2008年 2月 19日 火曜日
[Sun SPOT メモ] 1回の充電で何時間動作する?
「Sun SPOTは1回の充電で何時間動作するのか」という質問をよく頂きますので、メモしておきます。
Sun SPOTはリチウムイオンバッテリー(3.7V 720mAH)で動作します(720mAH とは720mA の電流を1時間流せるということで、例えば 72mA の消費電流だと 10時間流せます)。ここで、典型的な動作における消費電流を Sun SPOT Owner's Manual Release 3.0 から拾ってみると、
| 状態 | 無線通信 | センサーボード | 電流消費 |
| Deep sleep モード | オフ | あり/なし | ~ 33 μA |
| Shallow sleep | オフ | なし | ~ 24 mA |
| 活発に計算処理を実行 | オン | あり | ~ 104 mA |
となっています。Deep sleep は一番高い省電力モードで、最低限の動作に必要なローレベルのファームウェアとRAMのための電源以外は(CPUも含めて)オフになります。一方Shallow sleep は、デバイスの電源は入っており、アクティブな実行スレッドが1つも無い状態です。最後の「活発に計算処理を実行」している状態は、アプリケーションのスレッドが実行されており、無線通信もオン、センサーボードも取り付けられた状態です。
これらの値から導き出されるバッテリー寿命は、マニュアルによると
| 状態 | 推定バッテリー寿命 |
| Deep sleep モード | 909日 |
| Shallow sleep | 23時間 |
| 活発に計算処理を実行 | 7時間 |
となります。また、センサーボード上のLEDは1つあたり最大で 25mA 消費するので、8つを最大の明るさで光らせると200mA消費して3時間程度しか持ちません。
結局、Sun SPOTをDeep sleep モード以外で実行し続けた場合は、バッテリー寿命は数時間~1日程度となります。ただ、Sun SPOTは自動電源管理機能を提供しており、例えばプログラム中で数秒以上sleep を実行すると自動的に Deep sleep モードに切り替わるなど、比較的容易に省電力なプログラムを記述することが可能です。温度監視など、定期的にセンサーからデータを取得して送信する以外は Deep sleep する、といった処理の場合、数百日は動作すると思います。
# USBバスパワー対応ですので、ホストに接続しておけば電源供給&充電できます。
Posted at 06:00午後 2 19, 2008 by Shuichi Machida in SunSPOT | 投稿されたコメント[0]