Kenji Tachibana's Weblog

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http://blogs.sun.com/kenji/date/20060918 2006年 9月 18日 月曜日

Java ES 5 Beta: インストール事例: Communication Suite の設定 (Calendar Server)

今回は Calendar Server の設定についてです。Calendar Server も Messaging Server と
同様に、独自の web ベースの GUI である、Calendar Express と、その後継にあたり、
Messaging Server と統合されたインタフェースとなる、Communication Express から
利用することが可能です。ただし、後ほどでてきますが、Calendar Express の
リリースは Java ES 6 では廃止される予定なので、新しく使おうと思っているかたは、
Communication Express を使うことをおすすめします。正直にいうと、
ベータ時点で、Calendar Express の日本語は、結構目立つところにヘンテコなものがあります...
製品版では修正されている予定ですが、どんなものか気になる方、この blog を見て
設定してみてください。



まず、Calendar Server の設定ツールを起動します。


/opt/SUNWics5/cal/sbin/csconfigurator.sh -nodisplay

これで、CLI モードで起動されます。Messaging Sever (MS) と同じですね。
ライセンス条項も同じです。説明はとばして次に行きます。
... とは、いうもののまたおきまりの、Directry Server (DS) の設定です。
ユーザー管理はすべて DS で行っているので、当然といえば当然ですが。

管理、ユーザー設定、および認証

ユーザー設定ディレクトリ
LDAP サーバーのホスト名 [XXXXXX]:
LDAP サーバーのポート [389]:
Directory Manager DN [cn=Directory Manager]:
Directory Manager のパスワード []:
しばらくお待ち下さい: 設定プログラムは、LDAP サーバーが到達可能で、
Directory Manager 資格が有効であることを確認しています
しばらくお待ち下さい: LDAP サーバーの設定を取得中

次に仮想ドメインの設定を行います。
Java ES 4 までは、ホストドメインの設定は必須ではなかったのですが、
Java ES 5 からは、必要になったと思います。なんか、曖昧な表現ですねぇ。
... 実は、ベータ時点では、この拡張についての詳しい情報は
公開できないんですよね... というか、私には判断できないので、
blog に載せるのは辞めておきます。ここでは、設定するものと
軽く流してください。製品版までには、ドキュメントができるはずです。



まず、Calendar Server を利用するドメインを選択します。
リストから選択してください。


仮想ドメインの設定

既存ドメインのリストを次に示します

1. XXXXXX

上のリストからデフォルトドメインを選択してください [1]:

次にカレンダサイト管理者の設定を行います。
ここでは、あえて、calmaster ではなく、
admin というアカウントを設定しています。
他のプロダクトが admin を使っているので、それに
あわせただけです。勿論、calmaster のままでも、
問題ありません。


カレンダ管理者のユーザー名 [calmaster]: admin
カレンダ管理者のパスワード []:
カレンダ管理者の電子メールアドレス [Store.Administrator@XXXXXX]:

このユーザーもサイト管理者ですか ?

1. Yes
2. No

選択を入力してください [1]:

次にフロントエンド/バックエンドの設定です。
フロントエンド、バックエンドの説明は、以下の通りです。


フロントエンド -> HTTP サービス (Calendar Express) および管理サービスの提供

バックエンド -> 通知サービス、予定通知サービス、
分散データベースサービス、および管理サービスの提供

となっています。一台のマシンしか使わないなら、両方提供する必要があるので、
この設定をしない方を選択してください。そうすると、両方のサービスが
構成されます。


フロントエンド/バックエンドの設定

1. はい
2. いいえ

フロントエンド/バックエンド配備を設定 [2]

次は、電子メール関連の設定です。
サーバーに問題が生じたときに Calendar Server 管理者に
電子メールのアラームメッセージを送信するようにできます。
送信したいアカウントと、SMTP サーバーを指定します。
私はいつも、Messaging Server も一緒に設定しているので、
そのサーバー SMTP サーバーに指定しています。


メールと電子メールアラーム

1. 有効
2. 無効

電子メールアラーム [1]:
管理者のメールアドレス [Store.Administrator@XXXXXX]:
SMTP ホスト名 [XXXXXX]

次は実行時のポート番号など、様々な設定です。
サービスポートはデフォルトが 80 になっています。
これは、今回の場合だと、web サーバーのポートとコンフリクト
するので、8103 に変更しています。後はすべてデフォルトの
ままです。また、icsuser を作成したときにユーザーを
作成するかどうか聞かれています。素直につくっておきました。

ランタイム設定

サービスポート [80] 8103
最大セッション [5000]
最大スレッド [20]
サーバープロセスの数 [1]
ランタイムユーザー ID [icsuser]
ランタイムグループ ID [icsgroup]

1. はい
2. いいえ

設定が成功したら起動する [2]

1. はい
2. いいえ

システムの起動時に起動する [1]

しばらくお待ち下さい: 設定プログラムは、ローカル Web サービスポートが
利用可能かどうかを確認しています。
しばらくお待ち下さい: ユーザーの確認中...

