Y.Kamiya's weblog Cat Typing

木曜日 5 07, 2009

OpenJDK7のビルド57がリリースされました。前に書いたとおり、このバージョンには、マイルストーン3(JavaOneプレビュー版)に入るべき主要新機能はほとんど入っているはずなので、興味がある方(特に、記事を書く方とか)には是非とも触ってみていただきたいところです。
でもって、何か問題を発見された場合には、お知らせいただけると助かります。m(_ _)m

b57での変更点はこちらで見ることができます。また、安定化フェーズに入ったM3に今後b58~b60で入る修正、入らない修正(却下された修正 (^^; おそらくM4行き)の一覧がこちらにあり、これらを総合すると、JavaOneプレビュー版がどういうものになるか、全体像が見えてきそうです。

 
追記:
そういえば、最近一つメーリングリストが追加されました。OpenJDK7のリリースチームのメーリングリストですが、誰でも参加可能です。たとえば、誰かが「M3にこの修正を入れたい」とリクエストを出して却下される様子などをリアルタイムでご覧いただけます。(^^; (小心者の私なんかは恐れおののいて、M3に入れたかった修正まで潔くすべてM4送りにしてしまいました。 ←冗談ですけど。)
興味がある方はsubscribeしてみてください。

    http://mail.openjdk.java.net/mailman/listinfo/jdk7-rt


金曜日 4 24, 2009

最近、仕事に関しては頭の中は基本的に8:2くらいの割合でJDK7とJavaFXのことでいっぱいなのですが、じりじりとJavaOneが近づいてきているので、そちらの話題を。

JavaOne 2009のタイムテーブルはこちらでご覧いただけます。キーワードで検索するもよし、“Speaker/Company Name”のところに気になる人の名前を入れて検索してみるもよし(多そうな検索は、たとえば“Bloch”ですかねぇ・・・今年はNealとのパズラーズがありますっ!)、何を聴講するか予定を立てるのであれば“Day”を使うのも便利そうです。

個人的におすすめなのは、こんなところです:

Date/Time Session ID Session Title Speakers
6/2(火) 10:50-11:50 TS-5362 The Java Platform, Standard Edition (Java SE Platform) Development Kit Version 7 Mark Reinhold
6/2(火) 12:10-13:10 TS-5186 Return of the Puzzlers: Schlock and Awe Joshua Bloch, Neal Gafter
6/2(火) 12:10-13:10 TS-5576 Introduction to the JavaFX Script Programming Language Richard Bair, Jasper Potts
6/3(水) 11:05-12:05 TS-4466 Move Your Users: Animation Principles for Great User Experiences Romain Guy, Chet Haase
6/3(水) 13:30-14:30 TS-5217 "Effective Java": Still Effective After All These Years Joshua Bloch
6/4(木) 10:50-11:50 TS-5579 Nimbus: Making Swing Look Sexy! Jasper Potts, Peter Zhelezniakov
6/4(木) 14:50-15:50 TS-5496 This Is Not Your Father's Von Neumann Machine; How Modern Architecture Impacts Your Java Apps Cliff Click, Brian Goetz
6/4(木) 14:50-15:50 TS-5574 JavaFX Technology for Swing Developers Richard Bair, Jasper Potts
6/4(木) 20:30-21:20 BOF-3992 Meet the Team Behind JWebPane, and Learn Advanced Tips and Tricks Artem Ananiev, Alexey Ushakov
6/5(金) 14:50-15:50 TS-4466 Move Your Users: Animation Principles for Great User Experiences Romain Guy, Chet Haase
※ スケジュールは直前で変更になることもあります。ここに書いたものが最終的なタイムテーブルではありません。念のため。

ざっとタイムテーブルを眺めて10個選んだだけなので、面白そうなものを見逃している可能性はありますが。

コンフリクトがありますが、気にしないでください。(^^; 私も直前までどれに行くか悩むだろうと思います。
この「おすすめ」はかなり偏っています。(^^;;; というのも、自分にとって興味のある分野・知っている分野に偏りがありますし、タイトルと概要だけでは本当に面白いかどうか分からないので自分が多少なりとも知っているスピーカー(現Sun社員・元Sun社員)のセッションで「まず期待を裏切らないだろう」と予想できるものばかりを選んだためです。

日本の方々にとっては幸いなことに、今年のJavaOneはゴールデンウィークと重なりませんでした。ゴールデンウィーク、大型連休の方も多いかと思います。どうかエンジョイしてください。私はJavaOneブース用のデモを何か考えながら過ごすことになりそうです(ネタ募集中!!)。


火曜日 4 21, 2009

こんにちは。今日は日本JavaユーザグループのCross Community Conference 2009 Springの日ですね。風邪気味なのでまだ迷っているところですが、午後から行ってみようと思っています。
 
