taishi's note

ITIL マネージャ

2009年8月10日 (月)

さて、blog を更新していなかった半年強の間で、実は一つ大きな関門を乗り越えました。

3月に Manager's Certificate in IT Service Management (通称 ITIL マネージャ) の試験を受験し、無事合格しました!

この資格は、IT サービス・マネジメントの実践にあたって ITIL のフレームワークを活用できることを認定する試験であり、特に ITIL の「赤本」「青本」と呼ばれる文書を正しく理解した上で、実際の現場に適用できるかどうかが問われます。試験は「サービス・サポート」「サービス・デリバリー」の2つの分野に分かれており、それぞれ3時間の筆記試験を受験し合格する必要があります。一説によるとこの試験に合格するには合計320時間以上勉強することが望ましいとされています。私も1月から講習を受けはじめ、3月の試験までは土日はもっぱら試験勉強に充てるという生活で何とか合格できて、ほっとしています。

ITIL に関する入門レベルの知識が問われる「ITIL ファンデーション」と比べても非常に過酷で、合格率も非常に低いですが、やはり ITIL を正しく適用するには ITIL マネージャに相当する知識は必要です。その意味で今回 ITIL マネージャの勉強が出来た点は個人的にも非常に収穫が多かったですし、その上合格することも出来て本当にうれしく思っています。

ということで、これからは IT サービス・マネジメントに関する blog も書いていければ、と思っています。

また、ITIL の最新版として既に Version 3 がリリースされていますが、今回私が取得したのは Version 2 をベースとした試験です。今後 Version 3 も普及していくでしょうし、「サービス改善」の視点がより強くなった Version 3 はより洗練されたベスト・プラクティスになっていると思いますので、今後は Version 3 についても勉強していかないと、と思っています。

ちなみに ITIL マネージャについては、サンのラーニング・サービスでもコースを提供しています。私もこのコースで資格取得をしましたが、実践的なワークショップなどを通して ITIL の考え方を理解することが出来るので大変おすすめです。取得を検討されている方はぜひどうぞ!

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itSMF Japan コンファレンス 2009

2009年8月04日 (火)

たいへんご無沙汰になってしまいました。またぼちぼちですが、blog も再開していければと思っています。

先週の木曜と金曜の2日間、目黒雅叙園で行われた「itSMF Japan コンファレンス 2009」に参加してきました。これは itSMF Japan という団体が主催して毎年この時期に行われる恒例行事で、今年が6回目となります。

コンファレンスのテーマはズバリ「ITIL」です。ITIL についてはシステムの運用管理や企画に携われている方であれば耳にしたことがある方も多いことでしょう。ITIL は IT を用いたサービス提供を効果的かつ効率的に行っていくための指針 (ベスト・プラクティス) をまとめたものであり、この有効性は既にいろいろなところで実証されています。また運用管理について議論する上では ITIL の用語が統一の言語となってきている現状もあり、ITIL の基礎的な知識が問われる「ITIL Foundation」の資格は日本でも既に5万人を超える方が取得をされている、きわめてメジャーな資格でもあります。itSMF Japan はこの ITIL について日本での普及促進を目的として設立された特定非営利活動法人であり、その最高峰のイベントが itSMF Japan コンファレンスである、というわけです。

このイベントでは、ITIL についての最新の動向や、ユーザ企業による導入事例紹介など、興味深い情報を入手することが出来る訳ですが、今年も大変勉強になりました。

ITIL というキーワードは3~4年ほど前に爆発的に流行し、今はどちらかというと浸透しきった感じもありますが、それでも毎年着実に導入する企業は増えているようです。その中でも、今年のユーザ事例紹介での共通したキーワードは「自社の運用を無理矢理ITILにあてはめないことが重要」という点だったように思います。ITIL はあくまで教科書であり、がちがちに固めてしまうと身動きがとれなくなってしまい、非現実的な運用プロセスを作りかねない、という論理です。理論と実践のバランスをとることが、ITIL の導入を成功させる大きな要素であるという点は、分かってはいるもののなかなか難しいポイントです。また、ITIL には Version 2 と 3 がありますが、まだまだ V3 に関しては普及していないというのも大変興味深いポイントだったと思います。

IT の運用管理や、もっと幅広い視点での IT サービス・マネジメントという分野ではなかなかユーザ同士の交流とか事例研究が行われているケースが少ない中で、itSMF Japan コンファレンスはきわめて貴重な場であると思っています。来年も出来れば参加したいですね。

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パッチクラスタの種類

2009年1月16日 (金)

システム運用において、パッチ管理に対する戦略をしっかりと整えている企業は、残念ながらまだまだ少ないと思います。パッチ適用にはシステム停止が必要だったり万が一の時のためのバックアップの取得の手間もあって、場当たり的な対応になっているケースが多いのではないかと思います。適切なパッチを選定して定期的に適用するというのは労力を伴いますが、数多くのバグフィックスやセキュリティ対策がリリースされる中、既知の問題を放置して重大な障害の発生を引き起こしてしまうことは何としても避けたいところです。

