とある事をきっかけとし、本屋で目に飛び込んできた
地頭力を鍛える
で
学んだ"フェルミ推定"というThinking
methodology。Microsoftなどの面接で有名な"日本に美容室は何店舗あるか?"といった類の一見答えのなさそうな問題に対しても、仮説
や類推を元に考察する手法のことであるが、確かに地頭を鍛えるには非常に面白い。
なお、こちらの本ではフェルミ推定をベースに、"一つ上の物事の考え方とは""どうしたら頭を賢く使えるか"について、分かりやすい言葉と冗長とならない分量でまとめてあり、非常に参考になった。
参
考になった、では意味が無いので、自分自身のトレーニングの意味で、なんとなく頭に浮かんだ"日本のサッカー競技人口"についてフェルミ推定してみる。
フェルミ推定は「とっさに考え付く」ということも大事なファクターのようなので、体裁は整えるが、考察自体には十分に時間を掛けていないものであることは
ご了承いただきたい。
まずは、考察方法についての仮説・切り口を決めることが肝心である。とっさに思いつくものとして
A.日本のサッカーチームの数 x 所属する人数
B.日本国民のうちスポーツする割合 x サッカーをする人口割合
C.日本のサッカー場の数 x 利用率
D.日本のサッカーファン x 実際にプレイする人口割合
こ
の場合、何が適切であろうか。Aであろう。Bはサッカーをする人口割合を類推すること自体が設問と重なる、いわばa =
aの方程式を解くようなものに感じるし、Cはサッカー場の数を求めることがフェルミ推定。Dもサッカーファンを求めるに、きっとサッカー動員数を求める必
要があり、自分の肌感覚として「見ないけどやる」人口も相当数いると思われるので、前提として不十分か。
次に話を進めると、日本のサッカーチームの数はいくつあるかを求める。いくつかのカテゴライズができると思うが、以下ではどうだろうか。
X.プロ(Jリーグ)
Y.アマチュア(実業団)
Z.(大学、高校、中学、小学校)
Xは比較的算出しやすい。J1+J2は33チーム。それぞれ約30人として、990人⇒約1,000人。
Yは都道府県のリーグ数を算出するとJFLが各地区8ぐらいで、5階層とすると40チーム。それぞれにプロと同数が所属しているとすると、これも約1,200人。
Z
は学生の数を算出。1億4000万人の人口から7-22歳までの人口層は、平均寿命を80とすると1億4000万 x 15/80
だが、計算を端折るため、15/80を1/5とすると2800万人。そのうち単純化するために男子学生のみサッカーするものとして、男子学生は1400万
人。自分の経験則から、小学校のクラスで20人中5人であったため、1/4がサッカーする割合とすると、350万人。
X+Y+Zで、約350万人。
ここまでざっと10分ぐらいの考察なので、非常に脆いロジックであることは自覚しているが、いくつか恥さらしのために書くと、
・Yのロジックはなし。強いて言うと勘。
・結論にXとYの結果が無視される結果となっている。
・時間がかかりすぎ。
や
はり、自分の考え方がセンスのあるものかどうかは知りたいので、日本のサッカー競技人口を調べてみると、一発で見つかる。サッカーの総本山であるJFAで
は、889,704人とのことで、ケタが一つ違うことになり、精度は不十分、推定のアウトプットとしてはあまり宜しくない。負け惜しみを言うと、JFAに
登録していないチームもあるだろうからもっと水面下では多いのでは、、、と思うが、JFAの登録チーム数は29,000チームとのことで、1チームあたり
約30人ということは大体当たっている。
参照URL)
http://www.jfa.or.jp/jfa/databox/index.htmlア
ウトプットよりも、フェルミ推定の本質的な部分は、そのThinking
Methodologyであり、トレーニングをすることにより、"物事の考え方のフレームワーク(ロジック方式の検討、もれなく無駄なく因数分解)"
や、"頭の回転が早くなる"いう成果が挙げられることは、前述の著作にも記載されている。そして、それ以上に、"データをインプットし、アウトプットする
力"が身につくことも期待できるだろう。先のロジックに関して言えば、日本の学生の人口や学校数なんていうのは、今まで意識したことも無くて、もしかした
ら新聞とかネットで読み飛ばしていたかもしれない。言い換えれば、情報をインプットするには、興味や関心が必要であって、世の中一般的な情報から何を汲み
取るか?という意識改革につながってくる。