それはさておき、今日はJDK7についてちょっと書いてみようかと思います。JavaOneの時にプレビュー版(M3:マイルストーン3)を出しますよ〜、というアナウンスがだいぶ前にあったのですが、英語のウェブサイト、メーリングリストにしかない情報も多そうなので日本語で補足説明です。

  • 現時点で JDK 7 Projectページからダウンロードできる最新版はビルド55(b55)。
  • 各チームが修正をマスターワークスペースに入れる(integrateする)スケジュール、各チームからの修正をまとめてマスターワークスペースでビルドしてリリースする(promoteする)スケジュールから明らかなように、今はb56, b57の作業が進行中。
  • JDK7の主要新機能は、それぞれあらかじめ決められたマイルストーンに入れなければならない。それは、このページに記述されている。なので、JavaOne プレビュー版を触ってみようと思っているJava開発者の方、プレビュー版の記事を書く方は、M4以降で追加予定の機能のことはとりあえず今は無視していていい。
  • 先月末にjdk7-devメーリングリストでアナウンスされたように、M3に入るべき主要機能はb54までに入れなければならなかった。(^^; しかし、これはスケジュール的にかなり厳しかった(たとえばこんな感じ)ので、実際にはb55かb56かb57で出揃いそう(たぶん)。今のところ「無理でした」メールはjdk7-devメーリングリストに流れていないので、おそらくM3用に予定された新機能は全部予定どおりM3に入る。
  • b58, b59は、基本的に安定化のためのビルド。直さなければプレビュー版を出す上で支障となると判断され、Release teamに承認された修正だけが入る。あまり大きな変更は入らないはず。

なので、特に記事を書く方は、プレビュー版を待たなくとも、b57がpromoteされた辺りで評価に入れるのではないかと思います。そして、b58, b59で入るであろう修正を押さえておけば完璧。

 
JDK7全体についての大きなニュースは jdk7-dev メーリングリスト、もっと小さな単位(たとえばSwingとかセキュリティとかコアライブラリとか)のニュースは個々のチームのページ(JDK7公式ページの左側のメニューから行けます)で紹介されているチームごとのメーリングリストを購読していただけば知ることができます。
たとえば、今日SwingチームからNimbus統合に絡んでビルド方法の変更についてのアナウンスが出されました。これは聞くも涙語るも涙の「バイナリファイルを入れるな」令に関係してのことです。・・・最近私もバイナリファイルとライセンスの話が大嫌いです。(^^;;

 
ここにこういうことを書いてみようと思ったのは、もし記事書き屋さんやブロガーさんがJavaOneの頃のプレビュー版のリリースを待ってから記事を書き始めると、リリースがJavaOneの時なのでかなりせわしないことになり、結果的に記事の内容にも影響すると思ったからです。JavaOneそのものについてのニュースもあり、JDK7のことをあまり詳しく扱ってもらえないような気もして。(^^;

私達は特に日本語ではほとんど執筆活動はしませんから(その時間を開発に使います)、何か書く人には「Java開発者さん&ユーザさんにとって少しでも有益な記事・ブログ」を書いてほしいと願います。そのためにできることがあるならば協力(情報提供とか書かれたもののレビューとか)は惜しみません。
Java開発者さん&ユーザさんがいい情報を入手できてJavaを使う時に役立てられること、書く立場の人がより良いものを書けること、そして私達が作るものを少しでも多くの人に使ってもらえること、皆でwin-win-winな関係を築き保てるといいなと思うのです。


月曜日 4 20, 2009

技術評論社さんから Software Design 5月号をいただきました。
(どうもありがとうございますっ! > 技術評論社さん)
 
別に新しく何か記事を書いた訳ではなく、昔私の飼い猫 (^^; が書いた記事が特別付録の「2005-2007バックナンバー」CD-ROMに収録されたためです。それにしても、「特集/第2特集/特別企画を完全収録」で、3年3700ページ超って・・・すごいですね。さぞかし読み応えありそうです。
 
本体の特集や記事もとても興味深いんですけど、この号を読んでとにかく一番気に入ったのは、「自己責任でお願いします」と、言いにくいことがズバリタイトルに入った
     「~自己責任でお願いします~FreeBSDインストールしてみました!」
です。:-)
 
いいですね~、OSのインストールで連載記事。昔私もFreeBSDのインストールではまったことがあるので、なんとなく納得してしまいました。
 
FreeBSDインストールの実験台、連載1回目の今回はVAIO Type Pでした。いくつか使えない機能があったようです。次の実験台は何でしょうね。リクエスト募集中だそうですから、「このマシンにFreeBSDをインストールしてみてほしい!」という希望のある方はぜひリクエストを挙げてみてほしいです。個人的には、なんかものすごく変わったものに登場してほしいです・・・面白そうですもん。(^^; インストールする人は大変でしょうが。


