やっぱり Sun がスキ! : Weblog やっぱり Sun がスキ!

やっぱり Sun がスキ!

http://blogs.sun.com/yappri/date/20081126 2008年 11月 26日 水曜日

Zembly で Social Application を作ってみませんか

Zembly ( http://zembly.com/ ) をご存知でしょうか。Zembly とは Facebook や Google Map のサービスを利用する、いわゆるソーシャル・アプリケーションと いうものを Web 上で簡単に開発できるサービスです。つまり、ソーシャル・アプリ 開発者のSNSであると共に、開発環境そのものであり、ウェブアプリの Wikipedia だと考えれば良いでしょう。

Zembly は Sun Microsystems の 「Cloud Computing & Developer Platforms」 部門のプロジェクトとして Todd Fast 氏がリードして開発が進められており、 プラットフォームには Sun のクラウドコンピューティングサービスである Network.com (2008.11 現在改装中デス) 上の Sun Fire T2000 や Sun Fire X4500 を使ったクラスタ上に Solaris 10, Java, GlassFish Application Server, MySQL など Sun の推進するオープンソースソフトウェアがつかわれています。

Zembly を使うと次のようなことが簡単にできます。

  • ブラウザ上でソーシャル・アプリを作成する
  • 他のソーシャル・アプリを再利用する
  • ウェブ上の豊富なウェブサービス API を利用してアプリを作成する
  • 作成したアプリをいろいろなウェブサイトに配置する

この手のウェブアプリの面白いところは、既存のウェブサービス API を使って割と 簡単に便利なアプリを作れてしまうところですが、さらに Zembly では、サービスと ソースコードがSNSとして整理されているので、他人の作ったサービスを呼び出したり、 コードを再利用したりと、本格的な開発者でなくとも何となくアプリが作れてしまう ところだと思います。

ここまで読んだあなたは、取り敢えずユーザ登録しましょう。トップページ左下の フォームにメールアドレスを入力し、Sign up ボタンをクリックした後は指示に従って パスワード等を設定していくだけです。細かい個人情報も必要ないので気軽に登録しま しょう。



ユーザ登録が完了すると個人のページが作成されます。最初は何もないページです が、まずは顔写真でもアップしときましょう。サービスやウィジェットを作っていくと 内容が追加されていきます。

右上にある sample をクリックしてください。いろいろなアプリが並んでいますが、 試しに AmazonProductSearchWidget を見てみましょう。Widget の説明、オーナー、 プレビューやコメント欄もあります。プレビューをクリックしてみます。Widget のプレ ビューウィンドウが現れます。SearchIndex に Books 、KeyWords に global warming が予め入力されていますが、このまま Search ボタンを押してみましょう。アプリが Amazon Web Service にアクセスして検索結果を表示してくれます。



ははーん、と思ったら下の Share This Widget を使ってよく使うサービスに登録 しましょう。試しに iGoogle のボタンを押してみると、私の iGoogle ページに Widget が追加されていました。うーん不思議だ。

なるほど人のものを使うのは楽チンだというのは分かりました。そこで開発者魂が うずいた人は上部オレンジの帯の View の辺りをクリックしてみましょう。スクリーンが 降りるようにソースウィンドウが現れ、Tab 切り替えで HTML / CSS / JavaScript が参照できます。エディタは一見編集可能に見えますが、オーナーの許可がないため read only となっています。このコードを再利用したい場合は Widget Preview の 右側あたりにある Clone this widget ボタンを押してクローンを作成してください。



この Widget は pegooli.AmazonProductSearch というサービスを呼び出しています が、このサービスも Zembly 上で作成されており、sample ページの下のほうに見つける ことができます。ちなみに pegooli というのは、このコードのオーナーの code name です。Zembly 登録者は全て固有の code name を持っているので、サービスが一意に 特定できるようになっています。

このように、他のサービスの呼び出しやコードの再利用によって、Zembly のあち こちでマッシュアップが起こるのではと期待しています。


http://blogs.sun.com/yappri/date/20081125 2008年 11月 25日 火曜日

Sun Storage 7000 シリーズが出ました!

