20060815 火曜日 8月 15, 2006

SunFire X4500 Server (4)


Andy が、わざわざ新会社作ってやろうとしていた機械だよ、で、それだけでも期待が大きい。現物見ても、ウーン、オーラ出てるよね、は、仲間内っぽい、といえばそうで、雄間競合的なマーケティングセンスからはちょっと弱いと考える人がいても不思議ではないから、なのか、このお披露目 Event では、Tim O'Reilly 氏に登場願って、"This is the Web 2.0 Server" と丸出し で言って頂いています。US 版の記事は、This is... が見出しになっていて、さすがにjp.sun.com では、ちょっと抑えてリードで引用する、に止まっているんですが... Tim O'Reilly 氏は、アルマジロ本ラクダ本で有名な O'Reilly Media の大将、で、表紙の動物のネタが尽きた後も精力的な出版活動を続けておられるんですが、昨年あたりから Web 2.0 の勧進元もやっておられるんですね。

Web 2.0 も、雄間競合的 (?) Buzzword になりつつあって、日本でも「株式会社 Web 2.0」とかそのものずばり、で、まあお見事、と言えばそうなんでしょう。ヒトのことは言えないのですが、Tim さんも随分老けたなぁ、が写真見ての感想なんですが、Tim さんとしても、折角の Web 2.0 をただの Buzzword にはしたくない。Tim さんにしてみれば、「新しい世界を開く、新しい Approach」が広く展開することで、もたらされるモノが Web 2.0 なんだと思いますが、そこを Google さんがいち早く、それも美しく Approach されていることで、逆に、多くの努力が 「Google さんの真似をすること」に矮小化されている = Originality のない展開は Web 2.0 の Buzzword 化をもたらしている、が視点だと考えられます。SF X4500 が、オモハユクも "This is the Web 2.0 Server" なのは、これが、既存の HW の類型に当てはまらない、新しい概念のプラットフォームであり、こういう新しいシステムの上にこそ、新しい Service なり新しい Application が構築されていく、であり、そこが Tim さんの期待だから、なのでしょう。

その実証、として Tim さんと登壇頂いたのが Greenplum の Scott Yara 氏です。Yara 氏は、Sandpiper という一時期は Akamai と並び称された Service を提供する会社のリーダーだった人で、Sandpiper は Digital Island 社に合流して、Digital Island 社が Net Bubble 直撃で潰えた際の巻き添え、みたいなことになりましたが、あれがなきゃ Akamai は一人勝ちじゃなかったろう、とも言われます。いま Yara 氏は PostgreSQL の "massively paralle" 版である、 Bizgres MPP をやっているのですが、それを SF X4500 / Solaris 10 (ZFS 1.0)と結合した、いわば Data Warehouse 用の Server Appliance を出します、を言って頂いています。これは確かに、「新しい概念のプラットフォームの上に新しいアプリケーション」の好事例、ですね。今まで、10TB クラスの DWH と言えば、まあ一千万ドル、は覚悟しないといけないところで、それがこの "DW Applianace" なら、多分下の方の数十万ドル、でしょうから、二桁違う。二桁違う、と、これは取り扱おうとする Data の性格なり、そこから拾おうとする対象だって、がらっと変わってくる。Tim さんは、概念として (?) "Data is The Next Intel Inside" を上記の勧進元文書、で述べて居られるんですが、「まあ、わかるよな」はあっても、じゃあ具体的にどうよ、は、「二桁違いますよ」が出てきて初めて、これもできる、あれもやってみたい、になる。なかなか 概念だけでは話が進まないけど、10TB を下の方の数十万ドルでサクサク解析できますよ、だと、話の進み方が違う、はあるでしょうから、そこが、"This is the Web 2.0 Server" なのだろう、(DW Appliance そのものは、別に Web 2.0 専用、という訳ではないでしょうが) と思います。

( 8 15 2006, 09:02:42 午前 JST ) Permalink