自己紹介

 
守屋 聡

三重県出身。海星中・高等学校に進学。名古屋大学情報文化学部にてコンピュータに触れた後、外資系にあこがれてサン・マイクロシステムズに入社。入社後しばらくしてLiberty Allianceの実証実験に関わり、ソフトウェアに興味を持つ。製品主管部署に異動し、以後、現在までアイデンティティ管理製品のプリセールス・エンジニアを担当。


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アカウント統合のメリット・デメリット (2)

08.08.2008 | 0 投稿されたコメント

引き続いてアカウント統合を行った某企業でのお話です。バラバラのIDやパスワードを統合管理を行うことでどんな課題が挙がってきたか…というお話です。

エンドユーザ(利用者)からのクレームとしては、

  • パスワードが個人に紐付くようになったので今まで他人のアカウントで使っていたシステムが使えなくなった 
  • 今まで参照できたファイルがなくなった 
2つ目はどういうことかと言うと、Active DirectoryをID統合管理の中に含めることで1人あたり1Windowsアカウントを持つことになったわけですが、それによってWindowsの「デスクトップ」も個人ごとに別のものが提供されることになるわけです。今までは共有アカウントでログインされた状態の端末の「デスクトップ」の上を見れば、そこに共有ファイルが存在していたのに、移行後はエンドユーザが自分のアカウントでログインして「デスクトップ」上を見ると、"今までそこにあったはずのファイル"が存在していないため、ファイルが"消えた"ように映るようです。
(これに対しては、共有ディレクトリにファイルを移してもらうようにする等といった対策を打ったとのことでした。)

これ以外にも、ITリテラシーが高くないユーザが混乱せずに同一ID/パスワードに移行できるように、ユーザの部署ごとに説明会を行ったり、直感的に同一ID/パスワードを入力すれば良いということがわかるように、ユーザ・インタフェースを統一する、といった改修作業も行った、とのことです。

Sunではシステムの導入や変更はメールでの通知だけで済まされるケースも多かったりするわけですが、まぁそれはSunがIT企業で、社員がITにある程度詳しい上、すべての社員がメールを毎日読んでいるという前提が存在するから成り立つことで、企業によってはメールを読まない社員も結構いたりするケースもあり、この"システム移行"にかかる時間や工数はID統合管理プロジェクトの中でもSIerからはなかなか見えづらい要素のうちの1つなんじゃないかと思います。

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