Katsuyuki Ohashi Ohashi's Blog

月曜日 3 16, 2009

みなさんはJiniって覚えてますか? すごく大雑把に言うと、Jiniは分散コンピューティングの基盤を提供するテクノロジーで、 ルックアップによる動的なサービス検索、リースによるリソース管理、 分散イベント処理、トランザクション等の機能を提供しています。 かなり前の話ですが、私もJini関連の案件を担当したことがあり、 Jiniのルックアップサービスを異なるセグメント間で連携させるよう 拡張するという内容だったのですが、そのときにJiniについて勉強しました。 当時、リースの考え方をとても新鮮に感じたことを記憶しています。 リースはサーバ側のリソースを期間を決めてクライアントに貸し出し、 定められた期間内にクライアントからリースのリニューアルがなければ リソースを開放するというような考え方です。GCのようにこれ使ってますか?と クライアントに聞いてまわる必要は無いわけです。 現在、Jiniプロジェクトは Apache Riverプロジェクトとして受け継がれ、 こちらのWikiページで 最近のアクティビティをご覧いただくことができます。

そのJiniの上にスペースという概念を持ち込んで 更に利用しやすい分散オブジェクト基盤を提供しようと登場してきたのがJavaSpacesです。 JavaSpacesでは、JavaSpacesが提供するスペースにオブジェクトを置いたり、参照したり、 取り出したり、複数のノード間でオブジェクトを共有利用することが簡単にできます。 こう書くと単なる分散オブジェクトキャッシュのようですが、そうではなく、Jiniの分散イベント通知や トランザクションといった機能も使うことが可能です。 JavaSpacesとJiniをわかりやすく説明する良い資料が何かないかなと探してみたら 山口さんが書いた資料が見つかりました。こちらの TheServerSide.comの記事も読み物としてわかりやすいと思います。

このJavaSpacesを実装した商用製品として GigaSpacesがあります。 サンでも昨年秋に金融業界のお客様向けに開催したセミナでGigaSpacesをご紹介させて いただきましたが、大量のトランザクションを高速で処理することが必要な要件への 適用事例が増えており、今後、こうした要件を実現するためのSpace-based Architecture (SBA)に 基づいたシステム構築での利用に大きな期待をしています。 SBAはリニアなスケーラビリティを持つハイパフォーマンスなコンピューティング環境を 実現することが可能なアーキテクチャパターンです。 ぜひ、Space-based Architectureという言葉を覚えておいてください。 詳しくは Wikipediaの定義をご覧ください。 なお、前述したセミナの資料は こちらの ページからダウンロードできます。

そして、このSpace-based Architectureのシステムの下位レイヤとしての利用をおすすめしたいのが Sun Compute Clusterです。 すごく簡単に言うとミニHPCアプライアンスで、 ギガビットイーサあるいはInfinibandでインターコネクトされた 多数のSun Fireサーバ/Sun Bladeサーバがラックマウントされたものです。 詳しくはこちらの データシートを ご覧ください。 HPCというと学校とか研究機関で特別なソフトウェアを動かすという感じもしますが、 これからは一般業務でも当たり前にHPCを利用する時代です。SBAによってそれが可能になるのです。 SBAのアプリケーションは数多くのサーバが高速インターコネクト接続された環境をおいしく 使いこなすことができるのです。 もちろん、Sun PSはHWおよびネットワークインフラからミドルウェア、アプリケーションレイヤまですべてのレイヤで お客様のシステム導入から運用までを支援します。

日付が変わって3/16になりました。11年前の今日、Sunに入社した時の気持ちを思い出し、 新たな気持ちで12年目のシーズンをスタートしたいなと思っています。

投稿されたコメント:

Thx.

Posted by muhabbet on 3月月 16日, 2009年 at 07:32 午前 JST #

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