ユーザー ID "icsuser" は存在しません。

このユーザー ID を作成しますか ? それとも新しいユーザー ID を入力しますか ?

1. ユーザー ID を作成する
2. 新規に選択し直す

該当する番号を入力してください。 [1]

次は、データ格納ディレクトリの設定です。
これもすべてデフォルトのままです。
また、ディレクトリがない場合は作成しています。
その部分の出力は、どうでもいいので、カットしてあります。


設定およびデータファイルの格納先ディレクトリ

設定ディレクトリ [/etc/opt/SUNWics5/config]:
データベースディレクトリ [/var/opt/SUNWics5/csdb]:
添付ファイルの保存用ディレクトリ [/var/opt/SUNWics5/astore]:
ログディレクトリ [/var/opt/SUNWics5/logs]:
一時ファイルディレクトリ [/var/opt/SUNWics5/tmp]:

最後にアーカイブとホットバックアップの設定です。
ホットバックアップとアーカイブバックアップの
違いは以下の通りです。


アーカイブバックアップ -> データベースのスナップショットと、
前回のスナップショット以降に適用された
すべてのトランザクションログファイルから
構成される

ホットバックアップ -> データベースのスナップショットと、それに適用された
トランザクションログファイルから構成される

つまり、ライブデータベースが破損した場合の復旧用には、
ホットバックアップを使用し、長期間保存する用のバックアップには、
アーカイブバックアップを使用します。

設定はすべてデフォルトで設定しました。例によって、
ディレクトリがない場合は作成しています。また、
バックアップの周期等も、デフォルトのままです。
これらは後からでも変更できますので。


アーカイブおよびホットバックアップの設定

1. 使用可能
2. 無効

アーカイブを有効にしますか。 [1]

アーカイブを格納する場所のパスを入力します [/var/opt/SUNWics5/csdb/archive]
これらのアーカイブを保存する最小日数は何日ですか [3]?
これらのアーカイブを保存する最大日数は何日ですか [6]?

1. 使用可能
2. 無効

ホットバックアップを有効にしますか。 [1]
ホットバックアップを格納する場所のパスを入力してください
[/var/opt/SUNWics5/csdb/hotbackup]
これらのホットバックアップを保存する最小日数は何日ですか [3]?
これらのホットバックアップを保存する最大日数は何日ですか [6]?

これで、設定は完了です。サマリーがでて、
設定を実行していいかの確認プロンプトが例によってでてきます。


設定される製品 Sun Java System Calendar Server の項目:

製品: Sun Java System Calendar Server
開催場所: /opt/SUNWics5
必要な容量: 0 bytes
-----------------------------------
CalServer6

設定準備が完了しました

1. すぐに設定する
2. やり直し
3. 設定プログラムを終了する

何を実行しますか [1]?

と、これで csconfigure.sh はおしまいです。最後に log ファイルの場所と
結果を表示します。


すべての作業が成功しました。詳細はインストールログ
/var/sadm/install/logs/Sun_Java_System_Calendar_Server_install.B09180043
を確認してください。

設定の詳細:

製品 結果 詳細情報
1. Sun Java System Calendar Server 設定済み 利用可能

2. 完了

ここで、もう一点、Calendar Server を起動するまえに、

/opt/SUNWics5/cal/config/ics.conf

を編集して、dcroot を設定しておきましょう。


service.dcroot = "XXXXXX"

これは、Directory Server で設定した、
サフィックス (おそらく dc=XXX,dc=XXX... というやつ)の値です。

後は、Calendar Server を起動するだけです。
起動/停止は、


/opt/SUNWics5/cal/sbin/start-cal
/opt/SUNWics5/cal/sbin/stop-cal

で行います。


# /opt/SUNWics5/cal/sbin/start-cal
Connecting to watcher ...
Launching watcher ...
Starting ens server ... 10792
Starting store server .... 10793
checking store server status .... ready
Starting notify server .... 10794
Starting admin server ..... 10795
Starting http server ...... 10796

以上で完了です。
動作を確認するには、


http://[hostname]:8103

にアクセスすると、Calendar Express の画面が表示されます。
サイト管理者として設定したユーザーでログインすることが可能です。
今回の場合は、admin でした。ログインしたときに、表示が英語に
なっているはずですが、これはバグではありません。サイト管理者なので、
デフォルトは英語になっています。また、日本語画面に変更することも
可能なので。その説明は Communication Express の設定のところでします。
次回は、Delegated Admin について説明します。

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