先週
Oracle が Thor Technologies と OctetString という 2 つの会社を買収しました。ぞれぞれ、ユーザ・プロビジョニングとバーチャル・ディレクトリの専業メーカーになります。3 月にもアクセス管理とプロビジョニングの専業メーカーの
Oblix を買収したわけですが、今回の買収は、これを補完する形になり、Oracle がこの ID 管理分野において E2E の製品ポートフォリオを展開するベンダーとなるための戦略的な動きです。
とは言え、本当にこの会社が真のアイデンティティ・マネージメント・ソリューションを提供できるのか? これについては、
前にもちょっと書きましたけど、結構大変なんじゃないかと勝手に思ってます。最低でも以下の 5 つの点を速やかにクリアしなくてはいけませんね。
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Oblix や既存の Oracle ID 管理製品との統合
既存の Oracle Identity Management や Directory、Oblix の Access Management との統合。特に、Thor と重複する Oblix のプロビジョニング製品との統合。かつ、国内においては、Oblix、Thor、OctetString 製品のローカライゼーションも必要。そのために買収した各社の人材を辞めさせないようにし、上手く連携させる。
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Fusion Architecture の中での位置づけ
現在非常に多くの会社の統合に追われているが、SOA、ERP、CRM、BI など認知され易い他のソリューションの影に埋もれないようにする。会社として明確な ID 管理戦略をマーケットに対して明らかにする。
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専門部隊の構成と人材の育成
Database の専業メーカーという企業カルチャーを脱却して、ID 管理というソリューションを担当する専門のセールス、マーケティング、およびエンジニアリング・チームを拡充する。そのための人材育成や採用をする。
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ヘテロ環境でのソリューションの提供
ID 管理システムは、自社製品のみでなく、様々なベンダーのアプリケーション、サービス、システムとの連携が必要。マルチ・ベンダー混在環境をサポートできる中立的なソリューションを提供するための体制作りと意識変革を行う。
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国内のパートナーとの協業
既に国内の大手ベンダーやシステム・インテグレーターは、この分野のベンダー及び製品選定を終らせつつある。後発ながら、自社製品を担いでくれて、3 と 4 を補完してくれるパートナーを探し出し、密な協業体制を組む。
以上は、あくまでも私の経験に基づく私見でしかありません (Oracle の社員の方が見ていたら、ごめんなさいね! はっきり言って大きなお世話です)。特に Thor に関しては、SAP や RSA、はたまた BEA が買収するって噂が絶えなかったので、Oracle さんが買収してくれてホッとしてます。これが SAP なんかが買収すると今の良好なパートナーシップが崩れるのでややこしかった。。。
因みに
Digital ID World のブログに、この買収劇で誰がプレッシャーを受けるのか?というコメントが記載されてますね。
さてさて、これだけでなく、ID 管理分野の企業統合の波は相変わらず激しいです。ここ 1 ヶ月の間にも、
HSM 作ってる nCipher がプロビジョニングの Abridean を買ったり、カード管理システム作ってる ActivCard が Enterprise SSO ベンダーの Protocom を買収したのを受けて、
"ActivIdentity" って会社名に変えたり という動きがあります。
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