2007年 11月 28日 水曜日
やっぱり Sun がスキ!
Project Blackbox 突撃リポート!
あの黒い箱が東京にやってきた!Project Blackbox の日本初上陸となった
記念すべきその日に Project Blackbox の秘密を調査するため突撃リポートを
行ってきましたのでご報告♪

まず初めに Project Blackbox という製品を知らない方の為に簡単にご紹介。
Project Blackbox とは、20フィートの標準的な輸送用コンテナ内に組み立てられた
モジュラー型データセンターです。最新鋭の冷却、監視、および配電システムを使用
することで、他に類を見ないほどの高密度でサーバ機器やストレージ機器を限られた
スペースに設置することができる、世界初のエコ・データセンターなのです。

Project Blackbox の外観は高さ 2.44m 幅 2.59m 長さ 6.06m の輸送用コンテナ。
移動可能なコンテナ内にデータセンターに必要なすべての機能を備えていて機器
構成によっては 1 台の Project Blackbox 内に約1万人のデスクトップユーザを
同時に処理可能なデータセンターとして稼働させることもできます。
では実際に Project Blackbox の内部構造を詳しく調査することが出来ましたので
写真付きでご紹介致します。

まず入り口に見えるのが「ラック1」と呼ばれる Project Blackbox 全体を管理する
ための機材が詰まった管理用ラック。

Project Blackbox 内に設置された機材を外環境から守るために各種のセンサーに
よって監視管理されています。代表的なものを挙げると電源状態、冷却状態、湿度変化、
火災感知、進入感知、移動感知といったものになり不測の事態を検知してオペレータに
通知するためのサーバ機材も設置されています。

特に特徴なのがこの除湿器で、 Project Blackbox の特長でもある水冷式の
冷却装置を搭載した熱交換器で結露が発生しない様に Project Blackbox 内の
空気の湿度レベルを下げる役割を担います。

輸送中の衝撃や振動から内部機器を保護するために各ラックとコンテナ内部の床との
間にはワイヤロープ製のフレキシブル・アイソレータ・スプリングが取り付けられていて
最大 9G の衝撃に耐えられるように設計されています。

循環する空気を強制的に冷却水に通す水冷式の熱交換器、各サーバ搭載ラックの
間に設置されサーバ機器の発熱によって暖められた空気が次のラックに流れ込む前に
適切に冷却し常に適切な温度に冷やされた空気が各ラックに提供されるよう働きます。

サーバ機器は通路に対して平行な向きでラックマウントされるのが特長で普段は
通路側からはアクセスできない位置に設置されています。

メンテナンスが必要な場合はラック上部・下部の固定機材を外し
ラック下部にラック・スライダ・ツールを使って通路側に引き出します。

ラックを通路に完全に引き出すことにより、丁度通路一杯にラックが
はみ出す形になります。これにより搭載しているサーバ機器を通路と平行に
スライドさせてラックから引き出し、メンテナンス作業を行うことが出来ます。

Project Blackbox は二重化された配電盤と回路遮断機で構成されているので
冗長化された給電を行うことも出来ます。

後部のドアは二重ドアになっていて空気の通り道が作られる仕組みになって
いるので Project Blackbox 内では適度に除湿された空気をループ状に循環させる
ことができます。

Project Blackbox は外部から電力、水とネットワークのリソースを供給する
必要があるのですが、その取り込み口はコンテナの左右の側面にそれぞれ装備さ
れており冗長構成を取ることが可能です。

今回、東京プリンスホテルで行われた Project Blackbox の見学会は周りが
すっかり暗くなった後も照明灯により Project Blackbox が照らし出される中
夜間の見学コースが開催され、最後まで大変盛況でありました。

照明灯によってライトアップされた Project Blackbox の背景には綺麗にライト
アップされた東京タワーがそびえ立ち、Project Blackbox の日本初上陸を印象
づける非常に絵になる構図になっておりましたので思わず記念撮影としてパシャリ♪

