渡辺 順のweblog ブログnabejun

金曜日 8 29, 2008

ブログnabejunをご覧頂いていらっしゃる皆様。

突然のご連絡で申し訳ありませんが、渡辺は2008/8/31でSunを退職することとなりました。それに伴いこちらのBlogも閉鎖させていただきます。お仕事でお世話になった方、Mashup Awardでご一緒させていただいた皆様、本当に心より感謝いたします。ありがとうございました。

とはいえど、渡辺はいなくなるわけでもありませんし、細々とこちらにてBlogは書き続けることにいたしますので、オンラインかスタジアムか、またどこかでお会いしましょう。

それでは。

nabejun

jun.watanabe.0324あっとじーめーるどっとこむ




金曜日 8 08, 2008

とある事をきっかけとし、本屋で目に飛び込んできた地頭力を鍛えるで 学んだ"フェルミ推定"というThinking methodology。Microsoftなどの面接で有名な"日本に美容室は何店舗あるか?"といった類の一見答えのなさそうな問題に対しても、仮説 や類推を元に考察する手法のことであるが、確かに地頭を鍛えるには非常に面白い。
なお、こちらの本ではフェルミ推定をベースに、"一つ上の物事の考え方とは""どうしたら頭を賢く使えるか"について、分かりやすい言葉と冗長とならない分量でまとめてあり、非常に参考になった。
参 考になった、では意味が無いので、自分自身のトレーニングの意味で、なんとなく頭に浮かんだ"日本のサッカー競技人口"についてフェルミ推定してみる。 フェルミ推定は「とっさに考え付く」ということも大事なファクターのようなので、体裁は整えるが、考察自体には十分に時間を掛けていないものであることは ご了承いただきたい。

まずは、考察方法についての仮説・切り口を決めることが肝心である。とっさに思いつくものとして

A.日本のサッカーチームの数 x 所属する人数
B.日本国民のうちスポーツする割合 x サッカーをする人口割合
C.日本のサッカー場の数 x 利用率
D.日本のサッカーファン x 実際にプレイする人口割合

こ の場合、何が適切であろうか。Aであろう。Bはサッカーをする人口割合を類推すること自体が設問と重なる、いわばa = aの方程式を解くようなものに感じるし、Cはサッカー場の数を求めることがフェルミ推定。Dもサッカーファンを求めるに、きっとサッカー動員数を求める必 要があり、自分の肌感覚として「見ないけどやる」人口も相当数いると思われるので、前提として不十分か。

次に話を進めると、日本のサッカーチームの数はいくつあるかを求める。いくつかのカテゴライズができると思うが、以下ではどうだろうか。

X.プロ(Jリーグ)
Y.アマチュア(実業団)
Z.(大学、高校、中学、小学校)

Xは比較的算出しやすい。J1+J2は33チーム。それぞれ約30人として、990人⇒約1,000人。
Yは都道府県のリーグ数を算出するとJFLが各地区8ぐらいで、5階層とすると40チーム。それぞれにプロと同数が所属しているとすると、これも約1,200人。
Z は学生の数を算出。1億4000万人の人口から7-22歳までの人口層は、平均寿命を80とすると1億4000万 x 15/80 だが、計算を端折るため、15/80を1/5とすると2800万人。そのうち単純化するために男子学生のみサッカーするものとして、男子学生は1400万 人。自分の経験則から、小学校のクラスで20人中5人であったため、1/4がサッカーする割合とすると、350万人。
X+Y+Zで、約350万人。

ここまでざっと10分ぐらいの考察なので、非常に脆いロジックであることは自覚しているが、いくつか恥さらしのために書くと、
・Yのロジックはなし。強いて言うと勘。
・結論にXとYの結果が無視される結果となっている。
・時間がかかりすぎ。

や はり、自分の考え方がセンスのあるものかどうかは知りたいので、日本のサッカー競技人口を調べてみると、一発で見つかる。サッカーの総本山であるJFAで は、889,704人とのことで、ケタが一つ違うことになり、精度は不十分、推定のアウトプットとしてはあまり宜しくない。負け惜しみを言うと、JFAに 登録していないチームもあるだろうからもっと水面下では多いのでは、、、と思うが、JFAの登録チーム数は29,000チームとのことで、1チームあたり 約30人ということは大体当たっている。

参照URL)  http://www.jfa.or.jp/jfa/databox/index.html

ア ウトプットよりも、フェルミ推定の本質的な部分は、そのThinking Methodologyであり、トレーニングをすることにより、"物事の考え方のフレームワーク(ロジック方式の検討、もれなく無駄なく因数分解)" や、"頭の回転が早くなる"いう成果が挙げられることは、前述の著作にも記載されている。そして、それ以上に、"データをインプットし、アウトプットする 力"が身につくことも期待できるだろう。先のロジックに関して言えば、日本の学生の人口や学校数なんていうのは、今まで意識したことも無くて、もしかした ら新聞とかネットで読み飛ばしていたかもしれない。言い換えれば、情報をインプットするには、興味や関心が必要であって、世の中一般的な情報から何を汲み 取るか?という意識改革につながってくる。

日曜日 8 03, 2008

今更ながら、IKEAに初めて行ってみた。IKEAの特色っていうのは皆様ご存知だとは思うが、徹底的な顧客側のセルフサービスであり、話には聞いていた が、かなりの思いっきり具合。行った方はお分かりになると思うけど、商品の主である組立て家具の部類は、だだっ広い倉庫から、各自ピックアップ。(それ以 外の小物は、普通に売り場で買い物カゴに入れることが可能。)なので、一人で行くのは、持ち運びできないという危険性もあるので、行くなら複数で。
週末だったこともあるのか、やはり場内は込み合っていて、繁盛のほどが伺える。
最近話題となっているマーケティングの名著ブルー・オーシャン戦略を引き合いにすると、ブルー・オーシャンとは未開拓の市場のことであり、そこにいち早くリーチすることがいかに有益であるかは自明なことだが、そこにリーチするためには、戦略・製品の新しい価値曲線・ポートフォリオを作ることである。
となると、IKEAの戦略をブルー・オーシャン的にとらえると、IKEAの差別化要素としては、前述の通り、徹底的な顧客側のセルフサービスによる商品への非コスト転嫁。なるほど、そうしてみるとたまたまだった かも知れないが、ショールームには接客係もあまり見なかったし、至る所にセルフサービスを意識させるポスターが。もちろんコスト削減の施策は他にも講じて いるはずだが、ユーザから見て顕著なものとして。ちなみに、組立て家具の説明書も、一切英語もなにも言葉はなく図示されているのだが、グローバルに展開す るIKEAからすれば、nonverbalは、Localization(= コスト発生)を必要としない、究極のGlovalizationなのだろう。Sunのドキュメント・発注ガイド諸々も、、、無理か。。。ちなみに⇒

一方で、競合店としてはFrancFranc・ Handsあたりになるかと思うが、FrancFrancはデザイン性、Handsは多品種商品と、ガイドたる店員の丁寧なサービス、といったところか。 IKEAの場合は、その特性から都心に出店できないだろうから、IKEAに行くということがちょっとしたイベントになることと、スウェーデン発という、日 本人がオシャレと感じてしまうことがさらにプラス要素か。日本市場におけるIKEAの今後の鍵となるのは、オシャレさやイベント性、つまりわざわざ行って も裏切られないワクワク感を保ち続けるだけの商品の品質(Quality,Desigh,etc)かもしれない。
と、ついつい買ってしまったロッキング・チェアに揺られて、そんな事を考えた土曜の深夜。