パッチ管理のやり方にはいくつかありますが、代表的なものとして、Sun の「推奨パッチクラスタ」を適用するという手法があります。SunSolve に行くとダウンロードできるこのパッケージは、Sun が適用を推奨するパッチがひとまとまりになっているだけでなく、スクリプトを起動するだけで一発ですべてのパッチの適用が出来るという優れものです。特定のシステム構成やアプリケーションを使用している場合にのみ適用されるパッチも含まれているので適用時間は若干長く掛かりますが、パッチを選定する手間が省けるという意味では、トータルの負担はこの方法が一番軽いように思います。

ところで、実は SunSolve には「推奨パッチクラスタ」と「Sun Alert パッチクラスタ」の2種類があります。Sun Alert とは Sun の配信している重要な不具合情報ですが、これらの不具合に関する対策がパッチとして提供されることがあります。そう考えると、勘の鋭い人なら「じゃあ『推奨パッチクラスタ』と『Sun Alert パッチクラスタ』って何が違うの?」と気づくんじゃないかと思います。これはお客様からもかなりよく聞かれる質問ではあるんですが、この質問に対する回答が、Sun のパッチ部門のエンジニア (今は director に昇格したようですが) の blog に載ってました。

Patching Strategies : Patch Corner

簡単に言うと、

  • 「推奨パッチクラスタ」は、リリース時点で最新のリビジョンのパッチが同梱される
  • 「Sun Alert パッチクラスタ」は、Sun Alert で報告された問題を解決する最も若いリビジョンのパッチが同梱される

ということのようです。

この blog entry には、これ以外のパッチ適用戦略についてもいろいろ解説されていて、とても参考になります。是非一度目を通していただければと思います。


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Sun Remote Operations Management

2009年1月09日 (金)

さて、ブログを書いていなかった1ヶ月の間で、もう1つ大きな変化がありました。

私の担当しているサービス製品「Sun Managed Operations」(略称 SMO) が名称変更となり、新たに

Sun Remote Operations Management

いう名前でサービスを提供することになりました。(長いので SROM と略したりします。)

もともとこのサービスはリモートからお客様のIT環境の運用を一手に請け負うサービスとして提供してきておりますが、今回その「リモート」であるという特徴を全面に押し出す形となりまあした。

IT運用におけるコストのうちもっとも大きいのは運用担当者の人件費ですが、リモートサービスではこの部分をいわば「共有リソース」化することで効率化が図れるという大きなメリットがあります。専任の担当者を社内に設けるのではなく、遠隔地にいるスペシャリストを必要な時にだけ有効活用できる形態と言うのは、コスト削減が叫ばれる中ではもっとも有効なソリューションであるはずです。

名前は変わりましたが、内容はまったく変わらず提供しておりますので、今後ともお見知りおきのほどをお願い申し上げます m(_ _)m

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あけましておめでとうございます

2009年1月08日 (木)

またしても1ヶ月以上空いてしまいました。気づいたら年も明けてしまいましたね、、、。何はともあれ、今年もよろしくお願いします。

この1ヶ月は年末で慌しかったのもさることながら、多岐に渡る活動を行っていたせいもあり、かなり忙しくしておりました。ま、それをブログを書かない言い訳にはできないんですが、、、。特に目立ったものとしては、

  • こちらにも書きましたとおり、セミナーでの講演を行いました。幸い盛況で、私の担当しているサービスについても興味を持っていただいたお客様も少なからずいたようです。

  • SCSecA (Sun Certfied Security Administrator) に受かりました! 昨年10月に SCNA に合格してから2ヶ月程度の準備期間でしたが、セキュリティ関連というのは普段なかなか手の届かないところでもあり、勉強するいいきっかけになったかなと思います。特に、Solaris 10 になってから SCF (Sun Cryptographic Framework) など新しい機能も増えましたし、BART (基本監査報告機能)、SST (Solaris Security Toolkit) なんかについても使いこなせれば非常に有益だなぁと感じました。

今年もいろいろなことにチャレンジしていきたいと思っています。

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データセンタ効率化のセミナー

2008年12月03日 (水)

12月に入りましたが、みなさんいかがお過ごしでしょうか。今年やるべきことは今年の内に、ということでかなり慌ただしくされている方も多いのではないでしょうか。

さて、来る 12/12 (金) に溜池山王の山王パークタワーにてデータセンタ効率化に関するセミナーが開催される運びとなり、なんと私もプレゼンをさせていただくことになりました!

 データセンタの効率化というのは2008年に大きく流行ったトピックの1つでありますが、Sun では CoolThread サーバをはじめとする省電力化に貢献する製品を早くから提供してきています。データセンタにおける Eco という概念を提唱したパイオニアと言っても過言ではない? (ちょっと手前味噌過ぎですが) と思っています。こうした課題に対するソリューションを紹介するのが今回のセミナーの目的です。

そんな中私がお話しするのは Sun のマネージド・サービスを活用した効率化のお話です。マネージド・サービスとデータセンタの効率化では一見関係ない話のように見えますが、データセンタで最も効率化しなければならないのは実はデータセンタ運用なんじゃないか、と私は考えています。省エネルギーというのが効率化の1つのファクターであるとするならば、人が介在する運用というプロセスもやはり効率化が必要な部分です。こうした運用周りをいかにして効率化していくか、そのヒントを少しでもお伝えできればと思っています。

年末の慌ただしい中ではありますが、来年を見据えてデータセンタ運用について考えるいいきっかけになるかと思いますので、ぜひ一息ついてセミナーに参加してみてはいかがでしょうか。また、現在開催中の Sun Tech Days に残念ながら忙しくて参加できなかった!という方もまだ間に合いますので是非セミナーに足を運んでいただければと思っています。

一応参加には登録が必要なので、参加をご希望の方はお早めに登録をどうぞ!

