Open MQ4.1を使ってみよう!第11回 HADBを使用したHAクラスタ構成・HADBのインストール
前回は永続ストアとしてJavaDBを利用してHAクラスタを構成しました。
今回はいよいよ本命のHADBを使って、DB部分の単一障害点(Single Point of Failure)をなくした構成をご紹介します。
[HADBについて]
HADBは元来Clustra Systems社が持っていた高可用性を実現するための技術で以下の特徴があります。
・データベースノードを複数マシン間に分散
・DRU(冗長ユニット)ごとにデータをレプリケートし、ノードのダウン時も全体としてのデータ保持とサービス提供を継続
・99.999%の高可用性を実現できることが実証されている
Oracle RAC同様、DBが分散しているマシンのうち1つが壊れてもDBとしての機能を維持し続ける仕様となります。
最新のSun Java System Application Server 9.1も高可用性バージョンがありApplication Server9.1 with HADBという名前でリリースされています。
これはセッションオブジェクトをHADBに保持し、障害時にセッション情報をロストしない機能を持っています。
さらにメモリを活用したデータ管理により純粋なインメモリレプリケーションと比較しても遜色の無いパフォーマンスを発揮することが実証されています。

詳細については、AppServer8.2高可用性ガイドをご覧ください。
http://docs-pdf.sun.com/820-0854/820-0854.pdf
http://jp.sun.com/products/software/javasystem/applicationserver/の特長②圧倒的な高可用性の実現
[HADBのダウンロード]
http://www.sun.com/download/products.xml?id=46df3223
のページからSun Java System Application Server 9.1 with HADBをダウンロードしてください。ダウンロードの手順はMQ本体のダウンロードと同じです。
今回はサンプルの構成として、ノードをSolaris10(Pentium)とSolaris10(AMD64)のマシンに分散して構成してみたいと思います。
今回はWindows版もダウンロードすることにします。
Solaris 9/10, x86 Platform - Sun Java System Application Server 9.1 with HADB
Sun Java System Application Server 9.1 with HADB - File based, English
Windows 2000 Server and Advanced Server SP4/Windows 2003 Server/Windows Vista (Business Edition)/Windows XP Professional SP1 Platform
- Sun Java System Application Server 9.1 with HADB
Sun Java System Application Server 9.1 with HADB, English
SolarisとRed Hatのインストーラには、File basedとPackge basedと2種類ありますがインストール方法が違うだけで基本的に同じモジュールがインストールされます(ディレクトリ構成がちょっと違います)。インストール時にOSのネイティブなパッケージインストール機能を使うのがPackage basedとなります。
#Solaris等のOSにHADBをインストールするためにはOSのパラメータ(共有メモリとセマフォの設定など)を多少変更する必要があります。
http://docs-pdf.sun.com/820-0854/820-0854.pdfのP35
HADBの設定の準備-前提条件と制限をご覧ください
それぞれsjsas_ee-9_1-solaris-i586.binと、sjsas_ee-9_1-windows.exeがダウンロードされますのでSolaris10ではインストーラが存在するディレクトリまで移動して
./sjsas_ee-9_1-solaris-i586.bin
Windowsではエクスプローラを開いてインストーラが存在するディレクトリまで移動して
sjsas_ee-9_1-windows.exeをダブルクリックしてください
Windows版もSolaris版も流れは一緒です。今回はWindows版でインストールの流れを説明します。
1.Welcome画面が表示されます。

2.ライセンス画面が表示されるので、Yesのラジオボタンにチェックを入れてNext>ボタンをおします。

3.インストール場所を聞いてくるので、適当な場所を入力後、Next>ボタンを押します。

4.コンポーネント選択画面になります。
図のように
Server Tier:
High Availability Database Server
Administration:
No Administration Tools
にチェックをつけて、Next>ボタンを押します。

5.どのJDKを 使用するのかを聞かれますので、Install Java 2 SDKのラジオボタンにチェックを入れます。
その後Next>ボタンを押します。

6.インストールオプションは今回は全部外しておきます。

7.インストールの準備が整いました。Install Now>ボタンを押してください。

8.インストールの進捗が表示されます。

9.インストールが完了すると完了画面が表示されるので、Finishボタンを押してください。

HADBのインストールは成功しましたか?
次回はHADBの構成方法(ドメイン、ノードの作成)を説明します。
