Solaris インストール虎の巻
Solaris Install Festa で培ったノウハウを集約!Solaris 10 8/07 のインストール方法をStep-by-step で解説
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金曜日 11 02, 2007
Windows Guest on Solaris xVM (Nevada 75a)
Solaris Express, Community Edition(SXCE)ビルド75aにXen(Solaris xVM)が統合されたので、Sun Fire X2200 M2 を借りてDom0(ホスト)にNevada 75a、DomU(ゲスト)にWindowsを入れて試してみました。
Nevadaビルド75aではxm(1M)、virt-install(1M)コマンドなどで管理できます。各コマンドのmanページはありますが、まだ公式ドキュメントがないので、OpenSolarisのXenプロジェクト が参考になります。今後virt-managerというGUI管理ツールが追加される予定です。
必要なもの
Solaris Express build 75 x86プラットフォーム
IntelのVTまたはAMDのAMD-Vに対応したシステム
Xenのゲストには2種類あり、OS側でXenに対応させたParavirtualization(PV)と、仮想化をサポートするプロセッサで動作するHardware Virtual Machine(HVM)があります。WindowsはPV未対応なので、仮想化に対応したシステムにHVMとしてインストールします。各プロセッサの対応状況はWikipedia等が参考になると思います。PV対応OSの場合はVT/AMD-V非対応でも構いません。
WindowsのCDメディアまたはCDイメージ(ISO)
今回はWindows Server 2003 R2 評価版 のCDイメージを使用しました。
実際に試した手順は次の通りです。
まず、Dom0(ホスト)を起動
GRUBで新たにメニューに追加された「Solaris xVM」を選択します。
Solaris Express Community Edition snv_75a X86
Solaris xVM
Solaris failsafe
起動後、uname コマンドを確認したところ、プラットフォーム名がi86pc の代わりにi86xpv と表示されています。
# uname -a
SunOS solaris 5.11 snv_75 i86pc i386 i86xpv
VNC のパスワードとアクセス制限を設定
# svccfg -s xend setprop config/vncpasswd = astring: \"root\"
# svccfg -s xend setprop config/vnc-listen = astring: \"0.0.0.0\"
# svcadm restart xend
ここではパスワードをroot に設定しています。
virt-install でインストール
virt-install がファイルを作成してくれるので、事前にファイルを用意する必要はありません。
# virt-install -n win2003 --hvm -r 256 --vnc \
-f /export/windows/win2003-disk.img -s 16 \
-c /export/windows/win2003-cd1.iso
-n win2003はゲストOSの識別名(自由に付けてOK)、--hvm はHVMの指定、-r 256 は割り当てるメモリ容量(MB)、--vnc はVNC経由で表示、-f ファイル名 はHDDイメージ、-s 16 はHDDイメージサイズ(GB)、-c ファイル名 はCDROMイメージです。
VNCのクライアントを起動
プロンプトが表示されたらVNCパスワードを入力します。
# vncviewer :0 &
Windowsのセットアップ(青い画面)が開始します。途中、ライセンス同意でF8を入力すると"VNC Menu"がポップアップされますが、"Dismiss Menu"で閉じます。インストール関連ファイルがコピーされると、ゲストが自動的にshutdownされて、VNCのクライアントが終了します 。
構成ファイル(win2003.hvm)を用意する
本当はこのままセットアップを継続したいのですが、Windows 2003 HVMでVNCマウスポインタがずれてしまうバグ があるので、回避策のusb=1,usbdevice="tablet" を追加するために構成ファイルを使用します。
name = "win2003"
memory = 256
disk = [ 'file:/export/windows/win2003-disk.img,hda:disk,w',
'file:/export/windows/win2003-cd1.iso,hdc:cdrom,r' ]
builder='hvm'
kernel = "/usr/lib/xen/boot/hvmloader"
device_model = '/usr/lib/xen/bin/qemu-dm'
vif = [ 'type=ioemu' ]
boot='c'
sdl=1
monitor=1
vnc=1
usb=1
usbdevice="tablet"
ゲスト構成を作り直す
いったんWindowsゲスト構成を削除してから、作成した構成ファイルで再度ゲストを作成します。