先日、サンは Open Storage 戦略に基づいた「Sun Storage 7000」シリーズを発表しました。
参照URL http://jp.sun.com/products/storage/disk_systems/unified_storage/



この製品は、ストレージ・アプライアンス製品で、幅広いプロトコル (NFS v3,v4、CIFS、iSCSI、HTTP、WebDav、FTP、NDMP、IP v4,IPv6) をサポートしております。
S7110 と S7210 は、スタンドアロン型の製品ですがS7410 はクラスタ構成が可能なラインナップとなります。

Sun Storage 7000シリーズの特長は以下の通りです。
  1. 高い管理性
      ZFS の機能により、ストレージプールとしてファイルシステムを管理できる為、 ファイルシステム管理における煩雑さが軽減されます。

  2. リアルタイム・モニタリング
      DTrace の機能をベースとしたリアルタイムでの分析・監視機能を備えています。これにより、 問題を迅速に検出し原因の究明が可能になります。

  3. 投資コスト削減
      OpenSolaris ベースで構築されている為、これまでお客様にとって負担となっていたソフト ウェア購入の費用(例:スナップショット、クローン、レプリケーション)を抑えて投資コストを 削減することができます。
      また、SSDと汎用ディスクの併用を可能にした「Hybrid Storage Pools」技術により、1GBあた りのコスト削減を可能にし、低コストと同時に高いパフォーマンスを維持しています。


特長を読んでみると、 OpenSolaris / ZFS / DTrace と Solaris の機能が盛りだくさんに 詰め込まれており、これぞサンが作った製品という感じです。

次に、特長の中に出てきた重要なキーワードである「Hybrid Storage Pools」技術を紹介します。

Hybrid Storage Pools とは、ZFS により DRAM / SSD / ディスクドライブを単一のキャッシング階層と して透過的に管理するものです。
具体的には、下記コンポーネントで構成されます。
  1. ARC(Adaptive Replacement Cache)
      サーバの DRAM 上にある ZFS の memory cache です。

  2. L2ARC(Level 2 Adaptive Replacement Cache)
      ARC の Read 用拡張 SSD であり、Read 速度の向上を促します。

  3. ZIL(ZFS Intent Log)
      ZFS のWrite 用拡張 SSD であり、Write 速度の向上を促します。

  4. Disk Storage Pool
      SATA Disk で構成され、高回転のドライブが必要ありません。

要は、ZFS の二次キャッシュに Read 専用/Write 専用の SSD を割り当てる事で、SATA のような決してパフォーマンスのよくないディスクを使用しても 高いパフォーマンスを維持する事ができる仕組みです。
 -(注1) S7110 は L2ARC/ZIL 用 SSD をサポートしておりません。
 -(注2) S7210 は L2ARC 用 SSD をサポートしておりません。

この Hybrid Storage Pools がどれくらい効果的に働くか評価したくなりませんか?
Try & Buy プログラムもありますので是非、お試し下さい!

http://blogs.sun.com/yappri/date/20081122 2008年 11月 22日 土曜日

めちゃ簡単♪ Sun xVM VirtualBox による仮想化環境の構築方法 〜へっぽこ SE 奮闘記〜

今日も元気な”へっぽこ SE ”が今話題の仮想化環境の構築にチャレンジしました♪

今回ご紹介するのは "Sun xVM VirtualBox"です。

「さくっと試せる Solaris 環境が欲しいけど、手持ちの Note PC にパーティションを切ってインストールしたマルチブート環境で使うにはちょっと切り替えが面倒だなぁ~」なんて 方にお勧めなのが VirtualBox による仮想化環境です。(^o^)