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10年来の愛読書

2008年11月26日 (水)

写真はいずれも自分の10年来の愛読書です。

システムの運用管理では、ちょっとしたことだけど手作業でやると面倒くさいことって結構ありますよね。こういう時にシェルとか Perl のスクリプトを使いこなせると効率が一気に上がります。特に UNIX の運用管理においては、rc スクリプト (システムの立ち上げと同時にアプリケーションを起動させるための記述) の存在でも分かるように、運用とシェルとは切っても切り離せない関係にあります。シェルには単純にログインシェルだけではない、非常に強力な機能が備わっているので、シェルの基礎を勉強するにはとても有益な本だと思います。

一方の Perl の本も、これもやはり10年以上使い続けています。私と Perl との出会いは何と言っても CGI にあります。当時 CGI といえば Perl で書くのが当たり前 (いまでも標準的ですけどね) だったので、Web を使って何か面白いことをしようと思うと Perl の知識は必須でした。正規表現の扱いの容易さなど、Perl が言語として持つ利点も非常に多いですが、それ以上に CPAN の提供する豊富なモジュール類もとても魅力です。特に CGI という意味では CGI.pm を利用しない人はほとんどいないと言っても過言ではないでしょう。最近は Ruby とか Python とかもかなり元気なので Perl の勢いはそれ程ないような気もしていますが、それでも Perl を書けるエンジニアの数というのは圧倒的に多いわけで、やはり知っていて損はない技術の1つだと思っています。

いずれの本も、基本を1から説明するという点では若干不親切なところはありますが、Reference Manual として長く手元に置いておける良書だと思います。

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OpenSolaris 2008.11 RC1

2008年11月25日 (火)

先週久しぶりに opensolaris.com を見てみたら、いつの間にか OpenSolaris 2008.11 の Release Candidate 1 がリリースされていたので、早速ダウンロードして使ってみました。

Release Candidate とは言っていますが、かなり完成度は高いです。相変わらずインストールも簡単ですし、GRUB の背景もデスクトップ環境も 2008.05 より洗練されている気がしますね。

私の VAIO では、2008.05 だと内蔵 CD-R ドライブからはうまくインストールできなかったのですが、この点は今回のバージョンでは解消されているようです。また、同じく私の VAIO ではネットワーク接続の選択がうまく行かないことがあったんですが、この部分の挙動も非常に安定するようになっています。依然として内蔵 Ethernet を利用するには一手間必要 (これは以前のエントリを参照してください) でしたが、それさえ実行すれば Ethernet も Wireless LAN も GUI からあっという間に有効に出来てしまいます。

パッケージマネージャで必要なアプリを簡単に入れられるというのもいいですね。デスクトップ周りももう Fedora Linux とか ubuntu なんかとも遜色ないレベルになっているような気がします。(手前味噌ですかね?)

で、今日見てみたら何と Release Candidate 2 が出ていました。またしても「いつの間に!」という感じだったのですが、いずれにしても早くリリースされて欲しいです。

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富士山

2008年11月21日 (金)

またしてもだいぶ間隔が空いてしまいました、、、。どうにも忙しいと筆無精になってしまいますね。ブログは更新し続けることが大事だと思っていますので、忘れられないように何とか続けて行ければと思っています。

しばらく書かない間に秋も深まり、朝晩はめっきり寒くなってきましたね。サンの本社がある用賀オフィスは、周りに高い建物がほとんどないこともあって、冬の空気が澄んだ朝には富士山がはっきりと見えます。写真は昨日の朝の23階からの様子です。携帯のカメラで撮ったのであまりきれいに見えないですが、遠くの方 (写真の一番奥、真ん中よりやや左側) に白く雪をかぶった富士山がよく見えていました。これを見ると、もう冬も近いんだなぁ、という気持ちになります。

次に書くときにはもう春、なんてことがないように、マメに更新していきたいです。

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東京体育館

2008年10月30日 (木)

またしても趣味の話になってしまいますが、昨日もプールに行って泳いできました。

昨日は社内トレーニングで外苑前のオフィス (神宮前オフィス) に出勤していたのですが、近くに東京体育館というとてもいいプールがあるのです。プールの最寄り駅は千駄ヶ谷なんですが、オフィスからも歩いて10分程度ですし、基本的に外苑西通りをまっすぐ北上するだけなので迷う心配もありません。


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普段私は用賀にいるのであまりここのオフィスに来る機会はないんですが、これからもここに来るときは泳いで帰ろうと密かにたくらんでいます。

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