この Project Blackbox は世界各国を巡り回っているとのことでその現状況が
「Where is Project Blackbox?」としてブログ公開されています。世界各国を巡る
様子が写真付きで紹介されていますので是非こちらもチェックしてみては如何で
しょうか? (^o^)
http://blogs.sun.com/blackbox/
Posted at 01:24午後 11 28, 2007 by moridenki in Sun | 投稿されたコメント[1]
Solaris 8 Branded Zones (Project Etude)の始め方
Solaris 8 Branded Zones は、SPARC / Solaris 8 環境を Solaris 10 のひとつのコンテナ上で動かす為の技術で P2V (Physical to Virtual)環境が実現できます。
動作のイメージ図はこちら。
早速、環境を作ります。Solaris 10 のコンテナを利用されている方、触ったことがある方であれば、簡単に環境を作ることができます。正式名称は Solaris 8 Migration Assistant 1.0 の名称で、パッケージは Sun Download Center からダウンロード可能となってます。
(評価ライセンスは90日間)
動作要件を確認すると Solarsi 10 8/07かつ 127111-01パッチが必須ですが、11月中旬現在の推奨パッチクラスタを適用すれば、127111-03 が適用され準備は完了です。
パッチの適用がうまくいっていれば、Kernel Jumbo Patch を以下の出力で確認できます。
bash-3.00# uname -a
SunOS tatsu04 5.10 Generic_127111-03 sun4u sparc SUNW,Sun-Blade-1000
パッケージ的には、以下の3点が付属しているのでマニュアルに従って pkgadd します。
bash-3.00# ls
SUNWs8brandr/ SUNWs8brandu/ SUNWs8p2v/bash-3.00# pkgadd -d . SUNWs8brandr
bash-3.00# pkgadd -d . SUNWs8brandu
bash-3.00# pkgadd -d . SUNWs8p2v
SUNWs8p2v は、物理マシン(Physical)で動いている Solaris 8 を仮想マシン(Virtual )に変換するためのパッケージでしょうか。
物理マシンで動作する Solaris 8 を Virtual への移行の際には、flash archive 経由でインストールします。今回は、Migration Assistant に付属の solaris8-image.flar を利用することとします。
【1】 zone の構成
bash-3.00# zonecfg -z s8-zone
zonecfg:s8-zone> create -t SUNWsolaris8
zonecfg:s8-zone> set zonepath=/export/home/s8-zone
zonecfg:s8-zone> set autoboot=true
zonecfg:s8-zone> add net
zonecfg:s8-zone:net> set address=10.14.16.97
zonecfg:s8-zone:net> set physical=eri0
zonecfg:s8-zone:net> end
(global zone と共有するディレクトリの設定もできます。)
zonecfg:s8-zone> verify
(問題なく構成できていれば、メッセージはでません。)
zonecfg:s8-zone> commit
zonecfg:s8-zone> exit
これで構成は終わりです。構成がうまくいっているかどうか(STATUS=configured)を確認します。
bash-3.00# zoneadm list -cv
ID NAME STATUS PATH BRAND IP
0 global running / native shared
- s8-zone configured /export/home/s8-zone solaris8 shared
【2】 zone に flasharchive から、Solaris 8 イメージをインストール
bash-3.00# zoneadm -z s8-zone install -a /var/tmp/s8_image.flar
Log File: /var/tmp/s8-zone.install.21207.log
Source: /net/machinename/s8_image.flar
Installing: This may take several minutes...
Postprocessing: This may take a minute...
Result: Installation completed successfully.
Log File: /export/home/s8-zone/root/var/log/s8-zone.install.21207.log
(省略)
【3】 起動と確認。
bash-3.00# zoneadm -z s8-zone boot
(初期起動時はホスト名と聞かれます。)
bash-3.00# zoneadm list -cv
ID NAME STATUS PATH BRAND IP
0 global running / native shared
3 s8-zone running /export/home/s8-zone solaris8 shared
bash-3.00# zlogin -C s8-zone
[ゾーン 's8-zone' コンソールに接続し���������������]
bash-2.03# uname -a
SunOS tatsu07 5.8 Generic_Virtual sun4u sparc SUNW,Sun-Blade-1000
というような表示を確認できます。
機能のまとめ
- このツールを利用すると、Solaris 8 をサポートしていない最新の Sun 製ハードウェア上で Solaris 8 アプリを改修無しでの動作を確認することや、Solaris 8 ゾーンの中で Solaris 8 アプリを利用可能かどうかをGlobal zone から Dtrace を利用して確認可能です。
- また、Solaris 8 Branded Zone と Global Zone の両Zone から共有可能な ZFS ファイルシステムを構成する事もできます。
- Migration Assistant の名称通り、既存のSolaris 8 アプリケーションをSolaris 10 へ移行する際の支援ツールです。今後も注目の価値があるかもしれません。
Reference
Posted at 09:38午前 11 28, 2007 by daibutsu in Sun | 投稿されたコメント[1]