Sun xVM VirtualBox はホスト OS 上にアプリケーションとしてインストールする形の仮想化ソフトです。この VirtualBox はホスト OS としては Solaris, Windows, Linux 向けのみでなく、なんと Mac OS X (Intel Platform) 向けのバイナリも配布していて動作させることが可能です。

ちょっとした OS の機能確認のテストや試作アプリケーションのデプロイ・テスト先として十二分な仮想化環境を提供できる機能を有しているのですが、 なんと驚くことなかれ!個人目的、教育目的、評価目的の場合は無償で利用できちゃうのです!(@o@)

さらに配布バイナリーも50MB以下の軽いサイズでダウンロードも楽々♪ これぞ、まさに"お気楽導入できる仮想化環境"と言えるでしょう (^o^)

今回は Windows XP の環境に VirtualBox を導入して、OpenSolaris を仮想マシン上に構築する手順を説明します。 
☆ 非常に簡単ですので、是非!皆さんもお試しあれ♪(^o^)

【1】 インストール準備 (VirtualBox バイナリのダウンロード)

まずは VirtualBox のバイナリーを Sun のサイトからダウンロードします。
http://dlc.sun.com/virtualbox/vboxdownload.html
今回は Windows XP への導入ですので Windows 32-bit Platforms 向けの VirtualBox-2.0.4-38406-Win_x86.msi (33MB) を選択しました。

【2】 VirtualBox のホスト OS へのインストール

VirtualBox バイナリのダウンロードが完了したら、ファイルをダブルクリックし インストーラーを起動します。License Agreement の画面が表示されますので確認頂き承諾されましたら先に進みます。

「コンポーネントの選択画面」ではデフォルトで全てが選択されておりますので、そのまま次に進んで構いません。確認画面での「Install」ボタンを押すことによってインストール実作業が開始します。

インストール作業途中で警告画面がポップアップ表示されますが「続行」ボタンを押して作業を進めます。

以下の画面が表示されたらインストール作業は完了です。インストール作業は短時間(5分程度)で完了するかとおもいます。

【3】 VirtualBox の起動と仮想マシン作成ウィザード

インストール作業が終了したらプログラムファイルに登録されますので、メニューよりアイコンを選択し VirtualBox を起動します。Windows XP が日本語環境であれば、自動的に日本語のメニュー構成で VirtualBox が立ち上がります。仮想化環境を作成するには「新規」ボタンを押して仮想マシン作成ウィザードを表示させます。

仮想マシン名を入力し「 OS タイプ」から使用したい OS 種別を選択します。 今回は OpenSolaris を仮想マシン上に構築するため "OpenSolaris" を選択しました。

仮想マシンに割り当てるメモリ容量を指定します。
# 今回の様にゲスト OS に OpenSolaris を考えている場合は、経験から
# メモリ容量を 1024MB (1GB) 以上 割り当てることをお勧めします♪
仮想ハードディスクの割り当ては「新規」を選べば仮想ディスク作成ウィザードが立ち上がります。

仮想ディスクイメージには「可変サイズ」「固定サイズ」の二種類があります。どちらを選択いただいても構いません。 今回私は「可変サイズ」を選択し、 "5GB" 枠で仮想ディスクを作成しました。

ここで注意頂くのは仮想ディスクイメージファイルを作成する場所です。 仮想ディスクイメージはホスト OS 上では1ファイルとして生成され扱われる為、ホスト OS が決める”1ファイルあたりの最大容量”を超える設定を行うことはできません。FAT ファイルシステムの場合は"上限値"に引っかかってしまう可能性もあると思いますので NTFS 上に仮想ディスクイメージファイル を作成するようにしましょう (^o^)

仮想ディスク作成ウィザードを完了すると、自動的に元の仮想マシン作成 ウィザードに値が入力され戻ります。 「概要」画面にて仮想マシン構成内容が表示されますので「完了」ボタンを押して仮想マシンを作成します。