# xm delete win2003
# xm new win2003.hvm
# xm start win2003
# vncviewer :0 &
Windows にログインする
Windowsのインストールが完了して再起動するとVNCクライアントが終了するので、またvncviewerを起動します。
# vncviewer :0 &
ログインプロンプトを表示するためにCtrl-Alt-Delを入力しなくてはいけませんが、そのまま入力するとSolarisのプロセスマネージャが起動してしまうので、vncviewr上でF8キーを押すとメニューが表示されるので、"Send Ctrl-Alt-Del"を選びます。
CDを入れ替える
Windowsにログインすると2枚目のインストールCDを入れるよう促されるので、次の方法で別のCDイメージを指定します。
ctrl-alt-2
(XVMXen) eject hdc
(XVMXen) change hdc /export/windows/win2003-cd2.iso
ctrl-alt-1
うまくいかないことがあるようで、eject とchange を何回かトライしてもダメなら、構成ファイルのCDROMファイル名を変更して、xm delete →xm new で再構成して下さい。
vncviewerでWindowsデスクトップを表示したところ
木曜日 11 01, 2007
Hardware Certification Test Suite (HCTS) 4.0
Solaris on x86のハードウェア互換性チェックをするHardware Certification Test Suite (HCTS)の新バージョンHCTS 4.0 が公開されました。無償でダウンロード&実行できます。HCTSの結果を報告するとSolarisハードウェア互換リスト(HCL) の"Certified"カテゴリに登録されます。
HCTS 4.0では、10-Gigabitネットワークカード、iSCSI HBA、オーディオデバイス、CD/DVDデバイス、USBデバイスなどの認定や、仮想ディスクやZFS上のストレージをサポートします。新機能の詳細はRelase Notes をご覧下さい。
水曜日 9 19, 2007
Solaris Install Guide (SDC)
このブログで公開しているPDF版の『Solaris 10 8/07インストール虎の巻 』を元にした、HTML版の『Solarisインストール虎の巻 』がSDC (Sun Developer Connection)で公開されました 。
PDF版はもともとInstall Festaの説明資料として作ったスライドなので簡単な解説だけですが、HTML版では記事の形式になっていて補足情報がたくさん書かれてますし、希望に合わせたページ表示がされるように工夫されているので、非常にわかりやすいページに仕上がっています。トラブルシューティング情報も載っています。PDF版ではいまいちインストールに踏み切れなかった人も、HTML版の記事を見て是非インストールしてみて下さい!
水曜日 9 05, 2007
Solaris 10 8/07 Install Guide
Solaris 10の最新アップデートリリース「Solaris 10 8/07」のダウンロードが開始されました。
ダウンロードページ で「Solaris 10 Operating System」にチェックして「Get Downloads & Media」をクリックすると、CDかDVDのISOイメージがダウンロードできます。ダウンロード方法はDownload Centerご利用方法 をご覧下さい。
待望の最新版ダウンロード開始を祝して、「インストール虎の巻」もSolaris 10 8/07用に更新しました。
Solaris 10 1/06以降、Solaris 10 6/06、Solaris 10 11/06用の虎の巻は作っていませんでした。GRUBが導入されたSolaris 10 1/06以降は特に大きなインストール方法の変化はないわけですが、便利な
Device Detection Tool (WindowsやLinux上でSolarisのインストール可否をチェックするツール)が公開されたり、インストール時に選択する項目が増えたりしているので、そのあたりの情報も追加しつつ、全てのスクリーンショットを撮り直しました。是非インストールにチャレンジしてみて下さい!!
月曜日 7 02, 2007
SXDE 5/07 Install Guide
Solaris Express, Devloper Release(SXDE)のインストールガイドを最新のSXDE 5/07向けに更新しました。6/29(金)&6/30(土)に会津大学で開催されたOpenSolaris Install Festaで使用しましたが、その配付資料にはなかった
デバイス検出ツール のスライドを追加しています。
当日の写真は
Jim のブログで紹介されています。
水曜日 3 28, 2007
SXDE 2/07 Install Guide
3/24(土)に品川で開催されたOpenSolaris Install Festaで使用した資料「Solaris Express, Devloper Release 2/07インストールガイド」をアップロードしました。当日はネットワーク設定で一部の方にご迷惑をおかけしました。DHCP指定時の注意書きを追加した以外は、当日配布した資料と同じです。
当日の結果は
大曽根さん 、写真は
