彰二朗のブログ2

セントラルコントロールの限界

火曜日 4 22, 2008

現場を軽視した中央からのコントロールが崩壊してきている。後期高齢者医療制度が始まって一月も経たないうちに、保険料の支払いに耐えられないと判断した親子が心中自殺した。悲しい出来事である。役人もこのような事件が起きることを予測してはいないだろう。そこが限界なのである。
昔からピラミッド社会では末端はものを言えなかったし、無視されるか切り捨てられてきた。権威を守るために、制度を維持するために、人の命をも大切にされなかった。

現代社会、国ごとに時代の進み具合に違いはあれど、少なくても先進諸国の人々は一定の秩序の中で自由な意志を持って人生を送れるようになったはずである。実際はここもねじれている。自立(自律)された社会を完成するには、現場への権限委譲を徹底し、中央は緩やかな統治を目指すべきである。現場は、コミュニティーを形成し、個別の情報も持っている。今回の事件も私設介護師は状況を掴んでいた。現場に権限があれば、きめ細やかな個別対応が出来、未然に防げたかもしれない。今一度、スカンジナビア航空が立ち直ったストーリーを書いた「真実の瞬間」を、多くのマネージメント層が熟読したらどうだろうか?どんな組織においてもトップやマネージメントと現場が相互に信頼関係があれば、そこそこうまくいっている。強行的マネージメントは不祥事を興すし、人は信頼されていると感じていると責任感も増すものである。

現実に合った社会制度全体の抜本的見直しが急務であると考える。そして、それを実現するためには、誰かを批判するのではなく、みんなでその思想と意志を共有し、50cmずつ実行することが重要なのである。彰二朗

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