Mac Portable (2)
ジョブス先生がどんな Mobile (PC) を考えておられるのかは、とっても気になるところです。イマドキは HW の設計、って妙にバカにされているというか、スクラッチで何が欲しいか、ではなく、Intel さんと M$ さんの Ultra-Mobile PC 構想に乗っかる形での Implementation 合戦、みたいなことになるのは、やっぱり詰まらないですよね。そこはジョブス先生なら全く新しい何かを出して頂けるんではないか、と。なんで Intel さん (なんか) と組むんだよ、のヒイキの引き倒し的な解釈は、Intel + M$ で 「新しい Mobile PC」なんてものが確立するのは耐えられないし、M$ さんは iPod なりその発展形、の市場も狙っている、と考えれば、それときっちり対抗できる何かが必要、は自明だが、さすがに Apple さん独力、や仮に IBM さんの力もなんぼかは借りられるとしても、それでは力不足だ、だから Intel さんと組む、なんですが、どうでしょうかね。
もともと Mobile 系は Intel さんの金城湯池で、一時は Mobile 系に限らず、どこもここも (但し Itanium 除く) 絶好調があったので目立たなかったかも知れませんが、今のように Server / Desktop で AMD さんにシテやられると、Mobile 系の強さと利益性の高さが際だちます。AMD さんが ATi さんと組まれるのも、そこを攻めようとすれば、CPU の処理能力そのものだけでは不十分で、Chipset (別にオンダイでも良いが) 的な部分まで含めたところで対抗せざるを得ないから、だと思います。ただ、AMD さんが Mobile でも頑張ろう、は、何も「会社と会社の戦い」で相手に金城湯池があっては不利だから、ではなく、これからは Mobile 大事だぜ、を認識しておられるのではないか。Mobile PC は、液晶にしても、ワイヤレス技術にしても、バッテリーにしても、長足の進歩を遂げているんですから、大きく変わっていて当然なのですが、案外 Concept が変わっていない製品で、逆にこれから大きく変わっていく Potential に満ちていると考えることもできます。
いわゆるノートPC の売れ筋だった、ThinkPad の評価が高かった大きな理由は、キータッチの「固さ」だったと言われます。Mac Portable 以来の伝統、とついつい言いたくなるのですが、ノート PC はどうもデスクトップ PC の可搬版や省スペース版、のような、デスクトップ並を目指すものが、要するに売れる。その象徴が、ThinkPad のキータッチ、でしょう。PC ベンダーさんもそれに満足されていた訳ではなくて、NEC さんのモバイルギアとか、東芝さんの Libretto とか、意欲的なものを出されるんですが、タマが続かない (東芝さんは Libretto のファンを大事にしておられて、昨年も久しぶりに新製品出しておられますが) のは、やはり、「省スペース・可搬型デスクトップ」の方が売れるから心ならずもじゃないかと。これはある意味では「シアトルの呪い」がかかっているからで、Libretto で Windows XP やなんとかポイントがちゃんと動きます、は嬉しいと言えば嬉しいんだと思いますが、そこが呪いでもある。Sony さんの VAIO は部分的にもせよそこから脱却したい、が当初はあったように見えるし、デザインもさすがは Sony さん、だったんですが、なかなかそうはいかなくて、今は普通のというと叱られるかも知れませんがちょっと格好いいノート PC になってしまいました。Portable でも PSPは年間 1,000万台とか売れているようで、「呪いから自由であること」の重要性、を学ばれた成果、とも言えますけど。
( 8 24 2006, 08:44:46 午前 JST ) Permalink