Jim のブログで紹介されています。
月曜日 3 12, 2007
OpenSolaris Install Festa
2007年3月24日(土)に品川でInstall Festaが開催されます。今回のInstall Festaは、Solaris 10ではなく、Solaris Express, Developer Edition 2/07(以下SXDE)をインストールして頂きます。SXDEには、次期リリースの開発ビルドであるSolaris Nevada snv_55bに加えて、Sun Studio 11とNetbeans 5.5も含まれています。SXDEでは特にデスクトップ・ラップトップ用途に強化したということで、従来のSolarisよりも格段に使いやすくなっています。メモリは768MB必要です。WindowsやLinuxとのデュアルブートも可能ですが、プライマリ(基本)パーティションを最低10GB空けておいて下さい(Windows Vistaとのデュアルブートは今回対象外です)。参加登録と詳細は
http://sdc.sun.co.jp/events/seminar070324.html をご覧下さい。
水曜日 3 01, 2006
Solaris 10 1/06 Installation Guide
Solaris 10インストールの手引き書「インストール虎の巻」を改訂しました。最新版のSolaris 10 1/06で導入されたGRUBブートや新機能に合わせて、スクリーンショットを撮り直すなど、大幅にアップデートしています。これまでどおり、前編はインストールについて、後編はハードウェア互換リスト(HCL)と認定ツール(HCTS)の紹介となっています。
今回の更新内容はおもに次のとおりです。
GRUBブートに合わせてスクリーンショットやオプションを更新
マルチブートの設定例
修正済みの不具合情報を削除
新ツールInstallation Check Tool
対応デバイスドライバ一覧
新ツールSun Update Manager
OpenSolarisのGUIネット設定ツールinetmenu
KNOPPIXを使ったFDISKパーティションサイズ変更
認定ツール(HCTS)にUSB HDDの項目を追加
最後にSolarisインストール関連のお知らせです。3/24日(金)、日本サン・ユーザー・グループ(NSUG)主催で、
インストールフェスタ第3弾が大阪で開催 されます。それに先立ち、同じくNSUGが3/20(月)、
Solaris 10 ナイトセミナー「Solaris の入手からインストール」 を開催します。
木曜日 12 22, 2005
Solaris 10 1/06 Graphical Boot
Solaris 10ではじめてのアップデートリリースSolaris 10 1/06がリリースされました。
米国サンからダウンロード できます。
x86/x64での目玉機能の1つとして新しいブートマネージャにGRUBが採用されました。従来の起動方法とはガラリと変わったので、近いうちにインストール虎の巻を更新する予定ですが、とりあえずここでは、豆知識らしくちょっと変わった機能を紹介します。一般的な情報については、
OpenSolaris - Newboot アーキテクチャー (SDC会員登録[無料]が必要)をご覧下さい。
Solaris 10 3/05でマルチブートにしているときの最初の画面は左のような感じでしたが、Solaris 10 1/06ではこの画面が右のようにカッコよくなります。
⇒
そのあとグラフィカルなログイン画面(dtloginやgdm)が表示されるまでのあいだは、黒地に白のテキストが表示されます(Solaris 10 3/05とは白黒が反対ですね)。
この殺風景なテキストの起動画面をグラフィカルにすることもできるんです。GRUBの編集モードで下記のように指定してみてください。
grub edit> kernel /platform/i86pc/multiboot -B console=graphics
常に設定するには、コマンドラインで
eeprom console=graphics とすればokです。
設定すると、こんな風になります。元に戻したいときは、上記の指定を
console=text に変えて下さい。
月曜日 11 14, 2005
Solaris 10 Install Festa at JavaOne Tokyo 2005
JavaOne Tokyo ハンズオンラボでSolaris 10インストールフェスタ第2弾が開催されました。冒頭の解説で使用した資料をこちらで公開します。
イベントのレポートは
大曽根さん のブログをご覧ください。
水曜日 9 14, 2005
LCD+CRT on Panasonic Let'snote W2
Panasonic Let'snote CF-W2E でSolaris 10 3/05を使っているんですが、内蔵LCDと外部CRT(プロジェクタ)を同時に出力することができずにあきらめていました。
樋口さん から質問されたのをきっかけに再チャレンジしてみたところ、どうやらうまく設定できたようです。
Xorgのパッチ118966-07 を適用する。
xorg.confを作る。作り方はインストール虎の巻 の15ページ左下を参照して下さい。
xorg.confのSection "Device"の中にOptionを2行追加する。
Section "Device"
...
Option "MonitorLayout" "CRT,LFP"
Option "Clone" "True"
...