【4】 仮想マシンの設定

先ほど作成した仮想マシンはメインメニューに表示されるので「設定」ボタンにより仮想マシンの設定を行います。ゲスト OS のインストールに際して準備すべき設定は CD/DVD-ROM の設定です。CD/DVD-ROM はホストマシンの物理 ドライブを割り当てることも出来ますし、インストールCD等のディスクイメージファイル(ISOファイル)が有れば、ファイルを直接仮想ドライブとして割り当てる事も可能です。(とても便利♪)
今回は OpenSolaris 2008.05 の CD イメージファイル (os200805.iso) を以下のサイトからダウンロードして
http://www.opensolaris.com/get/index.jsp
ISOファイルを選択し、仮想マシンに仮想ドライブとして見せるように設定しました。

【5】 仮想マシンの起動、ゲスト OS のインストール

以上で仮想マシンの設定は完了です。とても簡単ですよね!(^o^)
VirtualBox のメインメニュー画面から「起動」ボタンを押して仮想マシンを起動します。仮想マシンの設定でデフォルトでは CDROM が優先的なブートデバイスとして設定されていますので、CD-ROM ブートの形で OpenSolaris のインストーラが起動します。

ゲスト OS が起動してしまえば後は一般的なパソコンに OS をインストールする作業と同じです。臆せずいつもの通り、慣れた手つきでサクッと OS を入れてしまいましょう (^o^)
※マウスカーソルのホスト OS 、ゲスト OS 間の切り替えは右側の「Ctrl」ボタンを押して切り替えます。

以上で、VirtualBox を使用した仮想化環境の導入手順の説明は終わりです。
作業全体を眺めてみていただいても、非常に簡単である事は明らかかと思います (^o^)
是非、この機会に VirtualBox を用いて手持ちのパソコンに仮想化環境を導入してみては如何でしょうか(^o^)

【参考情報ご紹介】

今回ご紹介した Sun xVM VirtualBox をより詳しく知りたい方は、以下の製品情報のページを是非ご覧下さい。

□ Sun xVM VirtualBox 製品情報

 http://jp.sun.com/products/software/virtualbox/index.html

http://blogs.sun.com/yappri/date/20081121 2008年 11月 21日 金曜日

分散 make on CMT サーバ

dmake (分散 make) は、SunStudio12 に含まれるツールで、make の処理において、
依存関係がなく同時実行可能な部分をパラレル処理してくれます。

関連するマニュアルはここで参照できます。

このツールを 64 スレッドの T5220 で試す機会がありましたので簡単にご紹介します。

今回は a2ps というフリーのソフトウェアを例題に実験してみました。
dmake を使用する為に、makefile の書き換えは基本的に必要ありません。
今回も、makefile そのものには手を加えていません。
まずは、通常の make コマンドでの実行結果です。 timex での処理時間は次の通りとなりました。

real        1:08.94
user          31.67
sys            7.38


ちなみにこの時の perfbar はこんな感じです。
make が終了するまでこのような感じで推移していました。



では次に何もオプションをつけずに dmake を実行してみます。
結果はこんな感じでした。

real          41.32
user          32.36
sys            8.07


make と比べると少し速くなりましたね。
dmake には同時実行するジョブ数を指定するオプションがあります。
そのオプションを利用して、64 本パラレルで実行してみます。
次のようにオプションをつけて実行します。

# dmake -j 64


次のような実行結果となりました。

real          15.12
user          53.70
sys           13.68


普通の make と比べると 1/4 程度の時間で終了しています。
この時の perfbar を見てみると、一番並行処理が走っている タイミングでは次のような感じでした。



これを見ると、きれいに 64 スレッドで並行処理されている 様子がうかがえます。

dmake、万能ではないかも知れませんが、CMT サーバを有効利用し、make 時間短縮
の効果が得られる可能性があります。

是非、頭の片隅において頂き、機会があればお試し下さい。