=XXXXXXX,XXXXXXX] {"<" 戻る, "!" 終了} o=tgc,XXXXXXX
最後にすぐに設定を選択し、
設定を開始します。
設定準備完了すると、
1. すぐに設定
2. やり直し
3. 設定プログラムを終了する
何を実行しますか [1] {"<" 戻る, "!" 終了}?
次のポートは使用中です:なる警告がでました。Web Server で使用しているポートと、 Messenger Express のデフォルトポートがともに 80 で 競合してしまっているんですね。これは後ほど修正しますので、 この場は、無視してください。また、sendmail が動いている場合には、
WEBMAIL (80)
次のポートは使用中です:と表示されます。この場合には sendmail を止めましょう。
SMTP (25)
Messaging Server サービスがこれらのポートにバインドされるため、起動時に競合が発生します。
# /etc/init.d/sendmail stopで、設定が進んで、いろいろ出力されます。 最後、「設定の詳細」が表示されるのですが、 ここをよく見ると、
設定の詳細:失敗ってでてますね... 競合がいけなかったの? それとも入力が間違っていたの? と心配になりますが、もし、失敗しているのが、
製品 結果 詳細情報
1. Messaging Server 失敗 利用可能
失敗: /bin/sh -c /opt/SUNWmsgsr/sbin/imsimta clbuild -という項目だけなら、ご安心 (?) ください。 これ、ベータに残ってしまったバグなんですね... (bugID 6419008) この問題は Solaris 10 だけで起きるので、Solaris 9 を使っている 方はおきません。で、回避方法ですが.... MS 設定をもう一度、 最初から実行してください。つまり、2回は問題なく終了します。 めんどーな回避方法ですが、ベータですので、ご容赦を。もちろん 製品版では修正されているはずです。
image_file=IMTA_COMMAND_DATA IMTA_BIN:pmdf.cld : 状態 = 137
ディレクトリ /var/opt/SUNWmsgsr は空ではないため、データが上書きされる可能性があります。残しておいたほうがよいデータ等が別にない場合は、上書きで構わないかと。 私はいつも上書きしてしまっています。 最後に設定後、以下の表示が出れば OK です。
特に、以前の設定データはすべて上書きされます。
1. 新規に選択し直す
2. このまま受け入れる
該当する番号を入力してください。 [1] {"<" 戻る, "!" 終了} 2
設定の詳細:これで、一応、ツールでの設定は終了です。 ログは、
製品 結果 詳細情報
1. Messaging Server 設定されました 利用可能
2. 完了
すべてのタスクが成功しました。詳細はインストールログに残っているそうなので、何かの時に参照するとよいでしょう。 残りは競合の回避と、SSO (Access Manager を使って SSO を実現しようと思っているからですけど) 関連の設定をします。 まずは、競合回避をします。MS の設定を行うのは、 /opt/SUNWmsgsr/sbin/configutil コマンドです。
/opt/SUNWmsgsr/install/configure_20060916163712.log を
確認してください。
# /opt/SUNWmsgsr/sbin/configutil -o service.http.port -v 8100これで、Messenger Express のポートは、8100 に変更されました。 次に dcroot を指定します。
# /opt/SUNWmsgsr/sbin/configutil -o service.dcroot -v XXXXXXX最後に DOMAIN_UPLEVEL を 3 にしてビルドします。
# echo "DOMAIN_UPLEVEL=3" >> /opt/SUNWmsgsr/config/option.datこれで、設定は完了です。 最後に、サーバーを起動します。 サーバーの起動や停止には、
# /opt/SUNWmsgsr/sbin/imsimta cnbuild
# /opt/SUNWmsgsr/sbin/imsimta restart
/opt/SUNWmsgsr/sbin/stop-msgを使用します。
/opt/SUNWmsgsr/sbin/start-msg
# /opt/SUNWmsgsr/sbin/start-msghttp://
Connecting to watcher ...
Launching watcher ... 11437
Starting ens server ... 11438
Starting store server .... 11439
Checking store server status ...... ready
Starting imap server .... 11440
Starting pop server .... 11441
Starting http server .... 11442
Starting sched server ... 11443
Starting dispatcher server .... 11445
Starting job_controller server .... 11448
Posted at 05:56午後 9 16, 2006 by kenji in JES |