彰二朗のブログ2

そろそろ聞けなくなる、「クラウドコンピューティングとは?」

木曜日 7 30, 2009

クラウドコンピューティングはこのIT業界を大きく変革させる可能性を秘めている。それは何故か?
まだ、「今更聞けないクラウド・・・・・」とはなっていないが、一度、整理しておこう。

まず、その定義ですが、「インターネットを介して、その先にあるデータセンター内の、コンピュターリソースやソフトウェアをサービスとして利用すること」である。モデルの種類としては、パブリッククラウド、プライベートクラウド、双方を活用するハイブリッドクラウド、パブリッククラウド環境内にプライベート環境を構築するホステッドプライベートと大別して4種類が挙げられる。

その特徴は、
1.パブリッククラウドとは、アセットを持たず利用者全てが環境を共有し、使用した時間やスペース等のリソース利用状況によるユーティリー課金で自由に利用出来るモデル。早く、安く、簡単にが特徴であるが、そのトレードオフとして、セキュリティやパーフォーマンスの保証等、信頼性の課題がある。テンポラリーに必要とする処理や、スタートアップ企業、新規事業、POC等の利用に適している。

2.プライベートクラウドとは、クラウド技術(コンピュータ、ストレージ、ネットワークの仮想化技術、分散ファイル、検索エンジン等)を活用し、現在のコンピュータリソースの最適化を行うモデル。アセットは自身で保有する現在と変わらないが、一企業内のクラウド化に留まらず、グループ企業全体や、産業別、中小企業連合、政府/自治体といった、利用者は限定するものの、その範囲を広げることで、大きなコスト効果が見込める。日本ではプライベートクラウドの検討が先行している。

3.ハイブリットクラウドとは、組織内で管理すべき重要とされるシステム及びデータはプライベートクラウドを構築し活用し、比較的簡易なシステムやデータ(グルーウェアやバックアップデータ等)はパブリッククラウドを利用すると行った、双方の特徴を活かした導入モデル。

4.ホステッドプライベートとは、利用者はアセットを持たずに、自身専用の環境をパブリッククラウドサービスベンダーより借り受けるモデル。パブリッククラウドでPOCを行い、実稼働する際にホステッドクラウド契約に切り替えれば、環境を変更することなく一定のサービスレベルを保証されるので、今後最も注目されるモデル。

クラウドコンピューティングは、Sunが「The Network is the Computer」と言い出した1982年からのビジョンの形であり、インターネットの発展が、この環境を実現させた。そして、クラウドサービスをスタートさせた代表的企業である、グーグルやアマゾンは、あくまでもユーザー企業がスタートさせたサービスであり、これまでのIT業界が構築してきたモデルと大きく異なる。今後はITベンダーがどんな戦略で、どんなビジネスモデルで、どんな付加価値をクラウドサービスとして提供されてゆくかが注目されている。彰二朗

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