Katsuyuki Ohashi Ohashi's Blog

水曜日 3 18, 2009

今日は、OpenESB v3のコアコンポーネントとして開発が進められている Project Fujiに関してです。 私がFujiの開発ツールに期待していることは 以前に書きましたが、他にも期待していることがいくつかあります。 そのひとつがProxy Bindingです。正式にはDistributed OpenESB Additionsと呼ばれる ものなのですが、このProxy Bindingの登場によって、やっとESBのEの部分が Enterpriseだということを自信を持って言えるようになります。それぐらい意味の あるものだと私は思っています。

Proxy Bindingは簡単に言うとESBのインスタンス間を接続するモジュールです。 OpenESBが準拠するJBIはNormalized Messaging Router (NMR)と呼ばれる 共通バスに、ESBの外部との接続のための使われるBinding Component (BC)と、 要求された処理を実現するService Engine (SE)が刺さる形で構成されている のですが、Proxy BindingはNMR単位でJBIインスタンスをグループ化し、 トランスペアレントなNMR間の連携を実現します。 ただし、XAトランザクションはサポート外となっています。

例えば、HTTPリクエストを受信するHTTP BCで受信したリクエストを Proxy Bindingを経由して他のOpenESBインスタンス上のBPEL SEで 処理するようなことが簡単に実現できます。

さらに、BPEL SEが乗っているOpenESBを複数立てて負荷分散するなんて ことも可能になります。負荷分散はProxy Bindingによってトランスペアレントに 実現されます。

このようにProxy Bindingの登場によって、エンタープライズコンピューティングの ために必要なサービスレベルを実現するための柔軟なシステム構成を取ることが 可能になります。本当にOpenESB v3の登場が楽しみです。 今後もProxy Bindingの開発をウォッチしていこうと思います。 Proxy Bindingについてもっと知りたい方は、 こちらのページからリンクされているpresentationとaudioが参考になります。 なお、このエントリで使用した図はこのpresentationから抜粋したものです。 Project Fujiに関しては、 草地さんが 関連リンクやMilestone 3のインストール手順をまとめてくれていますので、 ぜひそちらもご覧ください。

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