金曜日 4 17, 2009

サンフランシスコからはるか彼方の日本在住の私達にとってはそれほど嬉しいニュースではないかとは思うのですが、一応ご紹介。

  JavaOne 2009: Student and Educator Program

学生さんは、JavaOneパスを無料でゲットできます。先生も、学生を10人連れて行けば、同じく無料になります。詳細は上記のページをどうぞ。

 
***
 

JavaOneとは全然関係なく、Javaの話ですが、あの

  4244499: ZipEntry() does not convert filenames from Unicode to platform

が、JDK7でようやく直りそうです。ずいぶん長い間Top 25 Bugsで一位を独走してきましたが、ついにその座を明け渡す時が来たようです。昔からこのバグについては日本の開発者さんからだいぶ文句を聞いていました・・・どうもお待たせしました。
Core Library Teamのワークスペースにさきほどチェックインされましたので、いずれプロモーションビルドに修正が入るはずです。そうですね、カレンダーを見る限り、b57でしょう。


水曜日 4 08, 2009

JDK7の開発もかなり慌ただしく、なんだか胃が痛いことが多い今日この頃 (^^; ではありますが、日本Javaユーザグループが昨日から クロスコミュニティカンファレンス 2009 Spring の参加登録の受付を始めたことに気づいたので紹介させていただきます♪

  JJUG Cross Community Conference 2009 Spring

面白そうなセッションが多いですね〜。お時間と興味のある方、ぜひとも参加していただければと思います。

個人的に今一番興味を持っているのは、A-1のレッドハット社のセッションがどういうものになるかということです。(^^;
名前の一番最初が n で最後が p、n3pな人が喋るのかなーと思うのですが(違うのかな?)、だとすれば面白いセッションになるでしょう。C-1のScalaのセッションもきっと人気がありそうですね。だけど、RIAに興味がある方は、その時間帯は B-1のJavaFXのセッション をよろしくお願いします。;-)


木曜日 4 02, 2009

すでにご存知の方もおられるかと思いますが、今 JavaFX Coding Challenge というのをやっています。JavaFXを使ってアプリを開発し、賞金 25,000ドルをゲットしよう!というものです。

締め切りは5/29まででまだ二ヶ月近くありますし、その前にゴールデンウィークもあります。JavaFXの勉強を兼ねて何か作ってみようとお考えの方、参加してみてはいかがでしょうか。今のところ、参加の意思表示をしている方が一人おられるのは知っているのですが、日本からの参加がもし一人だけになっちゃったら何だかさびしいですね・・・他の方もぜひどうぞ。

JavaFX? どこから手をつけたものか分からないという方は、まず JavaFXの連載記事 を読んでみてください。この連載はもともとJavaFX 1.0を対象にしていたのですが、連載途中にリリースされたJavaFX 1.1(今回のChallengeの対象バージョン)にもちゃんと対応しています。
それにまた、 先月できたばかりの 日本JavaFXユーザグループ が助けになってくれるかもしれません。このユーザグループには、上記の連載記事を書いた櫻庭さんや、JavaFXの和訳を担当しているSunのエンジニアもいます。JavaFXの情報交換にはぴったりの場所です。たとえ今回のChallengeに参加する気がなくとも、もしJavaFXに興味がおありなら、ぜひとも参加していただきたいグループです。

 
追記:
そうそう、特に学生の方に参加してみていただきたいです。なにしろ「上位3名の学生開発者には1,500ドルを進呈」のおまけつきですから!


水曜日 3 25, 2009

去年は私用のため欠席したのですが、今年はJavaOneに行く予定です。といっても、まだ出張手配を済ませておらず、何となく落ち着かないんですけどね。(^^; 4月になってから航空券を購入するかどうかで燃料サーチャージが2万数千円違うので、4月になるのを待っているところなのです。

JavaOne出張を予定されている方、間違っても「JavaOneは6/2(火)だから、月曜日着の便で行こう」なんてお考えになりませんように。:-) CommunityOneは月曜から始まります。ぜひ、そちらにも参加をお願いいたします。
そういえば、日曜日にもイベント(含パーティー)があるはずなので、それまでに時差ぼけを治しておくためにも理想的には土曜日到着でしょうか。

今年は日本からどのくらいの数の方が行かれるのでしょうね。なるべく沢山の方とお話できればと思っています。


水曜日 3 04, 2009

JavaFX 1.1 についての、おそらく日本で一番詳しい技術記事を再度まとめて紹介しておきたいと思います。

連載: ついにベールを脱いだJavaFX

  第1回 JavaFXの概要と基本
  第2回 JavaFXで作る初めてのアプリケーション
  第3回 基本的な文法を理解する
  第4回 シェイプで遊ぶ
  第5回 演算子と構文
  第6回 Swingのコンポーネント
  第7回 クラスを作る
  第8回 アニメーションを用いてより魅力的に[基礎編]
  第9回 アニメーションを用いてより魅力的に[応用編]
  第10回 サウンドとムービー,そしてProduction Suite
  第11回 通信と非同期処理
  第12回 国際化
  第13回 デプロイメントとアプレット
  第14回 補遺:JavaFX Scriptマイグレーションガイド

