JavaOneでも説明されていますが、Java MEの今後の展開について説明します。現在の携帯電話には、ほとんどの場合、CLDC1.1+MIDP2.0をベースとしたJTWI(Java Technology for Wireless Industry)が採用されています。次のステップとしては、MSA(JSR-248)をターゲットにしており、これは CLDC+MIDPに、多くのJSRで定義されたMobile向けのAPIが搭載されます。その次のフェーズとしては、ベースプラットフォームが、CDCベースとなり、セキュリティモデルやJNIのサポートもされる予定です。今回のJavaOneでは、Sneak Previewとして多くのプロトタイプで、CDCベースの端末や、マルチタスクをサポートした端末がデモされています。MSAの主な目的としては、端末間のフラグメンテーションを少なくする事、プラットフォームのトランジションをCLDCからCDCへスムースに行う事、スタンダードベースのコンテンツの互換性の高い端末を増やす事になります。JSR-248では、JTWIの他に、SIP/Bluetooth/SVG/3D/Payment/USIM Access/Web Service/Content Handler/PIM/GPSなどがサポートされます。MSAのもう一つであるJSR-249では、JSR-248への互換性保証、端末プラットフォームをモニター可能な管理方式、拡張性が主なサポート対象の分野です。また、JavaOneでSneak PreviewされたMIDP3.0の機能ですが、待ち受けアプリのサポート、MIDlet間通信、リッチなグラフィックス、Shared Library(Liblet)、セキュアなRMSアクセスなどが考えられています。また、システムレベルでの制御のみ可能とするMIDletもサポートされる可能性があります。また Java Card についてですが、次のコードネーム(Napa)では、非接触型ICカードのサポート、暗号標準化などが主なアップデート対象となり、今までターゲットとしていた接触型ICカードだけではなく、非接触ICカードの分野も視野に入れていくことになります。情報家電での目新しい分野としては、Blu-rayでの採用が決まり、CDCベースの家電製品が、そろそろ発売されていきそうです。Blu-rayの採用は、おそらくDVD再生するプレイヤーの市場にも影響があるでしょう。自宅でDVDを見るためのBlu-rayだけではなく、最近のPCには、DVDの再生機能が標準で付いていますので、今後のプレイヤー市場にも注目です。
Trackback URL: http://blogs.sun.com/monma/entry/java_me_road_map
Posted by koyou on 7月月 11日, 2006年 at 06:23 午後 JST #