最近,何でも"2.0"をつけるのが流行っているようなので,SOAやWeb 2.0によって企業システムがどのような影響を受けるのか,"企業システム2.0"の思考実験を行ってみたいと思います。
ひとりブレインストーミングの結果です。

- 自社でインフラを保有せず,仮想的なコンピューティング環境(以下,便宜的に「グリッド」と呼びます。正確な定義と違うというご指摘もあるかもしれませんがご勘弁を。)を利用します。グリッド上で,Webサーバ,アプリケーションサーバ,ESBなどの標準コンテナが提供されます。
- システムの機能は,グリッド上でSaaS(Software as a Service)を利用して,SaaSとして或いはオープン・サービスとして実現されます。オープン・サービスとは,開発者コミュニティにより自由に開発されるサービスで,(グリッドのような)共有,実行可能な場所に配置されます。(オープン・サービスは,Sun Analyst Summit 2006でGreg Papadopoulosによって提唱されています。)
サービス開発にはSOAの考え方が取り入れられます。
- 開発には,社内の開発者コミュニティ,さらには社外の開発者コミュニティも参加します。
社員には20%ルール(自分の時間の20%を自由に使って良い)が適用され,この時間を使って自由にサービスの開発/改良が行われます。
- 外部とのインタフェースとして,サービスのAPI(典型的にはWebサービス,SOAP or REST)が公開されます。更にオープン・サービスではサービス実装も公開され,開発者コミュニティによって継続的な改良が施されます。
- 自社のビジネスの境界は曖昧になります。サービスを公開し,コミュニティを支援することによって,社外の開発者コミュニティ,そして社外のサービスを巻き込む形で,自己組織的にビジネスの輪郭が形作られていきます。
Sunでは,いわゆる"2.0"を支えるべく,Sun Grid,Solaris Enterprise System等の製品,サービス,ソリューションを提供し,同時にコミュニティの支援を行っています。"2.0"に注目される方はSunの動向も要チェックです。
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