 
前にも書いたのですが、この連載は、記事の公開前にJavaFXの開発に携わっている同僚と私がレビューさせていただいていました。そのため、公開している情報からははっきりしない点まできっちり確認しており(必要に応じて海外に居る担当エンジニアに問い合わせたりもして)、とても正確な記事になっていると思います。
# あ、レビューに対し、謝礼等はいただいていません。純粋に、内容に信頼がおけるという意味でお薦めしています。:-)

ただ、1回分の記事の長さには一応制限があり、省略せざるをえなかったことは多いと思うので、技術評論社さんと櫻庭さんには是非とも

  加筆して出版 または 加筆 プラス 次バージョンMarina用に更新して出版

していただけたら・・・と思います。ご検討ください~~~。


技術評論社の連載記事「ついにベールを脱いだJavaFX」の最終回が公開されました。
 
  第14回 補遺:JavaFX Scriptマイグレーションガイド
 

今回は補遺ということで、インタプリタ版、Preview版、1.0と先月リリースされた1.1の違いについての説明です。ここまでまとまった情報は英語でも見たことがありません・・・外部に出してないということではなく、我々開発部門の中にもおそらく存在しません。(^^;;;;;;
JavaFXはいろいろと変更点が多く、前のバージョン用に作ったプログラムが現行最新バージョンでは動かない orz みたいなことは日常茶飯事ですから(開発に携わる側の私でも嫌気がさしかけました (^^; )、1.1以前のバージョンをご存知の方にはとても参考になると思います。

執筆者の櫻庭さんは、これ以外にも連載を抱えておられて相当忙しそうでした。ひとまずお疲れ様でした!!
 

# しまった、ずっと「JavaFX 1.0」って書いてきましたけど、連載の途中で1.1が出ちゃったんですよね。タイトル変えなくちゃ。


火曜日 2 24, 2009

技術評論社の連載記事「ついにベールを脱いだJavaFX」の第13回が公開されました。
 
  第13回 デプロイメントとアプレット
 

今回もまた内容が非常に充実していて、デベロッパの皆様の貴重な情報源になることと思います。(「見れば納得!」だと思うので、これ以上細かいことを書く気にならなかったりします。(^^;; )


木曜日 2 19, 2009

技術評論社の連載記事「ついにベールを脱いだJavaFX」の第12回が公開されました。
 
  第12回 国際化
 

個人的に、是非とも使っていただきたい機能です。「自分の親しい仲間が実装した部分だから」という理由ではなく、「表示用の(日本語)テキストをプログラム中に埋め込むより、あとで他の言語でも使えるようにしたくなった時に備えて最初から国際化しておいた方がいい」と素直に思っているからです。

「絶対に日本語でしか使わない」という強い確証があるならハードコードを止めはしませんが、そうでないなら国際化を最初から考えましょう。日本語以外でプログラムが活用される可能性を最初から奪ってしまうこと、後からさんざんな手間暇かけて国際化する(これは、意外にも簡単にはいかず大手術になることがある、それどころか代償が大きすぎて諦めざるを得なくことさえある)破目に陥ること、どちらもとても残念なことですから。


月曜日 2 09, 2009

技術評論社の連載記事「ついにベールを脱いだJavaFX」の第11回が公開されました。
 
  第11回 通信と非同期処理
 

今回もとても参考になりそうな内容です。JavaFXに興味をお持ちの方には是非見ていただきたいです。


土曜日 1 24, 2009

技術評論社の連載記事「ついにベールを脱いだJavaFX」の第10回が公開されました。
 
  第10回 サウンドとムービー,そしてProduction Suite
 

すごく役立ちそうな内容ですよ~。

JavaFX & 櫻庭さんというと、1/28のJavaホットトピックセミナー(無料)がJavaFX特集なんですよね。ブログによれば、この連載のエッセンス的なものになりそうだとか。当日はきっと質問などもできるでしょうし、興味がある方はどうかご参加ください。こちらから参加申し込みできます。


木曜日 1 15, 2009

技術評論社の連載記事「ついにベールを脱いだJavaFX」の第9回が公開されました。
 
  第9回 アニメーションを用いてより魅力的に[応用編]
 

アニメーション編はこれで完結とのこと。この連載記事中には参考になりそうなコードが結構ありますから、そういうのを生かしつつ、JavaFXのプログラミングに挑戦してみてはいかがでしょうか。