EndSection
設定はこれだけです。ただし、Xの表示のみです。コンソールは同時表示できません。
注意: PC起動時にモニタケーブルをつないだままにしておくと、内蔵LCDには表示されず、外部CRTにしか表示されません。Xが起動する前に
Fn-F3 キーで画面の出力先を内蔵LCDに切り替えておいて下さい。
月曜日 9 12, 2005
LSI MegaRAID Driver
Solaris 10 3/05 on x86用
LSI MegaRAID Adapterドライバ(lsimega) が公開されました。対応デバイスは下記の通りです。
LSI MegaRAID 320-2x
LSI MegaRAID 320-2e
Dell PERC 4e/si(ROMB controller in Dell PE1850)
Dell PERC 4e/di(ROMB controller in Dell PE2850)
ITUフロッピーイメージなので、dd等でフロッピーにコピーしてからインストール時に使用します。CD/DVD起動直後のDevice Configuration Assistant(デバイス構成補助)という青い画面でF4キー(Add Driver)を押して適用します。
木曜日 7 07, 2005
Resizing FDISK Partition
FDISKパーティションのサイズ変更
Solaris on x86のインストールにはFDISK基本パーティション(プライマリパーティション)の空き領域が必要です。拡張パーティションや論理ドライブではありません。論理パーティションのLinuxやFreeBSD領域を削除しても、基本パーティションに空きがないとSolarisをインストールできません。これは、Solaris 10に限らず、Solaris 9以前でもSolaris 11でも同じ条件です。
パーティションのサイズ変更や管理には下記の方法があります。一部は
Install Festa in秋葉原 でも紹介しました。
本体付属のリカバリツール
ハードディスクでのリカバリツールや、リカバリ用CD/DVDで工場出荷状態に戻す時に、Cドライブのサイズを自由に変更できるものがあります。
パーティション管理ツール
商用ソフト: Norton PartitionMagic 、Partition Commander
など
フリー: QTparted
CD起動型LinuxのKNOPPIX やSystemRescueCD にも含まれています。断片化している場合は、あらかじめWindowsで最適化(デフラグ) しておかないとうまくできないようです。下記はKNOPPIXの例です。
KNOPPIX CD-ROM を起動する
コンソール (端末エミュレータ) を開く
su で root ユーザになる (パスワード不要)
qtparted と入力して起動する
デバイス欄から hda や sda などの HDD をクリックする(hdc は CD-ROM ドライブ)
右側の一覧から、サイズを変更したいパーティションを選ぶ
操作→サイズ変更(または⇔型のアイコン)を選ぶ
新しいサイズを入力(または上部バーのサイズを変更)する
ファイル→確定する(または FD型のアイコン)を選ぶ
「全ての変更を確定します。注意,全てのデータは消えます!」というメッセージが出ますが、覚悟を決めてYesを押す。ちなみに英語では "Warning, you can lost data!" です。
進捗が表示され、「作業は成功して完了しました」が出れば ok。
再起動し、確認のため Windows を起動する。chkdsk が実行され、再起動を求められるので、さらに再起動して、Windows の起動を確認。
Install Festa会場にはKNOPPIX 3.8.2しか用意していなかったため、KNOPPIXが起動しないマシンに対しては、古いKNOPPIXやSystemRescueCDを試せばよかったかもしれません。
Windows「ディスクの管理」
意外と知らない人もいるのですが、Windowsは標準でパーティションの管理ができます。サイズの変更まではできませんが、拡張パーティションや論理ドライブの追加と削除ができます。「コントロールパネル」→「パフォーマンスとメンテナンス」(XPカテゴリ表示の場合)→「管理ツール」→「コンピュータの管理」→「ディスクの管理」です。古いWindowsではFDISKコマンドです。Linux上のツールでパーティションを削除したつもりでも、Solarisでは空き領域がない、と判断されてしまうケースもありました。その場合はこのツールでしっかりと削除できているか確認してみて下さい。
Solaris 10では、構成にもよりますがFDISK基本パーティションが5 GBから10 GB程度必要です。必ずバックアップをとってからご利用下さい。
水曜日 7 06, 2005
DTrace for Java
先週のJavaOneキーノートでも紹介されましたが、
dvm(JVM用DTraceエージェント) を使えば、Solaris 10のDTraceを使ってJavaのデバッグができるようになります。まだ開発中ということもあり制限はありますが、Solaris 10標準のDTraceだけではできない、JVM内部の情報が利用できます。
詳しくは、
dvmホーム 、
README 、
Adam Leventhal の
JavaOneセッション資料(PDF) 、などをご覧下さい。
木曜日 6 30, 2005
Laptop Driver
Casper Dik がOpenSolarisのライセンス(CDDL)に基づいてドライバを3つ公開しています。もともとは
Acer Ferrari 用に開発したものですが、その他のPCでも動くと思います。
powernow - AMD PowerNow!ドライバ (シングルCPU用)
通常Solaris on Ferrariでは常にCPUパワーを100%使ってファンが回りっぱなしになってしまいますが、powernow ドライバを入れるとAMD PowerNow!の機能を使い使用率によってCPUパワーを制御してくるので、バッテリ消費を抑えられますし低温のまま静かに使えます。当然ながらAMD PowerNow!対応機種のみです。
acpidrv - バッテリドライバ&ユーティリティ
ACPICAバッテリの状態を出力するbatstat コマンドに加え、電源ボタンを押すとinit 5 が実行される機能もついています。ただし、Solarisの開発ビルドに含まれるacpica が必須のためNevada(Solaris 11のコード名)build 14以降が必要です。Solarisの開発ビルドはSoftware Express for Solaris またはOpenSolaris のダウンロードページ からSoftware Express: Community Releaseを入手できます。
acerkb - mail, www, P1, P2, audio controlなど、Acer Ferrariキーボード対応のmdbスクリプト